クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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GW終盤に友人と旨い酒と肴で楽しい時間を過ごしたと
書かせていただきました♡
そのときに話題に上がったアマミマルバネを
プリンカップから1400容器に移しました♪



まずは生存確認♡ 画像は4個体ですが、実際は5頭です。



今回は1400を使用します。最終的には2300~2800に移動します。
マットはNマット+ヤエマル産卵使用済みマット∔赤枯れに少しだけ
高栄養のマットを加えています。窪みを付けている部分にそれまで
入っていたマットごと幼虫を移し替えます。



他の種類でしたら、ここまで育ってくれていれば安定するのですが
そうはいかないところがマルバネの怖いトコロでも醍醐味でもあります。
今年は奄美大島のアママルが羽化予定ですから、上手くローテーション
してくれればいいなあと、思っています♪




今回は産卵セットの割り出しから個別飼育までを
書かせていただこうと思います。



だいたい採集される10月ごろから産卵セットを組んで
翌年2月から3月の割り出しがボクの飼育ルーティーンで、
割り出した個体によって個別にするか多頭にするか考えます。
時期的に室温も下がっているので、だいたい多頭飼育して
安定するのを待ちます。割り出し時 産卵セットに使用した
マットは取っておくと後々いいように思います。



で、この時期 早めに孵化した個体は2令に加齢していると思いますので
個別で飼育します。クリアボトルなど固い容器でもいいのですが
ボクはだいたい500㏄のプリンカップで様子を見ます。
マルバネの幼虫は一定の場所にスペースを作り、その中のマットを
食して、食べきるとそのスペースから顔を出すことが多いので、
把握しやすいというメリットがあります。あと、プリンカップは
柔らかいので通期の確保という点ではいいのかなぁという感じです♪
まだ小さい幼虫(初令~初2令)は、多頭飼育して大きくなるまで待ちます。
マルバネの幼虫は恒温を好みます。これはどのステージでも
そう思うので、なるべく温度変化の少ない場所を選び、そこから
動かさないように心がけておくとカナシイ結果が少なくなると思います。



割り出し後に使用するマットですが、産卵セットに使用して
幼虫が出てきた周りのマットのいい部分でコト足りるようでしたら
そのままで、付け足さなければならないようでしたらNマットを
少し混ぜ込みます。個別にするときはノコやヒラタに使用できるマットも
混ぜ込むことはあります。ただ、あくまでも少量です。
赤枯れについては、産卵セットに使用したマットの中に入っているので
足したり足さなかったりしています。ヤエマルは、赤枯れの依存度は
高くないように感じています。(他のマルバネはちょっと違います。)



だいたい6月~7月(個体によってはもう少し後になるかも)で3令に加齢しますので
個別に大きな容器に移します。ボクはこのとき1400に移しますが、2300等
大きな容器に移しても大丈夫です。交換の仕方は人によって様々ですが、
それまで使用していたマットを新しいマットに混ぜ込む方法と、
容器内に新しいマットを入れてから大きな窪みを付けて、幼虫ごと
それまで使用していたマットを入れてしまう方法です。どちらも試してみましたが
羽化した個体のサイズはあまり変わらないし、マットの劣化具合に違いも
見られません。それまで使用していたマットがコバエに侵食されていることも
ありますから、臨機応変に交換方法を使い分けていたりします^^)



以前と変わったことと言えば、糞をそれまでは捨てていましたが
最近は細かくして新しいマットに混ぜ込んでいます。これは消化や
栄養摂取を助けるバクテリアが糞と一緒に体外に出ているのかも?と
考えたからですが、そう気にしなくてもいいようにも感じています。
ここで気を付けなくてはいけないのは、時期的に真夏になって
気温室温とも上昇します。エアコンの冷風が直に当たったりすると
3令でもマックロ(。。。)になっていることがありますので、
置き場所等の配慮は必要です。



ここまでで産卵セットの割り出しから数えて、約半年弱。
これからが長いのですが、マルバネの飼育はそんなにやることはないので
置き場所さえ固定できれば大丈夫かと思います。次の交換(というか付け足す
というか?)は、早くても10月~です。乾燥だけは気を付けておくと
いいと思います♪




羽化していることはあるんです。
イレギュラーなんですが、このまま寝るんです。
下手すると活動時期まで寝る個体もいますが、この個体は
割ってしまったから早いかもしれませんね。。



まだ腹が白いので元に戻しますが、ガマンできなくて割ってしまいました。
マルバネは、よく2年とか3年の飼育期間と言われます。
ヤエマル オキマルが2年 アママル3年というのが通説ですが
ヤエマル オキマルも3年となることがあります。どうも3令終期に
温度が低いと幼虫のままでいるようなんです。このことをマルバネの
巧に聞いてみたところ、よくあることでそのままにしておけば
翌年 ちゃんと羽化するとのことでした。
この個体は巧の言う通りとなりました^^)



