クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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そんなにいないのですが、ヒラタも羽化しています。
実はヒラタ・・・取り出せる状態ではないので取り出して
いないこともそうなんですが、羽化前にご予約をいただいた関係上、
(まだお取引中なので画像等のご連絡がまだです。)
画像でご紹介するのはもう少し先になります。



依然と根強い人気があるヒラタクワガタです♪
飼育に関しても、このGW~7月にかけてが、産卵にはベストシーズンです。
いろいろな意味で、楽しめるのもヒラタのいいところかなと思います。



あとですね^^)これはボクに限ったことなのかもしれませんが、
本土ヒラタとボクが呼んでいる亜種のほうに人気が集まります。
日本産ヒラタクワガタだけでも相当数の亜種がいるワケですけど、
なぜか本土ヒラタをお求めになる方が多いです♪



確かに奥は深いなぁという印象はあります。
交換ショックでさっさと蛹化するかと思えば、低温管理が過ぎると
悲しい結果が待っていたりもします。。大型を羽化させるには
それなりの気遣いは必要だったりします♪



今年のブリードは、アマミヒラタ(与路島)と本土ヒラタ(屋久島)
の2種に限定しようと思っている国産ヒラタクワガタ。
もうそろそろ産卵セットを組もうと思っています。




久しぶりに国産ヒラタのお引き合いをいただきました。
画像も撮りましたので、詳細のご紹介を兼ねながら飼育における
違いなども書かせていただきます。

(左:屋久島 右:種子島)

そもそも本土ヒラタなので型的な違いはありません。画像ですと屋久島産の
アゴが長く見えますが、これは写し方と個体差なので違いのうちには入らないです^^)
それならなんで両方の島の個体を持っているのか?
地理的にもそんなに離れていないのになんで?と、思われる方も多いと思います。

(屋久島産)
5年・・・いやもう少し前ですか? 屋久島産も種子島産も激レアと呼ばれていた
時期があって、ボクが国産種をお世話になっているショップ様に入荷すると
頼んでおかないと手に入らないぐらいでした。入荷数が少ないのもそうでしたが
種子島産は飼育すると大きくなるので、余計拍車がかかったのですね。。

(種子島産)
近年では、発生時期がノコと比べて若干早いことが分かり、また種子島産は
現地在住の方が採集された個体が出品されたりしていますので、以前から比べると
目にする機会は増えましたが、出品点数から考えると個体数は少ないようです。

(屋久島産)
対する屋久島産ですが、こちらは現地在住の採集される方はボクは知らないので
本州からの採集家の方が採集された個体を入手することになります。
種子島同様発生時期は若干早いようで、入荷数は少ないです。屋久島産は
口永良部島噴火の影響とコロナ禍の影響で、入荷しているかも分かりません。。

そんな種子島産と屋久島産のヒラタですが、飼育においてはどうなのか?

画像の種子島 屋久島の♂サイズはそんなに変わらないんです。
でも飼育上では大きな違いがございまして♪
屋久島産はF3個体 種子島産はワイルドということをご連絡差し上げて
話を進めますと・・・



屋久島産は飼育個体でも大きなほうなんです。これを種子島産に
置き換えると、種子島産でしたら普通サイズになります。
種子島産は飼育では70に迫る個体が出てきます。



でも種子島産 野外品ですとこのサイズは少ないです。
屋久島も種子島も40台~50台が多く、屋久島産野外の60OVERはボクは
見たことがないです。ちなみになんですが、これをノコに置き換えると
逆転するんですね。。ヤクシマノコは飼育ではけっこう大型が出ますが
種子島産で60中盤あたりが出てきたら小躍りものです♪
(野外でも種子島産ノコは小さいです。数回65~という個体が出品されましたが
とんでもない価格が付いていました。)

環境が違うのか?血がそうなのか(入ってきた経路が違う)は定かでは
ありませんが、種子島と屋久島は近いし、型もそんなに変わらないのに
飼育すると明確な差が出ます。あとですね。。ノコは割と離島の個体って
入手しやすいのですが、ヒラタって個体数が多い島の個体でも入手が難しかったり
するんです。ボクがヒラタに傾倒していた頃 初めのころに入手できた
ヒラタとして思い入れがあったりします♪




