クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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自然下においては生息地も生息している環境も
異なるこの2種は、飼育下では相関性が多かったりします。



まず使用するマット。
ボクは銘柄は同じマットを使います。
ただ、そこに加えるので違ってくるんですけどね^^)



あと同じスペースで飼育しています。
温度が高いところはマルバネ、低いところは
ミヤマという具合です。



幼虫のエサ交換内容もほぼ同じ。
マルバネの場合は亜種によって少し変えますが
ミヤマとやっていることは同じです。容器サイズも
似通っているし、幼虫期間も同じくらい?ですか^^)



ボクの場合 思い入れも同じだったりするのですが
一番違うのは考え方です。同じようなモノを使い
同じような作業をしますけど、種類に対する考え方は
まるで違います。よく飼育記事の特集などでマルバネと
ネブトの飼育方法をまとめて表記されている場合が
ありますが、なるほどと頷いてしまいます^^)



まぁ好きになったら痘痕も靨とは言いますが、
大型を羽化させるのは大変なところも同じだったり
するのですが羽化した時の喜び・・・
これはどの種類でも同じですね♪





ヘラクレスを連れて帰ってきたときに
ちょっと気になるマットが売っていたので
買ってきました。



カブトマットなのですが、廃菌床を発酵させたマット。
一応ヘラクレス用にと買ったのですが、ヒラタやニジイロも
大きな個体が孵った実績があるそうです。
廃菌床と聞いてピンときたので少し残してあります♪
どう使うかはまた書きますね^^)



まだ使っていないけど使うのが楽しみなフェロール・マット。
こちらはあちこちでいいお話を聞いています♪
このマットも一捻り加えて使ってみようと思います。
もちろん単体でも使うつもりです。

ついでなので現在使っているマットも画像付きで
ご紹介します。



産卵一番。銘柄通り産卵にも使いますが、ブレンドするときに
配合することが多いです。なんと言っても安定率ではピカイチなんですね♪



Uマット 無添加微粒子マット。少し神経質な種類やネブト マルバネに
使います。この2種類も安定率は高いです。ミヤマでも威力絶大です。
ただですね、コスパ的には少々お高くなるのでヨーロッパミヤマなど
大きな容器を必要とする種類にはここぞというときですね^^)

肝心なのを画像に撮り忘れました。完熟マット♪
このマットは使っている期間も相当なもので、いろんなことを
して使っています。けっこうピーキーなのとバラツキもあるので
調整が必要ですが、ノコ ヒラタ ニジイロなどは大きな個体が
羽化してきます。これ以外ではバンブーマットや赤枯れマット
グ〇ーンハウスさんのオリジナルマットなどを使用。

マット飼育に関してはコスパが良かったり買い置きさえしておけば
いざという時にすぐ使えるなど利便性の良さなども大きな理由ですが
あれこれできるというのも大きな魅力です。




産卵時期の記事、続けていってみます。
まずノコの休眠期間ですが、2ヶ月~最長で10ヶ月
(経験談)と、幅が広いです。
外産ノコは産地で結構違いますので産地の状況等を
事前に調べておくといいと思います。
やっぱり乾季と雨季がはっきりしている産地の種類は
それなりに寝ます。



自己ブリードでしたら羽化日ははっきりしているので
そこから判断できるのですが、購入個体の場合は羽化日の
記載をベースに管理方法などを変えて♂♀の状態を整えます。



国産ノコの場合はほとんど発生時期に合わせて起きだします。
ここ最近は、猛暑で当年羽化個体が羽化した年に
起きだすことがあります。
♀は温度を下げると休眠状態に入る個体もいますけど
♂は再度寝かすということが難しいので即ブリ状態の♀を
探すことも視野に入れます。



そんなことを踏まえての産卵時期なのですが、外産ノコの場合
温度を上げることができれば冬場でも産卵は可能です。
ただ孵化に時間が掛かったりしますので気長に待つことも
大事です。経験上では入荷時期の初回当たりに起きだしを
持っていけると爆産したりしていました。
ただ入荷時期が冬の場合はそれなりの工夫が必要です。



国産ノコはその年の発生初期・・・だいたい同じくらいの
時期に入荷するのでそこに合わせて産卵セットを組むと
良かったりします。あくまでも完全に活動を開始しているのが前提です。
採集禁止地域が産地の亜種も同時期で構わないと思います。
ちなみに晩夏~10月ぐらいまでは産卵可能です。
国産の場合、冬場は温度管理をしていてもいい結果は
得られないようです。ボク個人では冬場の産卵はしていません。



