クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ミヤマやマルバネ ネブトの飼育では
使用済みマットをフルイにかけて、幼虫を投入するときに
その周りに入れてから新しいマットを被せる、もしくは
新しいマットにそれまで使用していたマットを混ぜるなどを
していますが、これをノコにも実践してみました。



離島の本土ノコで他のノコと同様の飼育方法で大きくならない産地の
個体をどうにかしようという目論見です。
離島の本土ノコの場合、そのほとんどが累代が浅い個体が多いことも
手伝っていますが、中には採集家の方でさえその産地で
大歯を見たことがないという産地も存在するので
やはりそこは飼育ならではで大歯を出して拝んでみたいところです。



ノコに限らず離島産地の個体は入手しずらいこともあり、
どうしても安全策をとってしまいます。
要は低添加のマットで飼育してしまうのですね。。
確かに低添加のマットは安全ではあるけれど大きく育てるには
少し消極的です。そこで主となる新しいマットは完熟系の高添加で
幼虫の周りはそれまで入っていたマットのフルイ掛けを入れて
様子を見ようと思っています。



あと温度ですね。。幼虫に少しづつ食してもらうことも
勿論ですが、低温にすることでマットの活性化を抑えるとでも
言うのでしょうか?マット自体の醗酵は終了していても
幼虫同様、外気に含まれる目に見えない生物(菌など)も
マットに付着して分解しようとしたり(これは推察ですよ♪)
幼虫が宿している微生物もマットを分解(これも推察です♪)
する過程で起きる幼虫によくないことを(温度上昇とか嫌気醗酵とか)
極力抑えようということも頭に入れています。



ただ温度に関しては、ノコの場合はあまり低くすると
休眠してしまうので、ミヤマのような温度帯より少し高めです。
菌糸に入れたら大きくなる産地や亜種も存在する一方で
マットで飼育してもなかなか大きくなってくれない産地も
存在するノコギリクワガタ。
飼育の幅が広い分、困惑する部分も大きいのですが
中歯しか見たことがない産地でも大歯は存在します。
そのような産地の大型♥
魅力的だと思います。


ちらほら冬の気配を感じられるようになってきました。
こぉなると何を一番気にしなきゃならないのか?というと
幼虫の管理です。



まず国産種ですが、やはりご当地(広い意味で、です♪)なので
今ぐらいの気温変化には耐性は強いのですが、若齢は心配ですよね?
窓際などに置いている場合は、ちょっと中に入れるだけで
対策になりますので置き場所を変えることはいいと思います。
3令などは四季を感じさせたほうがいいと思うこと暫しなので
そのままでいいと思います。もし心配でしたら
大きな容器に移し替えるとよろしいかと思います。



外産種についてはボクはとやかく言えるほどではありませんが
やはり気温差の影響を受けにくい場所に移すのが得策です。
この時期、温度変化もそうですが乾燥が著しくなります。
ワインセラーなどの保冷温庫を使用されている方で
それに羽化した成虫を管理されている方は、一応確認しておいた
ほうがよろしいかと思います。室温より下げている場合は
外気の湿度を取り込んで、個体を管理している容器内の
湿度(もう水気と言っていいと思います。)が過度になり
キッチンペーパーなどが水分でひたひたになっていることが
ありますので交換されたほうが無難です。室温より温度を
上げている場合は、乾燥しているかもしれませんので
やはり確認・交換はしておいたほうが安心です。



幼虫をプリンカップで管理されている方は、大きめのPPボトル
などに交換したほうが乾燥等を未然に防げます。
またこの時期に交換してしまえば最も寒くなる2月に
交換しなくて済むのでよろしいかと思いますが、個体の
成長度合いによって異なりますのであくまでも
乾燥を防ぐという名目だと思ってくださると幸いです。



ここからはあまり触らないこともいい結果に繋がりますので
対策が必要だと感じたものに限って対策されればよろしいかと
思います。




ノコとミヤマの飼育は違うことも多いけど
共通項もありますね^^)
まずは多産です。どちらもとんでもなく産んでくれます。
意外とね、幼虫の飼育温度は隣接していますよ。
よくミヤマは20℃以下でないと・・・書かれていたり
聞かされたりしますが、22℃あたりでもミヤマ幼虫は育ちます。
ノコで22℃は適温のような気もしますので、このあたりの
温度をキープできると棚の上にノコ 床上付近にミヤマなんて
飼い方ができると思います。



加齢するところも似ているところがあります。
2令から3令までの期間が長いところなんかは似ていますよね?
ただこのときの飼育温度はノコとミヤマでは大きく違いますので
そこは先ほど書いた温度でというワケにはいきません。



