クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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いやタイトルを『罠』にしようか迷ったんですが。。



この子だけ特別と言いますか、産地が違うのですね♪



内容とは関係ありませんが、バックは外国人用のグルメ冊子です。
伊豆諸島や小笠原といった東京都に属する島のレストランやカフェが
連なっています。これ、必見ですよ♪

ところで画像の個体、何が特別なのかと言いますと・・・



ここに入っていたのです!!
魅惑のミヤマポイントに仕掛けたトラップのうちのひとつ。
画像では分かりにくいのですが、小さなブラックライトを点けていて
底にゼリーを入れてあります。初めはバナトラの潰したものを
入れようか迷ったのですが、持ち運びの際に匂いがキツイので
ゼリーにしました。ゼリーでおびき寄せるというよりブラックライトに
飛んでくることを想定しています。



ちなみにこのミヤマ♂はトラップ付近の下についていましたし♪



こんなカンジになります。この画像は他の人のトラップ。
ボクらよりかなり下のところについていました。
ところでこの画像があるということは皆さまお察しの通り、
夜・・・確認に行っています。そのときの状態はブラックライトが
点いていなかった(!)んですね。。
風と雨で接触部分がやられちゃったようで
急遽白色ライトに切り替えたんです。
(ボクらが使用したブラックライトは両方付いているタイプのものを
使用しました。)2つのうち、ひとつはブラックライトはそのままに。
で、画像のほうは白色ライトに切り替えて、見事白色ライトのほうに
入っていたワケです^^)

ここにはいっていたのが・・・


この個体なんですね❤ サイズは63.9でした。
ちょうどいま出品している個体の中間サイズです。



おっ!完品かと思いきや上翅に凹みがありますね。。。
一番初めの画像だとズングリムックリしている印象を持ちますが
実物はスリムです。けっこう赤い個体です。



伊豆大島産はたまにですが真っ赤な個体が入ることがあります。
この個体はそこまでではないのですが、今回採集した中では
赤いほうでした。



アゴの長さは本州産のソレですね^^)
伊豆大島産というよりノコの粋が垣間見えます❤



なんか飼育個体と勘違いしそうなビュー。
しかし・・・ここにはいないとされていた地域での
しかもトラップに掛かった個体♪
大事にしたいけど累代はできないんです。。


ちょっと疲れちゃったので画像は使いまわしです。
もし違うノコだったらご勘弁を♪

(・・・もうコレ違いますね^^)

ウチにアマミノコは3産地(5産地いましたが・・・)いて、
奄美大島・笠利町 キヤンマ山(累代するか未定)
与路島 加計呂麻島 請島
与路島は♂を残して完売で、残った♂は標本に。
加計呂麻島は、1ペア出品して1♂を友人に譲ったら
自分用の♂が★で終了。。で笠利町はワイルドと飼育品の
2ペアいるので、笠利町は飼育する予定(ワイルドはセット済み)



残る請島なんですが、飼育品を休眠状態で購入したので
ずっと寝ていたんですが、おかげさまで起きてきてくれたので
なんとか9月上旬にセットを組めそうです。
もう少し気温が優しかったら常温に置いて活動を促しちゃうんですが
この暑さじゃね。。。たぶんやられちゃうと思うので
ジックリ待ちました♪

請島は縁があってワイルドで入手(このころはまだ採集禁止かどうか
曖昧なころです。もう10年以上前の話になります。)してから
3世代ほど累代、そのとき購入してくださった方がペアで戻して
くださり、それを2世代ほど累代。このときも3世代めの幼虫が
いたのですが、諸事情により自分用の幼虫を手放すことになり、
これで請島産ノコとは縁が切れるかと思いきや、今年安価で
購入することができ、晴れて累代継続(別系統ですが・・・)
が決定して、なんとか休眠も開けましたという状況です。



さて、この請島産アマミノコですが
サイズ的には奄美大島産ほど大型にはなりにくいんですね。
型は加計呂麻島産に酷似するのですが、赤い個体が出るんです♪
ちなみにアマミノコで赤い個体が出やすいのは与路島産なのですが、
与路島産は若干ですがトクノシマノコに型が似通るので
アマミノコならではの型で赤い色というのは請島産なのです♪
74~は中々出にくくなりますが、74以上の赤いアマミノコ❤

