クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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昨年から集めだしたミヤマクワガタ。
友人や先輩の手助けもあり、ただいまピークを
迎えております^^)



そもそもは中甑島産初記載モノの子孫を友人から
譲ってもらったのが始まりで、その年にイズミヤマ(伊豆大島)
や淡路島産ミヤマ(このときは今年のことは予測していなかったです♪)
北鎌倉産のミヤマを飼育していたに留まっていましたが・・・
(この年の淡路島産ミヤマは失敗しています。)

昨年秋から飼育種を入れ替えようと試みて
その一環としてミヤマ(内外問わず)を飼育の1種に加えたところ
黒島 神津島などレア産地も入手することができました。



継続中の外産種もいますが、やはり国産種に目が行くことに
自分で気づき・・・これは逆らわないほうがいいと
自分に言い聞かせ^^)、、



大型のミヤマの魔力に引き寄せられつつも同時にノコの
魅力を再認識♪



素敵な出会いもできて❤



ボクが子供のころに見ていた昆虫図鑑にはオオクワが
載っていなかったのが関係しているのか?は定かでは
ありませんが、子供のころに憧れた、この2種が
現在では飼育の中心となっています。

もちろん、今まで飼育しているヒラタ、ネブト、コクワ
マルバネも継続中です。




産地では伊豆諸島の魅力を余すとこなく伝えてくれる友人も
できたので、伊豆諸島のクワガタも掘り下げていくつもりです。



ただ、どんどん増えていくこの現状を少々打開しなくては?
とも思っているので各種各産地少量で飼育していくことに
なると思います♪




トカラネブトの♂が羽化してきて
もうひとつ繭玉を割ったら♀が出てきて嬉しいことが続く
ネブトの割り出しですが・・・



ん?  これ・・・明らかにデカイ!!



アマミネブト(油井岳)。アゴの先端の湾曲が緩い
ので横幅の割にサイズが稼げた28ミリ。



ネブトは内歯の重なり方が絶妙でそこも魅力の一つなんですが
この個体は見事では?と、思います^^)



うーん。。。こーゆー個体が出てくるとやめられなくなりますね♪

ちなみに500のPPで孵っています。PPのほうがいいのかなぁ?
ちょっと話が逸れますが、かなり乾燥したマットでも繭玉を作って
ジッとしている個体もいました。何気に劣環境にも強いムシだということが
分かりました。



一応ネブトは全部、業販してくださるところに連絡を入れることに
なっているので、近々手許を離れてしまうことになると思いますが
これは持っていたいなー♪


まずですね^^)
マット全般に言えることなんですが
同じ銘柄でも出荷される時期や季節で状態が違うので
(明らかにではなく、使い続けると分かってきます。)
ここでこの銘柄を使っていていい結果が出ても
必ずしも同じとは限らないのですね^^)
そんなことを踏まえながらここ最近のネブト飼育の
使用マットを中心に書いてみようと思います。



まず、使用しているマットですが、
Uマット 無添加微粒子マット 赤枯れマット 完熟マット
の4種類。使用済みも使います。
産卵セットは無添加微粒子マットオンリーか少し赤枯れを混ぜます。
このとき幼虫の食べカスマットが残っていたら混ぜることもあります。

赤枯れを混ぜるのはトカラ列島以南の亜種と小笠原亜種に混ぜています。
混ぜるといっても無添加微粒子マットをバケツに入れて表面を
赤枯れで覆う程度です。まぁおまじないのようなものですね♪



大切なのは粒子の細かさで無添加微粒子マットはフルイに掛けます。
使用するケースはコバシャのミニ。温度は高めです。(25~28℃)



一番大事なのは個体の状態です。ワイルドの場合は各産地亜種の
発生時期を調べとくのは大事です。あと入荷直後多数入っていたら
発生初期と判断してもいいかもしれませんね^^)この場合
♂♀同居は必須です。飼育品の場合は入荷時期(羽化時期)が
大事です。あと自力ハッチか否かは大事です。
休眠期間が変わるんです^^)



そんな面倒なことは・・・と、お思いの方♪
産卵セットを組んで♂♀一緒に入れてしまうのも手です。
これは野外品 飼育品問わずやりますが、♂はバラバラに
なることが多いので事が済んだら標本にという方には
不向きです。もともとネブトは羽化した場所が産卵場所だったり
するのでそれでも大丈夫なのですが、温度が低いと産卵セットの
中で休眠モードに入ることがあります。



