クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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先日の記事は1頭のみのご紹介でしたが、もう1頭割り出したので
追加記事でございます。



お盆休みに入る前から羽化を確認していた昨日ご紹介の個体。一昨年は4~5系統
いた中之島産は、販売も絡めて系統を絞っていきました。そこにもう1系統を加え、
その系統の♂が羽化してきた次第です。トカラノコは中之島産に限らず、他産地も
多数の幼虫を抱えていて飽和状態になっていました。



少しづつですが、その状態から脱却の兆しも見えてきました。元々飼育していた
状況より少し多めではありますが、中之島産に限っては大型が狙える、
野外個体の繊細さを追随 その両方を模索できるような系統の3系統を保持して
いきます。その中でも昨日からご紹介している個体は、野外個体の繊細さを
醸し出し、尚且つ大型になる傾向が強いと感じさせる個体をご紹介しています。



昨日 割り出しの別個体。コチラの個体の方が標本で見る大型に近いです。
アゴ付け根部分にエッジが立っているのが残念。。。



全体的に華奢な印象を受けるのは、カラダの厚みが大きく影響していると感じています。
野外でも(トカラノコ以外のノコ)大型個体は後胸の厚みがあり横幅と相まって
太さが強調され迫力を感じますが、この個体は相反します^^)
現在のトカラノコで人気の個体はサイズが大きく太く色がきれいが主流だと思っているし
ボクもその3拍子が揃った個体は大好きですが、画像のような個体も好みです。



トカラノコに限らず、ノコギリクワガタは同じ血でも様々な形状の個体が
出現するので、血統と呼ぶには些かの迷いを感じることもありますが、
明らかに血が濃く影響しているなと感じさせる部分もあります。
大事に飼育していきたい種類の1種ではありますね(^^♪






個人的な見解で申し訳ないのですが、トカラノコ5産地のうち
一番好きな形状が出る産地は中之島です。トカラノコの5産地のなかでは
まぁ派手ですね(^^♪♡



割り出すのが少し遅れたので黒っぽくなったけど、優良個体に変わりはありません。



湾曲も申し分ない♡ 後胸部分の厚みが気になりますが、これは飼育あるあるです♪



アゴの形状もステキです。飼育下の場合 アゴにエッジが立つのですが、この個体には
見受けられない♪ 野外品(規制前)の標本を見る限り、アゴにエッジが立つのは稀。。
まぁエッジが立ったほうがカッコイイという向きもあるかもしれませんが、ボクが
目指すのは飼育における野外と見まごう個体でしかもデカイ!というのが目標なので
ディティールにも拘らせていただきます。



個人的にはもう少し上翅をスッキリさせたいところでございます♪
あとこの子は800⇒1400でこのサイズ 形状で羽化してきているところが
特筆すべき点。同系統で同じようなサイズの個体もいますが、その子は
2リッターから出てきています。そんなトコロも特別なんでございます♪
残念ながら非売品です♡


いやいや他人事ではございません。。
トカラ列島の頻発する地震。。。しかも震度が大きなのまで・・・
島の方々へお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い終息になることを
お祈りいたします。



こんな話を書くと歳がばれてしまいますが、ボクがトカラノコの飼育を
始めたときは規制直前ぐらいでしたので、WDがまだ手に入りました。
それから幾年月経ち、途中飼育を閉ざしたり、ごく少数に留めたりも
しましたが、結局はボクのブリードアイコンであり続けてくれている
ノコギリクワガタです。



国産離島種を数多く飼育こそしていますが、採集に関しては自分の住んでいる
地域から近隣の離島が主で、南西諸島には1回切りという、正直なところ
生息地がどのような処なのか?などは文献を読み漁ったり、
採集に行かれた方から聞かせてもらって、想いを馳せていました。
八丈島や伊豆大島でもそうですが、聞くのと行くのとでは大違いなのは
行けば行くほどその想いは強くなります。