素敵です❤❤❤



先ほどのクロシマノコが南方で
今回ご紹介するのは北方産地のノコです。
斜里郡はウトロと小清水町がいるのですが
型が違うように感じます。山系が違う?と、
実しやかに囁かれますが、あながち信憑性は高いと
思います。



小清水町は道南のタイプに近いと思います。
夕張産とかとはまた違うのが面白いところです。



北海道南部のノコは、いわゆる本州のノコと大差を
感じられないのですが、北のノコは総じて艶消しが多く
感じられます。このような型や色の違いが飼育でも
しっかり出てくるところは興味深いところです。



飼育においては、ウトロ産と比較した場合
好むマットが違いました。体型を構築する栄養素は
同じはずなので、摂取の仕方が違うのかな?と
考えたのですが、1クールの飼育だけであれこれ言うのも
ナンセンスかとも思います。



あと面白いことに画像にしてみると実物を目にするほど
違いが画像に現れないのですね^^)
ある意味、だから亜種にはならないのかとも思いますが
実物を目の当たりにすると違いが手に取るように分かるので
やはり生体でも標本でも実物を自分の目で確かめるのは
大切なのかなとも思います。

しかし・・・さきほどのクロシマや鹿児島産と
北海道のノコが同室にいるというのは感慨深いものがあります♪



今年羽化と言うことは、言うまでもなく
昨年採卵なので・・・いやいや何が言いたいのかと
言いますと(メンドくさい?^^)
種親がいつ入手なのか?考えていたんです^^)



クロシマノコ。手向山産
手向山というのは黒島の中央に位置している山で
クロシマノコの産地でよく目にする中里林道産とは
違うとお思いでしょうが、黒島自体が大きな島ではないので
地域変異云々はあまり考えなくていいと思います。
近年は詳細産地まで記載されていることが多いので
それに倣っているぐらいの認識でいいと思います。

種親の入手時期ですが、2016年ですね^^)
このころはまだ黒島としか記載されていない個体が多く
手向山まで記載されていたから入手したのかもしれません^^)



このクロシマノコですが、以前は探すことすら困難な亜種でした。
いつだか忘れましたがオークションで高値がついて、グワっと
隠れていた(表に出てこなかった?)個体が出回り、現在に
至っております。



当時、ノコの亜種と言えばアマミ トカラ
いわゆる南西諸島系の亜種が席巻していて本土系亜種は
出ても稀、しかもノコとしては高額の部類に入ると
認識していました。しかも採集禁止地域の亜種ですしね♪



ここ5年ぐらいは部屋にはいつもいるノコで、飼育も
だんだん疎かと言うか?散漫というか?
大型狙いではなくなってきて、今回羽化してきた個体も
50ミリ台の中大歯です。今期はたぶん3ペアほどにしか
ならないと思います。
数が減ってくると寂しくなる我儘な性分で
来期は少し増やそうかとも考えています。



ウチのムシベヤにはなんだかんだで
一番多い種類はノコギリです。



さきほどのトカラもそうですが
クロシマ ヤクシマと、そろそろノコの亜種が
揃いそうです。
ヤクシマは早期羽化の個体は早々と嫁いでいきましたが
数で言うとこれから揃ってきます。



ところで今いるノコの亜種なのですが
トカラノコ アマミノコ クロシマノコ クチノエラブノコ
ミシマイオウノコ ヤクシマノコ ヤエヤマノコ ハチジョウノコ
で、沖縄系の亜種がいないのですね^^)あと、オキノエラブ。
クメジマ イヘヤはオファーをいただくことはありますが
亜種に加えて産地が加わるわけなのでそうそうコンプリートと
いうワケにもいきません^^)



ノコに関しては絞るだの減らすだの言っても
年末にはかなりの数の幼虫がいるので、半ば諦めているところも
あります^^)



先日の淡路島ノコの69然り!!まだ見ぬカッコイイ個体は
いっぱいいます♪

でね、意外なことが分かったのですが、産卵はミヤマと温度帯は
違いますが、大型個体を羽化させるにはノコもミヤマも同様だと
言うことに気付きました♪
あとですね、ミヤマの幼虫飼育は必ずしも低温がよろしいのか?
とは限らないようです(まだ検証しきっておりません。。)。
相反しそうで類似性もあるノコとミヤマの飼育。
掘り下げていきたいと思います。



material by:=ポカポカ色=