ネブト飼育で一番の問題は産卵数の調整で、ミニケースを
使っても100~出る場合があります。
これが非常に厄介で、1種類だけならなんとかなりますが
数種類がそうなると手に負えなくなります。
ほとんどのセットで♀が上に上がってくることは稀ですが
(上がってくるときは産んでないことも多いです。)
上がってきたら捕獲してエサを与え、次に備えるか?
セット時期と相談して(一番いいのは幼虫が見えてる)
やめてしまうかです。
意外と放置プレイが功を奏するネブト飼育。
忘れないことが大事かもしれません♪


今年は大当たりの年だったとは採集者様の弁♪
先日、69をチラッとご紹介させていただきましたが
今日は65・・・このサイズだって驚愕なんですよ!



個人的には冠が横に張り出さない
(なぜかアゴの長く見える個体が多い。)島モノならではの
個体に魅力を感じます。



イエローバンドも鮮やかなこの個体は、黒島や神津のお手本に
なる(飼育で目指す)個体です♪



このスマートさ加減がソソリマス❤
ミヤマは大型になればなるほど各ディテールが個性を持ち、
主張するのですが(それが魅力でもあります。)、この個体のように
各部が主張しすぎないことでバランスが取れた個体は大好きです♥



ミヤマと対極を成すであろうノコ。この個体は64.
比較するにはいいサイズだと思います。



淡路島(と言いますか、瀬戸内海のと、言いますか?)
のノコは頭部と前胸のバランスが絶妙で、そこにスラッと伸びたアゴ、
この個体は太いほうだと思います。



ノコは灯火に飛んでくるそうですがミヤマは飛んでこないそうです。
ミヤマは4.5メートルの竿で届かないくらい高いところに鎮座していて
採集は非常に困難と推測されます。通年は50ミリ台を採集しても
一喜一憂していたと申されておりました。
それなのに今年は❤❤❤



かなりの数がいる淡路島産ミヤマクワガタ。
どの個体も見ていると時間を忘れてしまいます♪


今日は仕事が早出だったのでお昼過ぎから
羽化した成虫を割り出しました。
意外なことに♂もけっこう羽化していたので
ご紹介しながら比較していこうと思います。
使用したマットなども一緒に書いていきますね^^)
今回ご紹介する個体は全編マット飼育です。



まずは壱岐。昨年仲間が採集に行って
送ってくれた個体からの累代です。
ちょっと腹がはみ出していますね。。でもこの個体
産卵一番800一本孵しなんですよ^^)
このアングルだと普通の国産ノコに見えますが


このアングルだと壱岐特有のアゴが細く長いタイプではありますね^^)



イマイチ実感が湧かないけど希少産地である城ケ島産。
この個体だけ50ミリ台です。画像だと分かりにくいのですが
真っ赤です(!)



友人から託された城ケ島産。なんとか羽化まで漕ぎつけることが
できました。城ケ島産は採卵から飼育してみたい産地です。



大きな個体は既に手許にないウトロ産。
このあと紹介する小清水町と隣接しているのに型が
大きく違います。ウトロのみ完熟マットで大きくなったというところも
特筆すべき点です。



サイズ的には60台前半なのですが、この個体だけ800で孵しています。
脚の細さは否めませんが、アゴの太さなどは全体のバランスを
考えると太いと思います。ウトロはこの個体で累代予定です。



こちらが小清水町。道南などに代表される型で本州のノコと
大きな違いは感じられないのですが、ウトロ同様 夏の気温が上がらないと
中々お目にかかれないそうです。



ただウトロと小清水町が同時期に揃うことは中々あることでもないので
見比べられただけでもよかったです。ちなみにウトロがデカクなった
マットで小清水町はウトロほどでかくならなかったことも
お伝えしておきます。

本土ノコの場合、同じ銘柄のマットを使っても、その時々で
マットの状態の違いに機敏に反応しているように感じます。
ボク個人としてノコ飼育の中で一番面白いのが本土ノコなんですね^^)

来期はミヤマ同様、マットをあれこれ弄って飼育してみようと
思います。


material by:=ポカポカ色=