クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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さて、続編です。産卵セットの前にペアリングを
してもらわないといけません^^)
♂♀が同時期に起きてくれればそんなに問題なく交尾はしてくれますが
どちらかがまだな場合、少々観察が必要となります。どちらかというと
交尾欲は旺盛なので、コトは早めに済むのですが^^)そうでないときは
♀は逃げるし、♂は♀に興味を示しません。そのような場合は仕切り直します。
あとゼリーの減り具合は一つの目安になるので、よく見ておくと
良いと思います。問題は交尾後、メイトガードをしているうちはいいのですが
♂と♀が離れてから♀が徘徊し出したりすると、♂が興奮して♀を攻撃することが
あります。狭いケースに長時間入れたり(それでもノコより短いですが)、
温度の急激な変化やケース内の蒸れでも同様のことが観察できています。



無事 交尾を確認でき、産卵セットを組むところまできました^^)
ボクはペアリング中に産卵セットを組むことが多いです。
産卵セットは外で組むので、組んでから数日~1週間ほど
室内に置いて、産卵セット内の温度を室内温度と同程度になるように
しておきます。国産ミヤマの産卵セットを組む時期は気温がかなり上がって
いるので、これはかなり効果的です♪



産卵セットの内容ですが、ケースは中か大を使用し、マットはカブトマット+
Nマットの配合で産ませています。マットについてはミヤマが産むマットなら
なんでもいいと思っていますが、ボクは他の種類のエサや産卵セットも
考慮に入れる(汎用性を重視)のでそうしています。



産卵セットの組み方ですが、国産ミヤマの場合は底5センチ~10センチ
ぐらいまで固く詰めて、徐々に詰め方を緩くしています。だいたい3~4段階
詰め方を変えて完成させます。深さは必要なのでケースの口までマットを
入れています。材やミズゴケなどは入れませんが、これはお好みで構わない
と思います^^)



交尾済みの♀は温度とマットが適切であれば、30分もたたずに潜ってくれます。
そのまま潜りっぱなしの個体もいれば、何度も上に上がっては潜る個体もいます。
ただ温度が適切でないと、上がってきて上で暴れ、そのまま★。。。なんて
個体もいますから、定期的に様子を観察してもいいと思います。
ボクはほとんど卵で取り出さないので、このまま2ヶ月半~4ヶ月ほど
放置します。今年は猛暑ということもあって、一時的に室温が急激に上がったのか?
産んではくれましたが、爆産という種類は6月までに産卵セットを組んだ種類に
偏ってしまいました。逆にイズミヤマはボクが産卵セットを組む後半に組んだので
ある程度の数を獲得することができました。さてさて、長くなっています。
割り出しと幼虫飼育は次回となります(^^♪






最近 イズミヤマの出品させていただいているのが起因しているのか?
具体的にイズミヤマの飼育についてお問い合わせがございますので
書かせていただこうと思います。以前 書かせていただいた内容と
異なる部分もございますが、ソコはワタクシも進化しているという(?)
ことでご了承いただければありがたく存じます^^)
イズミヤマと本州・九州・北海道産のミヤマの飼育に大きな差異はございません。
併せて書かせていただきます。



お問い合わせのございました、最近飼育個体を入手された方に
合わせて書かせていただきますが、ご自分で羽化させた個体も同様です。
ご一緒にお楽しみいただければと思います。
まず、今年羽化の飼育個体は現在 休眠中です。乾燥に気を付けて
20℃以下の場所に置いてくだされば、そのまま寝てくれます。
定期的に乾燥や体液の放出などを確認していただければより安心です。
ボクは100均のタッパーに穴を2ヶ所空けてキッチンペーパーで管理して
いますが、成虫管理用マットとミズゴケなどで管理されている方も
いらっしゃいますので、ご自分に合った管理方法で構わないと思います。
ミヤマは全般的に体内時計がしっかりしているのか?ある程度 温度が
上がっても寝ていますが、ミヤマにとっての高温は生体に負担をかけることに
変わりはないので、適温で管理されたほうがよろしいかと存じます。



翌年の4月ぐらいから(その年の気温によって変動いたします。)起き出します。
キッチンペーパーをボロボロにするなど判り易い個体もいますが、あまり
変化がない個体もいます。♀は活動し出すとタッパーやプリンカップのフタを
こじ開けたり、穴を空けて脱走しようとするので分かりやすいけど、♂はいつまでも
寝ていたりします。分かりづらい時は成虫を飼育するケースに移して様子を
見てみます。このときひとつのケースに仕切りを入れて♂♀同じケースで管理すると
起き出している個体に促されるように、寝ている個体が起き出すことはあります^^)



先ほど4月ぐらいから起き出すと書かせていただきましたが、そのような観察例が
あったからで、目安としては本州・九州産のミヤマは6月ぐらいから、イズミヤマは
6月下旬~7月辺りが起き出す目安となります。北海道産は関東など産地より高い温度
の地域で飼育すると早めに起き出すことが多いです。産地の発生時期を調べておくと
それもひとつの目安となります。