現在では採集禁止は先刻承知ですから、その分ブリードに力を注いでいます。
規制前のWD個体の標本と見比べたり、大型個体を出そうとあれこれ工夫したり
産地別にサイズの近い個体を見比べたりと楽しみ方の幅を広げて楽しんでいます。
あと幼虫のエサで合わせてみて(菌糸で飼育した個体を産地別に見比べるなど)、
その型の違いや色味の違いを楽しんだりもしています。



ノコギリクワガタが引き合わせてくれたトカラ列島♪
先ほども書かせていただきましたが、一刻も早く地震の終息を願うばかりです。







昨年 多数の幼虫を得ることができたトカラノコ(中之島産)♪
いろいろな方にご購入いただきました^^)
どうもありがとうございました♡
今回は菌糸に入れた個体をマットへ交換しました。



左 暴れが垣間見えます。。右は喰い尽くしています。



うーん。。。考えていたほど伸びていません。。



実はこの系統は一部販売しましたが、ほとんどの個体を飼育しています。
菌糸に入れる系統を間違えたかも。。。



少し納得できた個体。総合的に捉えるとかなりクリーム色になっていました。
早い段階で蛹化するかもしれませんね。。



ここで何故 菌糸からマットへ入れ替えるのか?ですが、
あくまでも持論なので、参考程度にの前置き付きで書かせていただきます。
菌糸の方が容器内の温度がマットと比べて高い(最近は測っておりません。)ので
加齢速度が早くなります。ここで3令になった個体はなるべく長期間 幼虫で
いてもらいたい願望と相反することになるので、マットに入れ替えて容器内の温度
を下げようとしています。これから温度が上がるのをなんとか阻止しようという
あがきでもあります^^)



結論としては菌糸オンリーで飼育したほうがサイズ的には伸びる個体もいますが
小頭大腹な個体になりやすいのです。。一応ですね、過去のデータになりますが
同日に同体重の個体を比べてみたことがあって、菌糸⇒マットへ交換した
個体の方がアゴが伸びて上翅が後方に狭くなる個体が多かったです。
羽化時期は菌糸⇒菌糸で交換した個体の方が早くなっていました。
菌糸⇒マットで飼育した個体と、菌糸⇒菌糸で交換した個体を同サイズで羽化した
個体で比べると、マットに入れた個体の方が幼虫期間も数か月長いし 
温度の低い場所に置くなど、状況の違いもありましたがアゴ先が伸びて
スマートな個体が多かったです。



どちらにしても蛹化してみないことには分からないので、過去データと
照らし合わせた結果、菌糸からマットへ交換しています。
今年は中之島産に限らず各産地 70over を目指します♪






所謂 『セミ化』。。一迄経っても一向に加齢しない蛹化しない個体
を指しているのですが、この数年 飼育期間が2年以上という種類が多くなって
いるので、何かの交換と併せてそれなりの対処をしています。
今回ご紹介するのはそれほどではないにせよ他個体より随分遅れて羽化した
個体をご紹介いたします。



臥蛇島産トカラノコ。2月7日羽化個体。つい先日の羽化となります。
もちろん兄弟は昨年の5月~10月ぐらいまでに羽化して、しかも嫁いでいるので
ウチにいるのは♀が数頭と販売するときにはB品とラベルが付く♂のみです。
実はこの個体以外にもう1頭今年羽化の♂がいます。



上翅が色づいてきたので、昨日 割出しました。まだ腹は白いです。
見事なトカラオレンジを醸し出していますが、色の固定はこれからです。
この個体は800の2本孵しなので、交換回数にしては立派に羽化してくれました。



一昨年ブリードのノコは割とこのように他個体から遅れて羽化してきたり
2年目に突入する個体が多いのですが、これは割と早い時期から室温を
下げだしているのが影響しているようです。逆に現在は夏場の室温に近い状態
になるような工夫をしているので、早めに蛹室を作っている個体も見受けられます。
これがいいのかどうなのかの判断はつきませんが、どちらにしても
羽化してきたくれたことに感謝しています♪


material by:=ポカポカ色=