クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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中通島ミヤマの♂画像を友人が飛ばしてくれたので
ご紹介♪
ケイセツにまでイエローバンドが載った良個体です。
耳状突起が張り出さない分、アゴが長く見えるのかな?と
思っていましたがアゴ自体が長いですね^^)あと前胸が
中に引っ込まないので全体的に違った印象を受けます。



で、こちらがボクが納めた画像です。
実はスマホで撮った画像を当ブログに載せるのは初めてです。
この個体は基本型とフジ型の中間のような型なのも興味深いですね^^)

ところで話は変わりますが、先ほどの記事で欲しい離島ミヤマがあると
書きましたが、そのうちの隠岐の島産、無事落札出来ました♪

今期は北海道産の飼育品をトリオで落としただけなので
ちょっとワクワクしています。



話を個体に戻しましょう^^)
こちらの画像は中甑島産。ボクから幼虫をご購入下さった方から
成虫をボクが買い戻した個体です。産地が離島とはいえ亜種ではないので
いろいろな型が出るのは致し方ないのですが、型の違いが出るのは
飼育者としては嬉しいことです。
淡路島産も近々大型の個体が羽化してきます。そちらとの比較も
面白いかもしれませんね^^)
国産ミヤマは大型が話題になることが多いけど、島モノミヤマも
いろいろと見るところがあり興味が尽きません♪





本日、友人が伊豆諸島から戻りました。
事前に連絡を受けていたので、受け取りに行ってきました。


イズミヤマ 新島産 ワイルドです!!



林道の側溝を歩いていたところをゲットしたそうです。
実は♂はすでに虫の息なのですが持ち帰るまでは何とか持ちこたえ
現在 保冷剤の上でゼリーを舐めてもらっています。



なんと言ってもですね♪ ♀も一緒に歩いていたそうで^^)
しかも♀は元気なんですね♥♥

先ほど事前に連絡を受けていたと書きましたが、その時点で
産卵セットは組んでおきました^^)
♀はすでに産卵セットに入っています。

側溝を歩いていたということはすでに産卵を済ませている可能性が
高いのですが、一桁でもいいから産んで欲しいと願うばかりです。
昨年の利島のワイルドといい、(実は同じ人からです。)
今年の新島といい♪ イズミヤマ♥絶好調です。

ちなみにですね^^)ノコも持ってきてくれています。
ミヤケノコは今年 この新島と式根島がいるので明日にでも
産卵セットを組みます。そのときにご紹介させていただきます。
取り急ぎイズミヤマを先にご紹介させていただきました。









昨日の深夜、帰る前にムシベヤを何気に覗いて
何か気になるなと思い、見てみたところ
埋没している容器がある。。。
慌てて開けてみるとアクベスの♂の蛹が埋まっているではありませんか!!


で、かなりどんよりしていたけどなんとか踏ん張って
人工蛹室を作って見ていただいているのがこの画像です^^)



この個体はサイズこそ期待できませんがアクベスとしては
横に出た個体になりそうです。



しかし・・・神秘的ですね。。
ミヤマの蛹はノコと比べると造形的に3Ðではないですか?
ヨーロッパミヤマはそこに拍車をかけたような造形です。
でも・・・これで少しタイムテーブル的なことが実感として
把握できたし、容器の容量やマットの配合なども理解してきました。
いよいよ待望の♂の羽化が始まります。




イズミヤマとミヤマは国内で唯一2亜種に分けられています。
イズミヤマは伊豆諸島特産亜種で頭部の発達が悪い 腹部がやや大きい
フジ型のみなどの特徴があります。



実物を見比べるとその違いが顕著に出るので飼育していて
面白いのですが^^)飼育の違いがいくつか見受けられたので
ご報告 差し上げます♪



まず新成虫の起きだしですが、ミヤマは起きだすと
動き出すのが早く後食をさせないとと、焦ったりするのですが
イズミヤマは動き出してもボンヤリしている個体が多いです。
成虫管理用のケースに移動してから潜っている時期もあるので
起きだしは少し様子を見る必要があります。
成虫管理用のケースに移してからの観察はコマメにしておいた
ほうが事故は少ないです。