さて、起き出してゼリーを舐めだしてくれました。本州・九州・北海道産
(以下本土ミヤマ)の個体はけっこう食欲旺盛です。しっかり完食してくれるので
ペアリングのタイミングが掴みやすいです。ノコのようにある程度の期間を
置かなくてもペアリングが可能な個体が多いので、その辺りは肩の力を抜いて
見ていられると思います。対してイズミヤマは舐めたり舐めなかったりという個体
が過去 何頭かいましたので、しっかり確認したほうがよろしいかと思います。
因みに♀への攻撃ですが、無いわけではありません。メイトガードはしますので
メイトガードから♀が離れたら♂♀を別にしたほうが事故は少なくなります。
♀への攻撃については環境悪化(温度が高くなる ♀がケース内を徘徊して興奮する)
など、何らかの原因がありますので、交尾後は別にしたほうがよろしいかと思います。

さて、長くなってしまったので産卵セットなどは後日書かせていただきます(^^♪






画像の順で見ていくとテトラオドンとケルブスが
今年最初の羽化なんですね?テトラオドンは大手町で、
ヨーロッパミヤマも完売なので、手許にいるのは
来年ブリード用のテトラオドンのみなのですが、9月の下旬辺りから
ちらほら外産ミヤマの♂が羽化しています。



メアレー。



ラエトゥス。



ルニフェル。



ケルブスとユダイクス。この2種は販売済みです。



タイワンミヤマ。このあとヴェムケンとランミヤマが羽化予定
(蛹がいます。)あとですね、小さく羽化させてしまったので
画像を撮っていないのですが、ゲアンミヤマが2ペアほど羽化しています。



今年はかなりの数を飼育しているエラフスミヤマの雄姿を♡
一昨年から昨年にかけて種類を絞ったこともあり、羽化してくる種類は
少ないけど、数は相当数(販売可能な数)羽化予定です。
国産と併せてもバラエティに富みませんが、飼育した全種 なんとか
新成虫を拝めそうです♡





クワタでの戦利品(^^♪ デンティクルスゲンシミヤマの
交尾済み♀を連れて帰ってきました♪



ちょいピンボケで申し訳ありません。。
実は実物を見たのは初めてです。



けっこう赤いです。幼虫も入手しましたが、そのときも
親は赤いとのコトでした。



昨日組んだセットに入れてみます。



けっこう徘徊しますね。。。
セット内容は購入時に聞いているので、まぁモンダイないかと
思います。ちょっと捻りは効かせています^^)



昨年の12月羽化です。けっこうしっかり寝てくれるのですね?
購入元は旧知の仲でもあるあわゆき氏。しかし・・・
この方はボクより随分先に行きます(^^♪



数時間後 覗いて見ようと思います♪




ミヤマの飼育は他の種と異なる部分があり、少々気難しい印象と
『低温』というワードが大きな壁に感じる方も多いかと思います。
マットもコクワ ヒラタ ノコとは違う銘柄を使用することからも
同様の印象を持ってしまうかもしれません。。



とりわけミヤマの中でもフォーチュン系 ヒメミヤマの仲間は
産卵もそうですが、幼虫飼育においても未解明な部分が多く、
大きな個体を羽化させるのは至難の業とされています。
事実 書いているボクも納得できるような個体を羽化させたのは
数頭で、羽化してくれてありがとう^^)という感じです。
まだまだヒメミヤマ系飼育の初心者のボクが書くのはおこがましいのですが
お付き合いいただければ幸いです。



まず産卵セットですが、それほど低温維持が必要という訳ではなさそうです。
時期的には温度が上がる5月~がワイルドも入荷してくるし、ブリード個体も
起き出すので、温度管理は必須となります。ですが、10℃台前半など極端な
低温維持は必要ないと考えています。セット内容は中もしくは大ケースを
使用、マットはNマットをベースに少々無添加のカブトマットを加えます。
マット以外ではミズゴケや産卵木の割りカスも入れます。大事なのは詰め方で
固くは詰めないが中の坑道が崩れないぐらいという、なんとも微妙な言い回し
の詰め方です。ミズゴケは♀の脚に絡まない程度に短くして入れます。



さて、産卵セットを組んで♀を投入しました。♀が潜ってくれました。
で、ここからなんですがボクはあまり卵で取り出さないんですね。。
なので、結果が出るのは早くて3ヶ月~となるわけなんです。
ただ、途中で♀が上がってくることはあるので産卵セットの状態は
確認します。大きなケースで産卵させると潜りっぱなしになってくれるので
それを産卵していると判断しています。ヒメミヤマ系の飼育をされている方の
ブログ等も良く拝見させていただくのですが、産卵自体は他ミヤマと同様な
ようですね^^)



先ほど卵で出さないと書かせていただきました。そうなるとどこで
判断するのか?なのですが、産んでいますとケース側面や底面に幼虫が
見えてきます。こぉなるとかなりの数を産んでいると期待が高まります。
今年は猛暑のせいで、室温が思うように安定しなかったのか?ケース側面に
見えている幼虫だけ。。。というケースもあったので、少し自嘲気味に構えます。
ここで他種のミヤマは割り出してしまうのですが、ヒメミヤマ系は我慢します。
ボクの友人に『ガマンの子』というキャッチフレーズを持つ友人がいるのですが
ヒメミヤマ系は初令で割り出すより2令後期~3令初期で割り出したほうが
その後の生育が明らかにいいとアドバイスをしてくれて、実感もしているので
その友人に倣って、そのまま放置保管します。時期によってはコバエの温床とも
なりえますから、その場合は割り出して産卵セットに使用したマットのいい部分と
新しいNマットを加えて保管します。事実 そうしたほうが幼虫も落ちないので
最近は販売以外では多頭飼育を試みています。

・・・かなり長くなりました。。パート2 書きますので、よろしくお願いいたします。





material by:=ポカポカ色=