クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
4
7 10
16 18 19
21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]


先日、羽化直後でご紹介させていただいた
臥蛇島産トカラノコが色づいてきました♪
菌糸で飼育したので横幅が頭部から上翅まで
ほぼ均一で羽化してきました。



アゴの伸びはイマイチに見える画像。
そうでもないのですが、横幅とのバランスを考えると短いかも
しれません。。でもそこがガジャの特徴でもあるので仕方ないかとも
思います^^)



この個体、実はまだ腹が完全に納まりきっておりません。
でも上翅の先っぽが若干開いています。。
これは腹が納まりきっても治らないかもしれない。。



しかし、まっすぐです^^)ガジャはもしかしたら菌糸で
飼育したのは初めてなのかもしれません。
色味が暗いのはガジャの特徴でもあるので仕方ないのですが
菌糸で飼育しないほうが特徴は顕著に出るかもしれないなぁ。。



ガジャも実は蛹の時点でご予約いただいているのですが
この個体は自分用になりそうです。
サイズ的には申し分ないけれどいろいろな意味でスポイルされている
部分が多いです。。
ガジャは全部で10頭いて、この個体以外に小さな♂(この個体も菌糸飼育)
と♀が羽化しています。ガジャもヤエヤマコクワ同様入手先は限定していて
ラベルはしっかりしているのですが・・・
ちょっと反省しなきゃなりません。。


中之島産のトカラノコは何やっても産むし育つし
大きくはなりませんが^^)という自負に似た印象を
自分に焚きつけて飼育に臨んでいるトカラノコなんですが
実は相性がよろしくない産地も存在いたします。



随分久しぶりに大型個体を羽化させることが出来ました♪
タッパーにキッチンペーパーを敷き詰めた簡易人工蛹室での
羽化です。この簡易人工蛹室ですがたまに雑誌等の画像で見たことが
あり、上手くいくのか疑問もあったけど今回は上手くいきましたね^^)
で、この個体なのですが、臥蛇島産です。たぶん67、8にはなると思います。
このサイズの臥蛇島産トカラノコを羽化させるのは随分久しぶりなんですねww



販売をイベント以外でも始めてから幼虫で出ていくことが多く
この個体も幼虫で販売した仲間が羽化させて累代した幼虫を
購入して飼育したというなんとも複雑な経緯があります。
そんな経緯を経て無事羽化した臥蛇島産トカラノコ。
幼虫は10頭で入手しているのでペアになっても2、3ペアかと
思います。若干数 販売予定です。




流通量は少ないです。
現在 中之島 悪石島 は、元より臥蛇島産より少ないかもしれない。
そもそも基産地である口之島産が少ないですからね。。
諏訪之瀬島産は色合いが渋いのが原因かもしれませんが。。



♀です。軽い発見なんですがこの子は上翅に縦スジが出ています。
個体差だとは思うのですが、これが諏訪之瀬島産の特徴だと
したら今まで何年も飼育してきて気付かなかったことになります。



諏訪之瀬島産は一昨年 幼虫の引き合いが多くて自分用の
幼虫が全部♀でその♀も売れてしまい、自分の分は1♀のみでした。
ただ入手したときに友人も一緒に手に入れていたので
♂は友人飼育の個体です。となると次世代はCBF1となりますね♪

諏訪之瀬島産もしっかり飼育すると70は超えてきます。
大型にすると中之島 悪石とはベツモノのトカラノコになるので
特徴の違うトカラノコを持ちたい方向きです。
昨今 トカラノコに関しては色の綺麗な(ボクもそうです♥)
個体に目が行きがちですが、諏訪之瀬島産のような渋い色合いの
トカラノコも魅力的です♪




今日はいろいろ充実したクワ活です♪
まずはトカラノコの産卵セット。



悪石ですね♪ 自然光で撮っています。
すこし艶がなくなりました。



中之島。次の♀(’Aなんですけど。。)を続けてペアリング。
悪石ももう一♀いるはずなんですが見当たりません。。



産卵セットは悪石 中之島 諏訪之瀬の3産地。
口之島は現在ペアリング中です。

トカラノコ!今年も行きますよ♪


と言いましてもね、テクや注意点と言った意味では
他のノコと同じなんですね^^)

ただ起きだしなどは国産ノコの中では
外産寄りです。羽化してから活動できるスイッチが
入ると動き出すのは早いです。
これは♂♀ともに見られる傾向なのである意味
ある程度の数を持っているとなんとなく
その年のうちにブリードできたりします♪



あとですね、数見ていくと産地の違いがはっきり分かるのも
いいですよね^^)流通量が多いのは中之島と悪石島。
この2島の個体はいわゆるトカラノコという色や型なので
流通量が多いのも頷けます。口之島や諏訪之瀬島は
なんとなく色が暗いし、臥蛇島はちょっと好みが分かれる型を
していますのでコンプリートしたかったり、ちょっと踏み込んで
見たいという方向きです。



話をブリードに戻しますと、昨年羽化個体は早いと
そろそろ起きだします。先日ケースに移しましたが
ゼリーを舐めたり潜ったりを繰り返していますので
もう少しそのままにしておいて様子をみます。
ボクは早くて5月下旬、遅いと8月下旬ぐらいまでの
長い期間をかけて産卵セットを組みます。
今年はトカラノコの成虫数が少ないので、割と早いかもしれません。



充分に成熟させた♂と♀を交尾させて産卵セットを組むと
小ケースでも結構な数を産みます。産卵セットはマットの固詰め、
産卵期間は個体差がありますが、だいたい2ヶ月ぐらいです。
なるべく初2令ぐらいで割り出すと事故も少ないし、幼虫の餌も
菌糸とマットと振り分けることができるので、計画も立てやすいかと
思います。幼虫期間は8ヶ月~14ヶ月ぐらいで大きな♂の幼虫体重は
17g~となります。♂♀の羽化時期を合わせたいのなら
♂は菌糸(菌糸のほうが早く羽化してきます。)、♀はマットで
温度を若干低めの場所に置いてあげると、いい具合に羽化時期が
合ってきます。これだという♂幼虫は1400㏄の菌糸で♀と同じ場所に
置いてあげると、時間はかかりますが満足のいく個体が孵ることが
多いです。



♂の型をスッキリさせたい、アゴを長く伸ばしたいなど
お好みがあると思いますが、ある程度のことは飼育テクで
なんとかなりますので、それはまた今度書かせていただきます。

70UPのトカラノコはまた別格となりますので、大きな個体を
孵して悦に浸りたいものです♪


material by:=ポカポカ色=