クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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は、あります。有名なのはオオクワだと認識していますが
ボクはオオクワを飼育していないので、言及することは
できません。。以前 オオクワの産地別に少し興味を
抱いたことがあり、数産地を飼育したり所持したりしましたが
累代が浅い個体は大型化しないし、オオクワならではの美しさに
惚れ惚れしたことはあります(^^♪
さて、ではどの種類に血統の恩恵を感じるのか?と言いますと
トカラノコです。



トカラノコは色や型に傾倒しがちですが、様々な側面から
血統を感じることがあります。その中でもサイズ、大型になり易い
のでは?と、密かに期待を寄せてしまう系統がいます^^)



その判断基準として、少ないエサ量で思わぬ個体が羽化してくる系統
もしくは必ずしも高栄養でなくてもある程度のサイズで羽化してくる系統
です。これらの系統にしっかりとした飼育をしたらどうなるのか?と、
考えるとワクワク感が止まりません^^)



それでは具体的に書かせていただきますと、まず800菌糸一本で60越えしてくる
系統。本来ならば800で3令初期になったら、1400に交換して、必要ならば
もう1本 1400に交換して蛹化を待つのがセオリーです。それでも環境変化や
諸々の影響で70を越えてくる個体は少なくなります。この800 1本というのは
明らかに飼育を端折っているので、セオリー通りの飼育が出来たらどうなるのか?
と、まぁタラレバの話ぢゃんと言われてしまえばそこまでですが^^)
ワクワクはいたします♪



マット800で60越え。これも先ほどの菌糸800と同様ですね♪
この系統は♂がほぼ60越えで羽化してきているので、極力手許に置くように
しています。ノコの場合 菌糸が有効なときと、そうでないことがあるには
ありますが、同時期の産卵セットを同ステージで割り出した個体を比較した場合
マットで飼育した個体のほうが飼育期間こそ長いのですが、羽化してきたサイズ
はそれほど変わらなかったりします。この系統は飼育期間は菌糸飼育した個体と
ほぼ同じ時期に羽化してきて、60を越えているので系統としては大型化する
傾向が見受けられると判断できると思います。



昨年はトカラノコ各産地の優良な個体を多数入手できたことで、このような
比較ができました。当初の目的はしっかりしたラベルの個体を維持して
個人もしくは近しい人との交流のみで血の入れ替えができることでしたが
思わぬ産物を手に入れたような感覚です。色や型はもちろんのこと
サイズにも拘って飼育していくスタートラインに立った気分です♪




今年はなかなかどの産地も発色良く羽化してくれている
トカラノコですが、中にはこんな個体も羽化しています。



トカラノコの黒化型です。実は非常に珍しいのですよ♡



上翅に暗褐色が残っていますが、アゴ 頭部 前胸は黒いです。
シルエットはアマミノコと一線を画します。



トカラノコは部分的に黒い部分が必ずと言っていいほど出ます。
その面積の狭さや色の薄さがコントラストとなり、オレンジをより
引き立たせるのですが、その黒い部分の面積が広い個体が黒化型と
呼ばれます。色が濃くなるという点では同じかもしれないけど
オレンジが濃くなって黒っぽく見える個体とは違うということが
画像で判断できると思います。



裏側を見てみると後胸から腹は赤いです。中脚と後脚も赤いのには
意外性を感じます。果たして血なのか?羽化時の環境なのかは定かでは
ありませんが、同系統の個体は、ほとんどオレンジの発色が強いので
突然変異の部類に入るんだろーなー^^)



もうずいぶん前の事になりますが、大宮だか大手町で
トカラノコの黒化型を探しているという方がいて、そのときに
出展した黒化型個体を全部 購入されたのをふと思い出しました♪


いやいや画像にして初めて気づくことはありますね。。



腹ボテなのは分かっていましたが、まさかの翅パカ。。
痛恨です。。画像は中之島産トカラノコ。菌糸投入分です。
この子は種親になってもらう予定です。



少々湾曲が強いこの個体。菌糸太りもしていますが
サイズはなかなかなだけに惜しい。。。



個人的には湾曲部分がもう少し緩やかなほうが好みです♡
この湾曲でしたらアゴがもう少し長いほうがよろしいかな?と、感じますが
ここは人それぞれですもんね^^)



頭部から前胸にかけてのラインは嬉しい一直線♡
トカラノコではなかなか見られないラインです。



細かいトコロを見ていくといろいろありますが、
中之島産の大型♂がいよいよ羽化してきます(^^♪




かなりの数が羽化しているトカラノコ各産地。
画像は口之島産です。この子は人工蛹室と云うほど大層な
モノには入っておらず、成虫管理用のタッパーにキッチンペーパーを
敷いただけという簡易人工蛹室で羽化した個体です。
菌糸に入れていて、蛹室を確認したところ 菌糸に粘菌が出て、
グズグズになっていました。。暴いたら蛹にまで粘菌がこびり付いていたので
ダメ元で保管していた個体です。無事綺麗に羽化してくれ、感無量でございます^^)



蛹室には脱いだ蛹の皮がこびり付き、しかも照明に反応して
動いていたので、やむを得ず他のタッパーに移し替えました。
この時期に必要以上に動かれると突然〇になりかねないので
苦肉の策でございます。



さて、今年羽化予定のトカラノコですが、口之島 中之島
諏訪之瀬島の3産地です。♀はかなりの数 蛹化 羽化していますが
♂の大型はこれからです。先に羽化した個体でこれならという個体を
ご紹介させていただきます。



画像はちょっと暗いけど肉眼で見るとなるほどと思わせてくれる
中之島産。中之島産は♀ばかり羽化していて♂はまだまだです。



頭幅も前胸幅と同じくらいの良型個体。
サイズは60ちょっと越えぐらいですがバランスは秀逸かと
思っています^^)



中之島産は色が綺麗で良型の個体を掛け合わせて
トカラオレンジプロジェクトを再開させます^^)
自己ブリードのみで3系統 友人から幼虫を得て1系統追加
懇意にさせていただいているショップ様からも1系統追加予定なので
計5系統∔αで来年のブリードに臨む予定です。もちろんサイズにも拘りますので
令和版トカラオレンジプロジェクト再開にご期待ください(^^♪


昨年 かなり本気で飼育に取り組んだトカラノコ。
ようやく♂の小さいのが羽化してきました。
トカラノコの比較をするのも随分久しぶりです♪



まだ60ミリにも満たないのではないかと思われますが
書いてみます^^)画像は中之島産です。
キレイなトカラオレンジ、派手なアゴが魅力ですね^^)



対する諏訪之瀬島産。暗褐色が明るくなったような上翅
緩やかな湾曲のアゴ、派手さはありませんがトカラノコの中では
いぶし銀(ならぬ銅?)な渋みが魅力の産地です。



同じ亜種とは思えないほど違いがありますが、これは色の違いが
顕著なだけで、やはりトカラノコなんですね^^)
中之島産はまだ腹が納まっていないのでこれから少し色が濃くなるかも
しれません。



サイズ的には中之島産が一番大きくなる産地です。
色が明るいのも中之島産ですし、アゴの湾曲も強いです。



もうン十年前(?)に書いたことなんですけど、ボクはこの2産地を
持っていれば十分楽しめるとも思うのですが、産地は5つなので
コンプリートし易いのもトカラノコの魅力ではありますね^^)



参考までに今年の種親になってもらった臥蛇島産の♂。
採集禁止になってからかなりの年月が経過しているので
個体の背景等々が明確な個体に巡り合えるのが大事だったりします。
この素敵なノコギリをいつまでも飼育できるようにしたいと思います♪


material by:=ポカポカ色=