ヒラタクワガタとノコギリクワガタが両方採れる離島というのは
いろいろありますが、島によってヒラタが多く採れる島と
ノコが多く採れる島というのがありまして^^)



ボクがよく行く伊豆大島などは圧倒的にノコが多かったりします。
今回 お題の種子島もどちらかというとノコが多い印象なのですが、
これは少々採集時期も関係しているようです。ここ数年 現地在住の方が
採集された個体がヤフオクに出品されるので、見る機会が多くなっていますが
それでも数は少ないようです。



昨年入手のワイルド個体です。先日のクワタで卓を埋める意味合いも
あって持って行ったけど、お値段を高くつけていたので
仲間からは売る気があるのか?とか、そんな価格じゃ誰も見てくれないよ。。
とか、散々弄られる対象になった個体です^^)
でもですよ♪ この個体・・・実はサイズが60OVERで、野外では滅多に
見られない個体なんですね^^)



確かコクワやネブトとアラカルトな内容で出品されていました。
同時期出品でノコの大型♂ペアなどもあり、そちらは大人気でしたが
そんな他出品を横目にひっそりと落札した個体です^^)

ちなみにですが、種子島産のクワガタでノコはそんなにサイズが伸びません。
67もあれば超大型となり、数も激減します。対するヒラタやネブトは
野外で得られる個体こそ大きなサイズは出てきませんが、飼育をすると
けっこうなサイズを拝むことができます。ヒラタに関していいますと
普通に瓶交換さえしていれば画像のような個体は出てきますし、
しっかり飼育していくと70OVERが出てくることがもあります。

そんな種子島産ヒラタのWF1(持ち腹産卵個体)が、羽化し始めています。
2♀の羽化は確認しているので、この個体と掛けようか?思案中です♪





実は大型を羽化させることが難しい種類として
国産ヒラタ各種は難しいと思っています。



以前 有田市のヒラタで79という数字を出したことがありますが
このヒラタは血統がモノを言っています。他のヒラタと比べると
幼虫期間もそうですが、各ステージに分けて考えても違いを
感じたものでした。



何が難しいかと言いますと、交換ショックで簡単に蛹化してしまう
ところなんです。。期待できる数値の幼虫に大事を取って交換すると
そのまま蛹室を作ってしまうことが多く、普通サイズで羽化してくることが
多いんですね。。



ヒラタもご多分に漏れず、いかに幼虫期間を引っ張れるかが
カギとなるのですが、この時期の気温上昇なども敏感に察知するので
どう対処していいか迷うところです。

ちなみにノコでよく使う技として、最後の蛹化用をマットの固詰めに
入れて、低温で管理というのがあまり効果が出ないのも
ヒラタの悩みどころなんですね。。飼育レコードも長い期間更新されていない
国産ヒラタ各亜種。幼虫が大きいだけにここは大事な場面です♪




ビークワ15号・・・2005年発行です。
もう16年前になるのですね。。。まぁそれはさておき
その15号の表紙に『いぶし銀』と表示されていて
いかにもっ!と、大きく頷いたものでした。
それ以前に雑誌クワタでも国産ヒラタの記事があり、
当時、亜種って?ぐらいのころ、この2冊で知識を蓄えていきました^^)
まぁそれくらい前から国産ヒラタには憧れに近いものを
持っていたわけなんですが、時は流れてあれこれ飼育して
ウチでは希少種に分類されます♪
画像のヒラタは種子島産。しかもワイルドです!
意外となくなってしまい、この子の子孫は♂♀各2頭の2ペアが
幼虫でいるのみとなっています。



飼育自体はノコとほとんど同じで、マットの固詰めで産みます。
幼虫はマットでも菌糸でもいけますし、サイズを気にしなければ
幼虫期間はそんなに長くないので、割と気軽に楽しめると思います。
あと羽化後の休眠期間が短いのも嬉しいところですね^^)

所謂 本土ヒラタの中でも大きくなる産地とそうでない産地が存在しまして
ボクが住む地域では、希少だし大きくなりません。
画像の種子島産は飼育すると大きくなりますよ♪
70がそんなに気にしていなくても羽化してきます。
あと現地在住の方が採集され、出品されているので確かなラベルの個体が
入手できます。時期になるとけっこうな数が出品されていますし、
店頭でも多数並びます。ご当地モノのヒラタを飼育するのも
よろしいかもしれませんね?^^)








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