飼育された個体を種親に使う場合、羽化後の管理の仕方で
休眠期間の長さも変わります。これは購入個体の場合、
ほとんど分からないので、記載された羽化日と個体の状態で
判断していきます。ノコの場合、交尾をしていない個体は
意外と長生きですので状態を整える期間はないようであります。
これは国産でも同様のことが言え、購入後も寝かせる必要のある個体は
しっかり寝かせて万全な状態でペアリング・産卵セットに投入するのが
よろしいかと思います。



ノコの場合ですね、個体をしっかりブリード出来る状態に持っていくことが
大事で、それができると♀殺しなどの事故も減りますし、産む数も
相当変わります。ただ小ケースで50~出ることもありますので
販売目的でもない限りはケース壁面・底面に多数の卵が確認出来たら
♀を取り出すなど対策は必要です。♀が出たり入ったりする個体と
潜りっぱなしになる個体が観察できます。これは種類による特性よりも
個体差・・・どちらかというとセット内容がその個体に合っている
合っていないというほうが大きいようです。同日に同じセットを
組んでいるつもりでも微妙に違ってきますから、そこに♀が敏感に
反応しているように感じます。



個体の状態も万全、ペアリングもメイトガードまで見れるぐらいした、
時期も丁度よいなど3拍子揃ってセットを組むと早ければセット後
2日ぐらいで卵を確認できることもあります。寝かせている期間が
他の種類と比べて長かったりしますが、それ以外は割と結果が早く出る
ノコ飼育。材など必要ない種類もいますので、ちょっとやってみようか?
という感覚で飼育してみるのもいいと思いますよ^^) 



ミヤマクワガタの産卵セットは基本的に
同じです。ミクラミヤマに限定したセットという
ほどのことではないですが、少々違う程度だと
思ってくださっていいと思います。



画像はノビリスやルックといったヒメミヤマ系の
割出し時の画像です。ほぼこのセットと同じと
考えてくださっていいと思います。



ケースから見た感じはこんな感じだと思ってください。
アマミミヤマの産卵の時にはミズゴケの手持ちがなく
産卵木の割カスで代用したのですが、同じように
マット内に引き込む行為が見られたので卵座もしくは
孵化後の幼虫がすぐ食せるようなものなら何でも
いいのかもしれませんね^^)とかく離島のクワガタは
例外を除き、幼虫が育ちやすいとは限らない場所でも
産めそうだったら産んじゃう印象があります。
それだけ過酷だしそれゆえ特化した種類が存在するのだと
思います。



一番大事なのは個体の状態なので交尾後
消耗をできるだけ回避して産卵行動に移ってもらいます。



今期は成虫の数が少ないのでサンプル数が
少ない。。。いや、少ないから分かりやすいのか?
早々時間もありそうでないので見ている時間は限られます。

 

ミヤマに関してはそのほとんどがワインセラーに入っているので
そんなに影響は受けていないのですね。



でもノコは室内の低温の場所に置いているので
昨日今日の温度差にはかなり影響を受けているはず。

個人的に思うのはこの急激な寒暖差は国産種にとっては
かなり必要で活動を開始するスイッチだと思っています。

当ブログでもよく書いていますが活動を開始してから
充分にエサを与えて・・・と、あります。
経験上 そのほうが成功率は上がります。でも自然下では
どうなのか?



かつて伊豆大島で大量のノコを観察したことがあります。
それこそヤシャブシの若木に♂も♀もかなりの数が付いていたのですが
♀が交尾を拒否することもあるんですね^^)
♂同士のケンカはもちろん、♂と♀のケンカなども見ることができました。
そのときは大量のノコを見たことに歓喜して、いろいろと考えることは
できなかったけど、今思うと好み云々(これはもう擬人化しています。)
もあることにあるんだろうけど、♀のほうに交尾を受け入れる体制が
整っていなかったのかもしれないなと思えます。



話を飼育個体に戻して考えますとね^^)
休眠個体も4ヶ月も経過すると複眼は機能しているし
脚の力も相当なものとなっています。
たぶん羽化後、ある程度の期間を経て完全に成熟し
活動を開始できる時期(交尾産卵が可能な時期)を
見計らっているとは思うのです。その時期を教えるのが
ここ最近の寒暖差だったり季節の変わり目と称される時期なのかな?
と、思います。



material by:=ポカポカ色=