画像に違いが感じられないかもしれませんが全て別画像です。
ライトとか当てちゃうと反応するので、極力避けています。
マルバネもネブト同様 自力ハッチが一番望ましいです。



割った繭玉の上半分。実にキレイです。
マットカスは割ったときに付いたものです。もちろん取り除いています。
あと繭玉の大きさですね。個体より一回りぐらい大きいだけです。
これでよく後翅がきれいに納まるものだといつも感心しています。



割った面を合わせたら元通りになったの画像(^^♪
マルバネの場合、滅多に容器側面に繭玉が及ぶことはないのですが
たまたま容器側面から中が見えたので、今回の記事となっています。



ちょっと反応してしまいました。。
この画像は戻す直前の画像です。他の容器も確認してみたら
(割らないで、繭玉があると思われる部分に耳を当てます。)
羽化していそうな容器もありましたが、今回はこの1頭のみと
しました。今年はマルバネの羽化フィーバーな年になりそうです♡




ボクは煙草を吸います。今朝、煙草の本数を見たときと
本数が変わっていませんでした^^)15時を周って一息ついてしまうと
あとはラベル作って片付けようかとなるのですが、今日は違います^^)
どちらをやろうか迷ったのですが、時間が掛かるほうを優先しました。
選択したのはマルバネ。産卵セットを割ってから大きめのプリンカップに
入れてそのままでしたから気がかりだったんです。



産卵セットを組んだのはヤエマルとオキマル。
それぞれ少数ですが、幼虫は確保できています。



オキマル初令。マルバネもネブトヨロシクで、初令のうちは多頭飼育が
望ましいです。まずは数の確認。産卵セットを割ったときと同数でした♪
ここでマットの配合をします。



使用するマットは以前羽化したときの繭玉とその周辺のマットと
赤枯れ、Nマットです。もちろん幼虫が入っていたマットも使用します。
上の画像のような個体ばかりでしたので、多頭飼育は継続しますが、
容器は大きくしときます。



お次はヤエマル(西表島)のマット交換。去年入手かと思っていましたが
2020年入手でした^^)累代が浅かったのと入手価格がべらぼうに安価で
入手できた個体です。2020年ですと、順調にいけば今秋 羽化してきます。
上っ面のマットを取り除き、幼虫の状態とその周りを確認します。



上の画像を引いて撮った図。容器は2300です。
幼虫周りが繭玉作成な感じでしたら、ムリに幼虫を取り出さずに
マットを付け足します。ヤエマルの場合 ここまで来たら赤枯れは
混ぜ込まなくても大丈夫です。



取り出さないといけない個体もいましたのでパチリ(^^♪
イイカンジに育っていますね♪



威嚇するの図。マルバネ幼虫が活動するには少し温度が低いので
動きはゆったりしています。



まぁまぁですね。。。60ミリで羽化してくれれば御の字です^^)



マルバネは2年目の個体と3年目に入った個体が混在するので
温室内は盛況です^^)ヤエマルは石垣島産と西表島産がいるのですが
どちらの産地も合わせてあるので、別系統で交尾・産卵が可能です。
とにかくマルバネはどんどん規制が厳しくなると思うので、
自己ブリードで累代していきたいと願うばかりです♪


マルバネは幼虫しかいないので、過去画像の使いまわしと
なりますことをあらかじめお伝えしておきます。



実は3年目を迎えている個体が何頭かいるのです。
で、このあいだひとつだけ繭玉を割ってみたのですね。



そうしたらしっかり蛹でした。
想定内ではあったので、割る段階で修正が効くようにしていたから
繭玉を元の状態に戻したのですが、他の容器で少しだけ容器外から
見える個体もいて、そこの個体も蛹。ここで他もそうだろうと
考えを改めまして、触るのを止めたのですが・・・



ボクの認識では、個体差はさておき2年目の夏ごろから繭玉を作り始め
前蛹~蛹の期間を得て、だいたい10月の中旬辺りから羽化してくると
認識していたのですが、どうも秋ごろにそうなると、蛹の期間が長くなる
ようです。。確かにアママルは3年目に突入しています。
トクノシマは飼育したけど途中で落ちたので分かりませんが、
他はほとんど2年で羽化しているので、そう思っていたのですが
どうもそうではないみたいです。。



幼虫期間が長いから大きな個体が羽化してくるのか?と、
聞かれるとマルバネの場合はその限りではないのですね^^)
これはもう経験済みで、やはり適切な容器サイズやエサを
確保してあげないと、いくら飼育期間が長くなろうとも
大型個体は羽化してきません。



そんな忍耐こそが・・・とボヤキたくなるマルバネ飼育なんですが、
個人的に、歳を重ねたから気長に待てるのかなと思いつつ、
採卵した年と羽化した年を見比べて、その年月の違いに驚きながら
そのころ自分は何やっていたんだっけ?と、忘れている自分自身に
少々凹んだりもしています^^)



material by:=ポカポカ色=