クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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一言にクワガタムシと言っても数えきれないくらいの
種類がいて、それぞれに特性はありますが
産卵セットや幼虫飼育等 やることの内容は
意外と相関性が多かったりします。今回は
作業内容で産卵セットを分けてみました。

作業内容の内訳は大きく分けて3つ。

・材を入れる産卵セット
・マット固詰めセット
・マット緩詰めセット

細かい部分まで入れるととんでもなく長くなりますから
大まかで書かせていただきます。もちろん
ボクが実践して成功している内容と友人・知人から
聞いて、これはと思ったことも書かせていただきます。

・材を入れる産卵セット



意外かと思われるかもしれませんが、ミヤマに
材を入れる率は高いです。あとご存じの通り
ヒラタを除いたドルクス系には必ず入れます。

・マット固詰めセット




ノコ・ヒラタ・ニジイロなどはほとんどこれです。
ヤエヤマコクワがこのセットで産んだという話を
聞きました♪ 外産ノコもほとんどこれで産ませてしまいます。

・マット緩詰めセット




ここでもミヤマ登場です♪ 小さいケースで産ませるときは
材を入れないので、ここに含まれます。マルバネ・ネブトは
言わずもがなですね^^)

作業時間に関しては、組もうと思ってすぐできるのは
マット固詰めセットです。材を入れる場合は加水と乾かす時間が
必要なので、ちょっと計画します。緩詰めするセットは種類によるので
一概に言えませんが、ネブトはケースも小さいので楽かなぁというトコロ。
コスト的には使うマットや材、購入経路などで変わりますからね^^)
これもそれぞれという感じです。



個人的にお気楽に組むのは小ケースに材一本というセット。
だいたい仕事が終わる金曜日の晩に材を加水して
土曜の朝 皮を剥いで乾かしている間に他のことをして
片付ける前にちょこっと組むみたいなことをしています。
ハードなのはマットの固詰めで10セットも組むと
当分やりたくないです。。緩く詰めるセットは前段階で
時間が掛かりますから、ある程度の予定を組む必要があります。

そろそろいくつかセットを組む機会もあると思います。
ご参考程度に書かせていただきました♪







そういえば昨日シュパンスキーの産卵セットを組みました。
大ケース 黒土 ミズゴケ マット・・・
ボクの場合 ミヤマのセットには材も入れます。



ちょっと待てよ。。これ、セオリー通りにやると
けっこうコスト高になるよな?。。。と、ふいに
思ってしまい、時間もあったので考えを変えてセットを
組んでみました。本来 シュパンスキークラスのサイズなら
中ケースでもいいところなのですが、あいにく中ケースは
使い切っているので、大ケースでセット。
ここまでは持っているもので代用しているからいいけど、問題は容量です。
その分 マットを使うことになります。シュパンスキーは
黒土を混ぜなくても良さそうだけどマットをケチるために
黒土も使います。で、このあとは無添加微粒子マットと黒土を
混ぜたりしてセットを作るのですが、今回は幼虫交換時に余った
使用済みフルイ掛けマットとフキヌキコクワがマット状態にしてくれた
菌糸カスを混ぜて尚且つ黒土も混ぜるという^^)
リサイクルも行いました。ただちょっとおっかないので
材を境に半分はリサイクル もう半分は無添加微粒子マット+黒土
という(まぁ時間がありますからね♪)手の込んだセットを
作ってみました。材は細いヤツです。マット分量を減らす目的と
材回りに産んでいることが多いことがその理由です。



材関係は割カスなども入れます。3センチ×5センチぐらいの
ものを充分に加水して、気が向いたらミズゴケで包んで
混ぜ込みます。このときあまり密集させないのが肝です♪
坑道の邪魔にならない程度の間隔を空けたほうがいいのかな?
とも思いますしね^^)ミズゴケも混ぜ込みますよ♪
やっぱりミズゴケを引き込む行動はいろんな種類で観察できますからね♪
ミヤマの産卵セットは巻き寿司の具をならべているような
楽しさがありますね^^)



リサイクルマットはともかくとして、ウチでのミヤマセットは
だいたいこんな感じです。産ませたい種類は中~大を使いますが
そこそこでいいやという種類は小を使います。
それでも産んじゃう子はすごく産むので、たまにですが
スペース・・・関係ないのかなと思うこともあります。



どちらにしてもですね、ノコやヒラタと違い、場所もコストも
かかるので、少しでもコストを抑えられるような工夫は
大事だよね♪という記事でした^^)






自然下においては生息地も生息している環境も
異なるこの2種は、飼育下では相関性が多かったりします。



まず使用するマット。
ボクは銘柄は同じマットを使います。
ただ、そこに加えるので違ってくるんですけどね^^)



あと同じスペースで飼育しています。
温度が高いところはマルバネ、低いところは
ミヤマという具合です。



幼虫のエサ交換内容もほぼ同じ。
マルバネの場合は亜種によって少し変えますが
ミヤマとやっていることは同じです。容器サイズも
似通っているし、幼虫期間も同じくらい?ですか^^)



ボクの場合 思い入れも同じだったりするのですが
一番違うのは考え方です。同じようなモノを使い
同じような作業をしますけど、種類に対する考え方は
まるで違います。よく飼育記事の特集などでマルバネと
ネブトの飼育方法をまとめて表記されている場合が
ありますが、なるほどと頷いてしまいます^^)



