クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ヨーロッパミヤマと言えば真っ先に思い浮かぶのが
ユダイクス アクベシアヌス ケルブスなのではないでしょうか?
今回はその中でケルブスのお話をさせていただこうと思います。



ヨーロッパミヤマグループはけっこう種類がいて、趣味目線で大きく分けると
テトラオドンのような小さい系と先の3種のようなスーパーカー系に分かれます。



小さい系は画像のみとさせていただきまして、そのケルブスなのですが、
これまた趣味目線では、アゴが太く赤いのが特徴です。ヨーロッパミヤマ系は
湾曲というより角度が付いて曲がっていくという印象がありまして、ケルブスは
顕著だなぁと勝手に思っています。サイズ的にはあまり流通しない亜種を除いて
人気な3種の中ではサイズは伸びませんが(最近90ミリUPが出品されました。)、
太さや迫力と言った点では引けを取らないと思っています。



そのケルブス、飼育面ではどうなのか?を、書かせていただきますと
意外と温度耐性が強いです。大型を目指すにはそれなりの温度で飼育する
必要はありますが、まずは羽化させることが先決という場合は、ミヤマに
適する温度より上がってもなんとかいけたりします^^)



容器サイズは大きいに越したことはありませんが、1400でもいいサイズは
出ます。70後半~は2300以上は必要ですが、♂でも羽化させることが目的なら
充分持っていけます。期間的にどうなの?ですが、やはり大型は2年 ♀や小型の
♂でしたら1年です。ただ画像のような♂にはならないです。



交換回数は2年で3回~5回。ミヤマの場合 マットの劣化具合で交換することも
あるので、これくらいの差が出てしまいます。1年だと1回か2回です。
一つ難点を挙げるとすると、温度耐性が強いという事はその状況に応じて
変態してしまうので、♀は1年 ♂はまだ・・・みたいなことは起こります。



現在の流通から考えますと、単品取引も多いので、それほど心配することは
ありません。価格的にもこなれていますから特別な個体を除けば、入手は
比較的容易です。



産卵についても♂♀の起き出しズレが極端でない限りはそれほど
心配に及びません。卵で取り出しても孵化率は高いから中ケースぐらいで
割り出し⇒再セットなんてことも可能かと思います。☚ボクはあまりやらないので
曖昧な表現です。。



産卵数はそれなりの数 採れてしまうので個人でお楽しみになる場合は
調整もできますしね^^)初心者向けとまでは言いませんが、ミヤマの
飼育を始めるには手を伸ばしやすい種類だと思います。あとね、
カッコいいです♡




唐突にユダイクスの♀です!人工蛹室の個体が羽化しました^^)
マットに白い小さな虫(種の特定できず)がたくさん湧いていたので
避難させました。この虫は羽化後間もない成虫を啄むので注意が必要です。。



きれいに羽化してくれました。羽化シーンを画像にしたかったのですが
人工蛹室の窪んだ部分から出て後翅を伸ばしていたので触れませんでした。



お次・・・黒島産ミヤマの蛹です。黒島産ミヤマは3令で幼虫が嫁いだので
残りはそれほど残っていませんでした。たしか1ペアか2ペアは成虫ペアで販売、
5頭ほど残った幼虫は1♂2♀はブリードに、2頭ほど幼虫のまま2年目を迎え、
そのうちの1頭が画像の個体です。たしかペアになるはずです♪



最後はエラフス。♂が羽化しました。ちょっと取り出しが早すぎました。
実は♀も羽化していて、いい具合に羽化日にバラツキがないペアができます(^^♪



バラツキと言えば、左右のアゴのバランスが画像ではずれそうに見えていますが
それほどにはならなそうです。



他画像にしていませんがヘルマンの♀が複数羽化していたり、ケルブス♀
ケルブス♂がサイズ違いで羽化しています。この辺りは追ってご紹介
させていただきます。だんだん羽化してくる種類がノコからミヤマへと
移行してきました。この前の記事と重複する部分はお許しください(^^♪





少しづつ産卵セットも割って、出品もちらほらしているミヤマクワガタ。
待望の羽化が始まり出しました。今回はまだ画像も揃っていないのですが
とりあえずのご報告です。



ヘルマンの♀が羽化しています。これ・・・どうなっちゃうんだろう?
確かそんなに頭数が採れていなかった気がするんですけどね^^)



