クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ミクラミヤマをいろいろ調べていくと
竹林付近の側溝を歩いているのを採集するなど
(これ、採集禁止以前の文献ですね♪)
国産ミヤマの採集方法とはずいぶん違うようです。
これを読んで『えっ?』と思う方もいらっしゃると
思いますが、伊豆諸島に生息するクワガタの中には
地上歩行性のクワガタは他にもいます。



ただそうなるとどこで♀と出会うのか?とか
何を食べているのか?などが産卵させるうえで
気になるところです。



♂と♀の発生時期も違うようですしね。。
他の方の飼育記など読むと♀殺しもあるようなので
発生時期が違うとなるとこれは納得です。

で、ウチの個体はと言うと現在♂♀全て違うケースで保管していますが
♂♀のケースは隣接させています。今現在は♀は出てきていて
うち1頭はゼリーの上にいます。昼間は♂も上に出てきていました。
♂♀が両方出てきていると触覚がピンと張っているので異性が近くにいるのを
察知しているようです。これから生息地の気候や温度などを
調べてみるつもりです。

久し振りに調べものをしながらの採卵はワクワクしますね♪



先ほどの記事の続きです。



どれでもいいのですが国産ヒラタを手に入れて
文献や書籍などから亜種がいることを知り
ちょっと興味が湧いてきて実物を見たい衝動に駆られると
ちょっとヤバイのですが^^)



まず特徴が顕著な3型とは?なんですが
ツシマヒラタ サキシマヒラタ 本土ヒラタの
3亜種が型の違いが顕著に出ます。
ツシマから長い 太い 本土ヒラタはこの配列でいうと
中間でしょうか?どちらにしても型の違いを楽しむことは
できます♥



この3亜種はいずれも野外品の入手が可能です。
サイズさえ気にしなければ安価で手に入れることもできます。
ただサイズを大型で合わせて入手となると話は変わってきます。
野外品の大型は標本価格となるので、とんでもない価格に
なりますし、第一生き虫で入手できるかどうかが分からない
くらいです。ヒラタの大型で野外品はそのくらい貴重なんですね。。



飼育品でも本土ヒラタはサキシマヒラタに追随するような
サイズを考えると価格が随分変わってきます。
飼育品の大型は本土ヒラタが一番高かったりします。



ここから産地などに拘ってくると増えたりしてきますが
それも楽しみの一つです♪ サキシマヒラタは流通が稀な産地も
ありますし、ツシマヒラタも酷似した型の亜種がいます。
本土ヒラタに至っては産地で若干型が変わってきますので
そこが分かってしまうと深みに嵌ります♥
特に離島の本土ヒラタはレアだと思っていいと思います。
そんな奥の深い国産ヒラタの世界♪
集めだしたら面白いかもしれません^^)





落札したクワガタが届きました。



何回か落札させていただいている方からで
丁寧なラベルにはいつも脱帽です^^)



アマミヒラタ加計呂麻島・弓師岳WF1.
WF1です!2019年羽化だから2017年か2018年の採集ですね。
加計呂麻のアマミヒラタは貴重で個体はそれほどいないと
聞いています。



アマミヒラタも若干ですが上翅に縦スジが出ます。
縦スジの出方が奄美大島産と違うのです。
確か奄美群島に生息しているほうが薄くなると記憶していますが
ちょっと曖昧なので友人に確認しておきますね^^)
奄美群島・徳之島に生息するヒラタは奄美群島までがアマミヒラタ
徳之島はトクノシマヒラタと亜種分けされています。
ノコ同様 与路島に生息するアマミヒラタはトクノシマヒラタ寄り
の型になるのが面白いところです。与路島 請島とこの加計呂麻島の
ヒラタは個体自体を見れることが稀なので比較できること自体が
貴重だったりします。



国産ヒラタはツシマヒラタとこのアマミヒラタの2種に
本土ヒラタを追加するか悩みどころ♪
個人的な見解を言うと、ディテールで集めるのなら増えますが
型で集めるのならアゴが長くなる亜種と全体的に太くなる亜種
と本土ヒラタの3種が顕著な違いが出るので面白いと思います。

飼育自体はそんなに変わりはないけれど羽化してくる時期も
早いし、個体は長生きです♪ 5月ぐらいから野外品も出てきます。
(今年はちょっと分かりませんが。。。)
オオクワと対をなすスタンダートなのかもしれませんね♥





非常事態宣言が発令された影響で
徐々に仕事の終わりが早くなってきています。
とりあえずできることはやって(仕事ですよ♪)
それでも早くに終わったのでミクラミヤマを
飼育用ケースに移します。



ワインセラーから出して約1週間。マルバネの幼虫が
置いてあるところですから約20℃近辺です。



クリアスライダーに各1頭づつ入れます。
個体サイズの割には大きいのでは?と、思うかもしれませんが
地上歩行性なのでこのサイズの容器に入れます。



転倒防止用に産卵木の割カスの細かいヤツを入れます。
これは後に産卵セットにも使用します。



♂。御蔵島産です。ミクラミヤマは♂♀の発生時期が違う
ようですね^^)



もう1頭の♂。今回は2ペア使用して産卵させるという
いつにない本気モードです。割と勢い余って失敗します。。



♀。あとは♂♀の成熟度合を合わせることですね^^)
ここが産卵のポイントのひとつでもあります。



一応、現段階でペアリングする予定の♂と♀を分かるように
しときました。あとは個体の状態を見て判断します。
必ずしもA同士B同士とはならないことをご連絡しときます。
ちなみにここからは常温で管理します。
夜の温度低下や日中の上昇を感じ取ってもらい
成熟を促します。問題は♀の成熟です。
これはミクラミヤマに限らず他の種類でも同様に行っています。
ただ昨年失敗しているので記事として挙げてみました^^)


画像が使いまわしで申し訳ない。。
ミクラミヤマの活動が活発になり始めました♪



ミクラミヤマに限らず、ミヤマの起こし始めは気を使います。
基本的にどのクワガタも起きてから充分にエサを与えて
完全に活動を開始させてから次の行為に移したほうが
成功率は上がります。



あと、自然下での生息域や発生時期なども把握しといたほうが
いいと思います。♂♀の採れる順番などは大いに参考になります。



ミクラミヤマの場合、地上歩行性という他のミヤマにはない
特徴がありますね^^)なので、そこらへんも踏まえて
起こしだします。なんと言っても昨年はここで失敗しているので
今年は入念に観察します。



今年のミヤマは、このミクラミヤマを皮切りに
外産ミヤマは、アクベス ユダイクス シュパンキー
ウェムケン メアレー 国産は中甑島産 奥多摩・日原産を
ブリードいたします。本日 夕刻にでもミクラミヤマはケースに
移そうと思っています。


material by:=ポカポカ色=