で、後食を開始した後はペアリングとなります。
後食に関してはミヤマはかなりの大食漢ですが、イズミヤマは
そうでもありません。ペアリングに関して
ミヤマの場合はあんまり長く同居させると♀殺しなどの
事故が起きますが、イズミヤマの場合はそんなに事故が
起こった経験がありません。昨年は忙しい時期と重なりましたので
2週間ほど一緒にしておいたけど大丈夫でした。
あとですね^^)国産ミヤマは外産と比べて交尾後も管理次第では
長寿ですから(あくまでもミヤマの仲間の中で、です♪)
ちょっと期間を置いても複数♀との交尾が可能です。外産でも
交尾後長く生存している種類もいますが、ミヤマ イズミヤマは
少し余裕があります。



産卵セットのセット内容は同じです。ケース容量は
小から大まで様々です。ちなみに小でも産むときは産みますよ♪



幼虫飼育に関しても同様にしていましたけど、どうも
イズミヤマのほうが低添加寄りにしといたほうがいいみたいなので
次回試してみようと思っています。イズミヤマのほうが早く羽化してくる
(1年1化が多い)と仰る方もいまして、確かにそのような個体が多いけど
2年になる個体もいるのでその限りではないかもしれませんね^^)
幼虫の大きさや体重は明らかにイズミヤマのほうが小さいです。



あと飼育温度はイズミヤマのほうが許容範囲が大きいような
感触がありました。どうしても室内で温度のバラツキが出るのは
致し方ないけどイズミヤマはミヤマを置いてある場所の中でも
比較的温度が高いところでも大丈夫です。



似ているようでちょっと違うミヤマとイズミヤマの飼育。
イズミヤマはミヤマを本格的に飼育してからいつもいる種類でも
あるので今後も継続していきたいと思います。




昨日と同じような画像ですが産地が違います。
本日は淡路島産です♪



北鎌倉や宮崎と同じサイズの容器で同じ配合のマット
同じような場所で飼育しているけど大きくなりませんね。。
ただ先日の北鎌倉産と見比べると表情が違います。



耳状突起の幅もそうですが前胸の形状も違うような気がします。
角度の浅い台形とほぼ四角形の前胸の個体が存在するのは
昨年羽化させた辺りから気が付いてたんですが
四角形のほうがずんぐりにも見えますが、上翅に流れるラインは
まっすぐに近くなるのでゴツゴツ感が薄れます。
このラインの違いが表情が違って見えるのかな?と、思います。
ちなみに地域差ではないと思いますので淡路島特有という
訳ではありません。他産地でも見られます。
この個体 残念ながらミヤマあるあるの上翅の先っぽが少し開いています。
これ・・・なんか対策が打てないか思案中です。
さすがにここまで上翅が固まっているともうこのままです。
淡路島産のミヤマは一年一化で羽化しましたが2年まで引っ張れると
どうなるんだろう?昨年は野外品の70オーバーが多数採れた
大当たりの年でしたが、飼育してみるとその凄さが理解できます。
明らかに高栄養下の中で飼育しているわけですから、一年とは言え
もう少し幅やサイズに大きな影響が出てもおかしくないハズなのに
そのようにならないのが産地モノ飼育の面白いところでもあります。



昨年同時期に採卵した宮崎産(こちら累代も進んでいます)の♂は
ほぼ2年目に突入(しかも幼虫はまだ青いです。)するのに対し
同環境で飼育していても、イズミヤマとミヤマの
違いぐらい違うので島モノミヤマの飼育も面白いは面白いなー♪
と、この個体を見ながら思った次第でございます^^)


material by:=ポカポカ色=