ウチでは割とヨーロッパミヤマ勢の羽化からが定説で、しかも同時期に
一斉に羽化してくることが多いので一気に盛り上がりを見せます^^)
今年もケルブス ユダイクスが羽化し始めています。
ケルブスについてはちょっと書きたいことがあるので、別記事にて
詳しく(^^♪



あとはエラフスも全頭といっていいほど蛹化しています。
早々と♂が羽化しているので、コチラも別記事にて♪

今年は2年目を迎えている個体も少なくないので、ミヤマはバラエティに
富みそうです♡ 






今年のミヤマ飼育は種類こそ増やしていませんが、産卵に関しては
一段落した感があります。



種類も増やしていないワケではなく、パンミヤマ チェンミヤマ
デンティクルスゲンシミヤマが増えているから、あくまでも今年は
ということになりますが^^)



産卵セットの割り出しも進んできて、これからの飼育準備も徐々に
整ってきました。お次は羽化・・・・収穫の時期が始まっています。



レア産地のケルブスや・・・



羽化待ちのエラフス・・・



2年を得て羽化してくれたケルブスも(^^♪



楽しみにしているのはタテイタ系で、今年はいろいろ羽化してくる
予定です。すでにヘルマンの♀は羽化しているし、♂も蛹化しています。
サイズ云々は別にして、完品で羽化してくるのを臨みます♪



既に出品もさせていただいているテトラオドンミヤマ。
テトラオドンは当ブログで紹介させていただいた個体で全部になります。



画像にしていなくて、これから羽化してくるかも?的な種類ですが、
黒島産ミヤマは1ペア蛹化しているので何事もなければペアで羽化予定です。
あと、ユダイクスは蛹化しています。ロンドもたぶん羽化してくるハズで
(交換タイミングを逃しました。。)ヴェムケンも個体によっては羽化して
くるかもしれません。あと、ほとんどの個体が羽化してきたのに1頭だけ
残った種類もいるので、えっ?と思うような種類がお目見えするかも
しれませんからそれはそれで楽しみの一つです。



まぁ・・・暑いので小難しい話は抜きでとも思うのですが、
最近 忘れっぽい(しかも思い出せない。。)ので、書いてみたい
と思います。



メアレーのと云うより、5月に組んだセットと書いたほうが適切なのかも
しれませんが、5月に組んだセットは尽く惨敗傾向なんです。。この頃って
まだ産卵セットを組み始めたころなので、それほど冒険もしていないから
セット内容に問題はなさそうなんです。あとは温度と個体の状態なんですけど
温度はね、いくら通年よりとかだとしても今みたいにはなっていないので、
あまり問題はなさそうなんですね。。



種類変わってケルブス。実は羽化してから3ヶ月ほどして♂も♀も動きだし、
ワインセラーに入れたりして活動しないよう促していました。それでも
動いていたので半ば諦めムードにもなっていたんですが、4月に入って
ペアリングさせたらなんか上手く合体してくれたので、そのまま産卵セットへ。
ボクは4月の後半に組んだと勘違いしていましたが、GW前半のセットでした。



ケルベスも産みはしましたが、いつもの爆産とはなっていないし、♀がご存命です。
卵での割り出しがあったから、産むまでに時間を要したと判断できます。
今年の5月は雨が多かったから少し、産めない(産まない)要素があったのかも
しれませんね。。



メアレーに話を戻します。メアレーの場合は未交尾が疑われます。
ペアリングに使用した♂がまだご存命(ボロボロですが)なのも
そうですが、合体場面を確認していないので、ひょっとしたら感があります。。
ミヤマは後食開始後 すぐのペアリングが可能な種類は多いけど、もしかしたら
メアレーは違うのかもしれません。ヴェムケンも比較的♂♀の同居期間は長いから
メアレーもそうなのかもしれませんね^^)



6月に入ると他のミヤマもペアリングが可能になり、メアレー以外にも
目が行くようになります。6月のセットは爆産しているセットもあるので
未交尾で正しそうです。ただ、6月セットの8月割出は早いよなー。。。
今回は休みが長かったこともあり、1セットに時間を費やすことができたのも
ありますが、他セットはもう少し割り出しを待とうと思います。



ケルブスは販売に適さない個体を残したのみでしたが、メアレーは♀が残ったので
今年はけっこうな数の産卵セットを組みました。現在4セットを割り出して、
総数では充分過ぎるほどの幼虫がいます。もちろん販売もさせていただきますし、
自分用の飼育個体もそれなりに残すつもりです。ただここの処 ミヤマの産卵で
落ち込むほどの結果はなかったので、今一度初心に戻る必要もありそうです。。







material by:=ポカポカ色=