あと休眠期間なども隣接していますが、ここは微妙に違いが出てきます。
違いが出たところで、飼育における違う部分を書いてみたいと
思います。まず産卵時の温度。これは決定的に違います。
ノコは25℃~27℃あたりがいいと思っているのですが
(個人的見解です。)ミヤマは20℃以下でないと産卵は難しいかも
しれませんね。。。飼育に使用するマットにも違いは見られます。
基本的には同じようにも感じるのですが、(実際のところ
市販のマットを2種類使って配合頻度を変えているだけです。)
マットは違うと思ってくださるほうが事故は少ないと思います。



あとですね、これは感じているという段階なので書くか迷ったのですが
後食を開始してからペアリングまでの期間はノコのほうが
短いように感じています。ミヤマはこれでもかというくらい
食べさせてからペアリングしたほうが成功例は多いです。
そういった意味ではノコもミヤマもワイルドからの採卵のほうが
楽ですね^^)

 

まるっきり飼育の仕方が違うようで共通項もあるミヤマとノコの飼育。
産卵時だけなんとかできれば同じスペースで飼育することも可能です。
国産ミヤマは産地によっては安価で入手できるので試しに飼育してみるのも
面白いかもしれませんよ♪




マルバネの飼育で大事なのは、以前に使用していた
マットやフン(フンは状態を見ることが必要です。)を
混ぜること。新しいマットの消化吸収を促すことが
頭をよぎるのでそうしているのですが、以前は必ずといって
いいほど全種類にそうしていたことを思い出しました。



飼育を始めてからある一定時期 国産ノコのみしか
飼育していなかった時期にやらなくなってしまっていたけど
(それをしなくても大きく育ったからやらなくなったんですね。。)
マルバネを本格的に飼育しだして思い出しました。



今ではマルバネを飼育したことの応用みたいに感じて
いたけど、新しい餌に交換するときは必ずどの種類にも
やっていたんです。これは菌糸でもマット飼育でもやっていました。
ただ、種類によって量は違います。ノコやヒラタは
幼虫の周りや幼虫を入れる前に底に敷いてあげるぐらいだし
マルバネ ネブトは幼虫全体を包み込むように入れています。



菌糸でもマットでも食痕部分のいい状態
(菌糸なら黄土色 マットなら幼虫のいたところ)を
交換するときに幼虫と一緒に入れるという行為。



ネブトやマルバネは幼虫の周りもそうですが
使用済みの餌をフルイに掛けたりして全体的に混ぜるから
行為としては一工程増えているので、あたかも新しいことのように
感じていましたけど、そうです^^)以前からやっていました♪



もちろんミヤマにもやっています♪




ミヤマの飼育には黒土を混ぜるといい。。
確かにそうだと思いますが、以前書いたときから
考え方が変わってきたので再度書いてみたいと思います。

ボクの場合 飼育種が国産が多いので、国産ミヤマからの
考察や観察報告となります。



まずアマミミヤマ(ミクラミヤマは産卵経験なし。)と
ミヤマクワガタで若干の違いがあるようなないような^^)
妙な書きまわしですが、共通項は多いです。
今回のお題で書きますと、産卵セットに黒土は両種とも
使用します。産卵セットの組み方などは割愛させていただきますが
ボクが組んだ産卵セットはアマミミヤマのほうが黒土の割合は
多いです。ミヤマクワガタとイズミヤマの産卵セットはほぼ
同じなのですが、今年は本格的に飼育を始めた年でもあるので
産卵セットもいろいろなバージョンで組んでいます。
どのセットにも黒土は配合していますが率を変えています。
結果、どのセットでも得られた幼虫数に大きな違いはないので
入っていればいいのかな?とも思いましたが、利島産のイズミヤマで
セット底の黒土のみの部分をマットと配合している部分に
♀が混ぜているようなセットも見受けられたので
産卵セットの黒土配合は多めのほうがいいのかもしれません。
あと産地による違いが観察できています。



幼虫飼育に関しては黒土の配合はステージによって
変えていったほうが好結果でした。3令も中期に入った個体は
ほとんど黒土は配合していません。ミヤマの餌交換のときは
必ずそれまでに入っていたマットを混ぜるのですが、こと黒土は
その以前使用したマットに配合されていたもののみです。
要は交換時に黒土の袋は触らないんですね^^)



アマミミヤマの場合は餌交換するときに使うマットの
状態で黒土を配合するときもありましたが、基本的には
ミヤマクワガタと同様です。
※アマミミヤマとミヤマクワガタ イズミヤマでは
使用するマットは違います。



なんせ♂はまだ幼虫の個体が多いですからね^^)
結果が出ている♂は小型ばかりです。どのような結果に
なるかは来年の8月~となりますので、またご報告いたします。








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