クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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本土系に続く第2弾!

〇成虫の入手

トカラノコはブリードモノのみ。
ワイルドはアマミノコ トクノシマノコ クメジマノコ
イヘヤノコ オキノエラブノコ オキナワノコ
6月中旬ぐらいより店頭に並びます。

産地による型の違いあり。

産地のレア度(流通が少ない産地)

臥蛇 口之島 諏訪之瀬島 与路島 請島
(加計呂麻島も最近見ないです。)



〇産卵

基本的には本土ノコと変わらない。
多産。ペアリングはメイトガードが目安。

〇幼虫飼育

菌糸飼育が有効に感じる。
底面積が必要。
アマミノコの幼虫は大型になる。
※アマミノコ(大型)で800⇒1400⇒1400(⇒1400)が目安。

〇前蛹・蛹

本土ノコに準じます。



〇新成虫の休眠期間

種類 羽化時期 個体差で休眠期間の変動アリ。
早い個体だと2ヶ月で活動を開始。
特にトカラはバラツキが激しい。
休眠期間の理想は6ヶ月~

休眠期間が短い個体は産卵セットを組んでも
産卵数が少ない傾向アリ。(個人の経験による。)

新成虫は20℃を切ってくると休眠体制になりやすいが
その限りではない。


〇その他

全般的には本土系ノコ亜種に比べて安価傾向です。
ワイルドの入荷はその年年で変動があります。
トカラノコに関しては産地による型違い 色の発色等
島々で個性が出ます。
アマミノコも産地によってトカラノコほどでは
ないですが、違いは出ます。
これが分かるようになると嵌ってしまいます。
イヘヤ クメジマはワイルドもブリードモノも
見なくなっています。お探しの方は見つけた時点での
購入をオススメいたします。
時期になるといつも出ているようで出ていないのが
アマミ系ノコ。今年はワイルドラッシュがありましたが
アマミノコは奄美大島の3産地ほど、オキノエラブノコ
クメジマノコの入荷は未確認。イヘヤノコは少量確認で
トクノシマノコも入荷はしていました。
ブリードモノで見てもトカラノコは悪石が中心で
中之島 口之島 諏訪之瀬島は少量。臥蛇は微量の流通でした。
(個人の確認です。)

国産種はノコに限らず、探している種類 産地が置いてあったら
即買いぐらいの気持ちでいないと中々入手が難しいという
のが悲しいトコロです。。







〇成虫の入手。

亜種は以前より流通しています。
今、お求めやすいのはクロシマ。

本土ノコの産地別では、壱岐 北海道 種子島
伊豆大島などは今年出ていました。
本州各産地はヤフオク等で出ています。
離島モノは丹念に探す必要があります。

〇成虫の休眠期間(羽化後~)

2ヶ月~半年
アマミ系よりしっかり寝ます。

 

〇産卵

ケース・・・小もしくは中
マット・・・添加の浅いほうがいいかも。
      産むときはなんでも産んじゃいます。
産卵木・・・入れても入れなくてもヨシ。
温度・・・高め(が、産みがいいと思いますが。。)

※多産です。



〇幼虫飼育

菌糸でもマットでもヨシ。
幼虫期間は8ヶ月~
温度は低めでじっくり(2令高め⇒3令から徐々に低く)
容量・・・♂ 800⇒1400(⇒1400)
     ♀ 500⇒500(800)

※3令後期で暴れるが、蛹室を作る場所を探しているカンジ。

〇前蛹・蛹
期間・・・幼虫サイズで変動するが
     前蛹 1ヶ月 蛹1ヶ月が目安。
温度・・・低めが望ましい。

※蛹室を作るのはヘタ。



〇その他

ワイルドの流通は6月中旬~
採集禁止地域あり。(硫黄島 黒島など)
地域によって型の違いあり。
販売価格にバラツキあり。
赤色の発色が強い個体あり。

と、まぁこんなとこでしょうか?

国産ノコ全般に言えることですが
ワイルドが多数流通したから翌年ブリードモノが
流通するか?は、必ずというワケではありません。
ワイルドとブリードモノの相関性は薄い印象です。

飼育という観点からはかなり面白いと思いますので
機会がありましたらチャレンジしてみてください。
一緒に楽しみましょう^^)





トカラノコの最レア産地 臥蛇島。



もしかしたらトカラの産地の中で
一番アマミノコの面影がない産地なのかもしれない。

みなさんもご存じの通り、トカラノコはアマミノコの亜種です。
トカラノコを大きく孵すとアマミノコの面影が出てきて
それはそれでカッコイイのですが、アマミノコの面影が出にくい
産地・・・それの最たる産地かな?と、思うワケなんです。



黒化型も出ます。黒化型は色が濃くなった個体と
比べると色の出方が違うのは臥蛇島産も同様です。



臥蛇という産地は、飼育例も少ないので他の産地のトカラノコと
比べたりできないこともミステリアスな部分に一役買っています。



今回の飼育では全頭マットで飼育しました。
そこに加えてあまりお世話をしていないので全頭
中歯寄りの中大歯で孵っています。



この子だけ別系統。臥蛇島産は2系統持っています。
この子の兄弟は幼虫購入で4頭いて2♂2♀
ただ♂が1頭羽パカなんです。。。



この2頭の♂、2系統で累代予定です。
臥蛇島産は、出るときとそうでないときがあるので
(出ても少ないですが。。)
大切に累代していきたいと思っています。





国産ノコの亜種の中では光沢(艶)の強い種が
存在します。



ミシマイオウノコ。
(画像は全部自分用の小さい個体)



クチノエラブノコ。
(噴火前の個体です。)



クロシマノコ。
(ボクの飼育個体ではありません。)



ハチジョウノコ。
(種親です。)

どの亜種も魅力的な光沢です。
赤味の強い個体に艶がでるのもそうですが
ハチジョウノコのような黒に光沢もナカナカ魅力的です。

南西諸島系にも艶の強い個体は存在します。
こちらはまた今度紹介させていただきますが
どの個体も羽化直後の色づいてきたときの光沢が素晴らしく
飼育してきてよかったなー♥と、思える瞬間です。
ハチジョウノコは今期初飼育なので今から期待が
高まっています♪




中歯な型で際たるノコはオキノコだと思います。
大きくなるし(難しいですが・・・)、色もキレイ♪

ウチにいるのはヤエノコとオキノエラブ。



やはり国産ノコといえば、水牛なのでしょうか?
マニアックな印象もしくは、ある程度の種を飼育されてきた方が
触手を伸ばすとでもいうのでしょうか?もちろんこの型が
好みという方もいらっしゃいます。



ボクは以前、ヤエノコを大きくすることができなくて
最近になってやっと満足のいく大きさに羽化させることが
できました。どちらかというと飼育の概念を変えてくれた
クワでもあります。



オキノエラブには根気が必要な気がします。
ボクのところでは幼虫期間が長いです。
この他に中歯な型は、先のオキノコ クメジマ イヘヤなど。
ハチジョウも入るのか?という感じです。

 

個人的には今持っている2種を継続していこうと
思っています。



material by:=ポカポカ色=