まぁ好きになったら痘痕も靨とは言いますが、
大型を羽化させるのは大変なところも同じだったり
するのですが羽化した時の喜び・・・
これはどの種類でも同じですね♪





ヘラクレスを連れて帰ってきたときに
ちょっと気になるマットが売っていたので
買ってきました。



カブトマットなのですが、廃菌床を発酵させたマット。
一応ヘラクレス用にと買ったのですが、ヒラタやニジイロも
大きな個体が孵った実績があるそうです。
廃菌床と聞いてピンときたので少し残してあります♪
どう使うかはまた書きますね^^)



まだ使っていないけど使うのが楽しみなフェロール・マット。
こちらはあちこちでいいお話を聞いています♪
このマットも一捻り加えて使ってみようと思います。
もちろん単体でも使うつもりです。

ついでなので現在使っているマットも画像付きで
ご紹介します。



産卵一番。銘柄通り産卵にも使いますが、ブレンドするときに
配合することが多いです。なんと言っても安定率ではピカイチなんですね♪



Uマット 無添加微粒子マット。少し神経質な種類やネブト マルバネに
使います。この2種類も安定率は高いです。ミヤマでも威力絶大です。
ただですね、コスパ的には少々お高くなるのでヨーロッパミヤマなど
大きな容器を必要とする種類にはここぞというときですね^^)

肝心なのを画像に撮り忘れました。完熟マット♪
このマットは使っている期間も相当なもので、いろんなことを
して使っています。けっこうピーキーなのとバラツキもあるので
調整が必要ですが、ノコ ヒラタ ニジイロなどは大きな個体が
羽化してきます。これ以外ではバンブーマットや赤枯れマット
グ〇ーンハウスさんのオリジナルマットなどを使用。

マット飼育に関してはコスパが良かったり買い置きさえしておけば
いざという時にすぐ使えるなど利便性の良さなども大きな理由ですが
あれこれできるというのも大きな魅力です。




産卵時期の記事、続けていってみます。
まずノコの休眠期間ですが、2ヶ月~最長で10ヶ月
(経験談)と、幅が広いです。
外産ノコは産地で結構違いますので産地の状況等を
事前に調べておくといいと思います。
やっぱり乾季と雨季がはっきりしている産地の種類は
それなりに寝ます。



自己ブリードでしたら羽化日ははっきりしているので
そこから判断できるのですが、購入個体の場合は羽化日の
記載をベースに管理方法などを変えて♂♀の状態を整えます。



国産ノコの場合はほとんど発生時期に合わせて起きだします。
ここ最近は、猛暑で当年羽化個体が羽化した年に
起きだすことがあります。
♀は温度を下げると休眠状態に入る個体もいますけど
♂は再度寝かすということが難しいので即ブリ状態の♀を
探すことも視野に入れます。



そんなことを踏まえての産卵時期なのですが、外産ノコの場合
温度を上げることができれば冬場でも産卵は可能です。
ただ孵化に時間が掛かったりしますので気長に待つことも
大事です。経験上では入荷時期の初回当たりに起きだしを
持っていけると爆産したりしていました。
ただ入荷時期が冬の場合はそれなりの工夫が必要です。



国産ノコはその年の発生初期・・・だいたい同じくらいの
時期に入荷するのでそこに合わせて産卵セットを組むと
良かったりします。あくまでも完全に活動を開始しているのが前提です。
採集禁止地域が産地の亜種も同時期で構わないと思います。
ちなみに晩夏~10月ぐらいまでは産卵可能です。
国産の場合、冬場は温度管理をしていてもいい結果は
得られないようです。ボク個人では冬場の産卵はしていません。



飼育された個体を種親に使う場合、羽化後の管理の仕方で
休眠期間の長さも変わります。これは購入個体の場合、
ほとんど分からないので、記載された羽化日と個体の状態で
判断していきます。ノコの場合、交尾をしていない個体は
意外と長生きですので状態を整える期間はないようであります。
これは国産でも同様のことが言え、購入後も寝かせる必要のある個体は
しっかり寝かせて万全な状態でペアリング・産卵セットに投入するのが
よろしいかと思います。



ノコの場合ですね、個体をしっかりブリード出来る状態に持っていくことが
大事で、それができると♀殺しなどの事故も減りますし、産む数も
相当変わります。ただ小ケースで50~出ることもありますので
販売目的でもない限りはケース壁面・底面に多数の卵が確認出来たら
♀を取り出すなど対策は必要です。♀が出たり入ったりする個体と
潜りっぱなしになる個体が観察できます。これは種類による特性よりも
個体差・・・どちらかというとセット内容がその個体に合っている
合っていないというほうが大きいようです。同日に同じセットを
組んでいるつもりでも微妙に違ってきますから、そこに♀が敏感に
反応しているように感じます。



個体の状態も万全、ペアリングもメイトガードまで見れるぐらいした、
時期も丁度よいなど3拍子揃ってセットを組むと早ければセット後
2日ぐらいで卵を確認できることもあります。寝かせている期間が
他の種類と比べて長かったりしますが、それ以外は割と結果が早く出る
ノコ飼育。材など必要ない種類もいますので、ちょっとやってみようか?
という感覚で飼育してみるのもいいと思いますよ^^) 



material by:=ポカポカ色=