クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 3 5
8 11 12
15 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[622] [623] [624] [625] [626] [627] [628] [629] [630] [631] [632]
中甑島産のミヤマは初記載モノのワイルドを
友人が購入して飼育。その子孫がボクに渡り、
そのまた子孫(F2ですね。)が今、休眠中です。
2♀を使いブリードして相当数の幼虫を得ることができて
販売もさせていただいて(このときはまだヤフオクデビュー
していませんね♪)ボク自体 ミヤマのブリードが
初と言っていいくらい久しぶりでしたので気合が入ったのも
事実です。この中甑島産のミヤマが手に入ったことで
ミヤマ飼育にずぶずぶとのめり込んでいくのです。



ペアになる♂は幼虫を販売した友人から成虫で買い戻しています。
なので同系統となります。画像の個体は41ミリと島モノのミヤマとしては
大きいほうだと思います。ただ初採集時も同じくらいのサイズの♀が
入っていたそうなので意外と大きくなるのかもしれませんね。



画像の写し方が大きく影響しているとは思いますが
島モノミヤマ特有の前胸から上翅にかけてのラインがスマートです。
同じ島モノミヤマでもイズミヤマはちょっと違うのも
面白いところです。淡路島 伯方島のミヤマも同じようなラインで
形成される個体が多いことから亜種にならない島モノ特有なのかな?
と、考えてしまいますね^^)黒島産についてはじっくり見たのが
2日ぐらいなので、飼育している個体が羽化してきたらゆっくり
比べたいと思います。



現在中甑島産のミヤマ♀は全部で4頭。羽化不全気味の♀も
いますから全頭ブリードするかは未定ですが、ある程度のセットは
組む予定です。今期は羽化してくるであろう♂も非常に楽しみです。


缶ゴミの出す日が土曜日で、しかも廻ってくる順番が
早いのか?9時を過ぎて出しに行くと既に回収済みという
ことが多い。。。しかも今は道が空いているから
尚早い。。。ということでいつもと同じ時間に起きる
土曜日なんですね^^)早々のご決済をいただいた
(ありがとうございます♪)ヤフオク出品個体を
発送し、そのままお昼を買いに行き(これも今は考え物です。。)
本日はかねだいさんにマットとゼリー、プリンカップを
買いに行き、(かねだいさんで友人にバッタリ会いました♪
ちょっとだけおしゃべりしました。)そのあと100均で
オアシスなどを揃えてきました♪
まぁあまり出歩くのもどうかと思いますが、
こーゆーときはカブ号♥大活躍です♪



それからクワ活に入りました^^)
今日は国産ミヤマを中心のマット交換です。



予定したのは宮崎 黒島 中甑島 神津島 利島なのですが
黒島はすでに蛹室を作っている感じでしたので触るのをやめました。
利島はF4は黒島と同じ状態だったのでWF1のみの交換です。
宮崎はすごく数がいるのでピンポイントで交換。
神津島も状態をみて1頭だけはそのままです。神津島は
♂も♀も1400に入れていたので♀は800に戻しました。



どの産地もすくすく育ってくれていたのでよしよしです♥
画像は中甑島産。中甑島は1頭ぐらいが♀で後は全部♂。
♀はすでに羽化済みですが対策はしています。

少しだけ時間が余ったのでチベットミヤマのマット交換も
しました。チベットミヤマは全部で7頭。もう少しいたような
気もしましたが本日は7頭交換です。



ミヤマのマット交換はマルバネ同様、それまで入っていた
マットをフルイ掛けして新しいマットに混ぜます。
なので意外と時間が掛かるんですね。。。
古いマットと新しいマットの色の違いや粒子の違いなどを
ここで観察しとくといいと思います。
ちょっと話が逸れますが先日発売されたビークワ
『世界のミヤマ特集』では各種をグループ分けして
紹介しているんですが、あれは非常に嬉しかったですね♪
飼育のヒントにもなりますしね^^)

そんなこんなのミヤマのマット交換。
明日も(もう今日ですね。。)国産が中心となると思いますが
ラエトゥスやエラフス アマミミヤマなども交換予定です。
あとは時間との勝負となります♪



と言いましてもね、テクや注意点と言った意味では
他のノコと同じなんですね^^)

ただ起きだしなどは国産ノコの中では
外産寄りです。羽化してから活動できるスイッチが
入ると動き出すのは早いです。
これは♂♀ともに見られる傾向なのである意味
ある程度の数を持っているとなんとなく
その年のうちにブリードできたりします♪



あとですね、数見ていくと産地の違いがはっきり分かるのも
いいですよね^^)流通量が多いのは中之島と悪石島。
この2島の個体はいわゆるトカラノコという色や型なので
流通量が多いのも頷けます。口之島や諏訪之瀬島は
なんとなく色が暗いし、臥蛇島はちょっと好みが分かれる型を
していますのでコンプリートしたかったり、ちょっと踏み込んで
見たいという方向きです。



話をブリードに戻しますと、昨年羽化個体は早いと
そろそろ起きだします。先日ケースに移しましたが
ゼリーを舐めたり潜ったりを繰り返していますので
もう少しそのままにしておいて様子をみます。
ボクは早くて5月下旬、遅いと8月下旬ぐらいまでの
長い期間をかけて産卵セットを組みます。
今年はトカラノコの成虫数が少ないので、割と早いかもしれません。



充分に成熟させた♂と♀を交尾させて産卵セットを組むと
小ケースでも結構な数を産みます。産卵セットはマットの固詰め、
産卵期間は個体差がありますが、だいたい2ヶ月ぐらいです。
なるべく初2令ぐらいで割り出すと事故も少ないし、幼虫の餌も
菌糸とマットと振り分けることができるので、計画も立てやすいかと
思います。幼虫期間は8ヶ月~14ヶ月ぐらいで大きな♂の幼虫体重は
17g~となります。♂♀の羽化時期を合わせたいのなら
♂は菌糸(菌糸のほうが早く羽化してきます。)、♀はマットで
温度を若干低めの場所に置いてあげると、いい具合に羽化時期が
合ってきます。これだという♂幼虫は1400㏄の菌糸で♀と同じ場所に
置いてあげると、時間はかかりますが満足のいく個体が孵ることが
多いです。



♂の型をスッキリさせたい、アゴを長く伸ばしたいなど
お好みがあると思いますが、ある程度のことは飼育テクで
なんとかなりますので、それはまた今度書かせていただきます。

70UPのトカラノコはまた別格となりますので、大きな個体を
孵して悦に浸りたいものです♪


産卵時期の記事、続けていってみます。
まずノコの休眠期間ですが、2ヶ月~最長で10ヶ月
(経験談)と、幅が広いです。
外産ノコは産地で結構違いますので産地の状況等を
事前に調べておくといいと思います。
やっぱり乾季と雨季がはっきりしている産地の種類は
それなりに寝ます。



自己ブリードでしたら羽化日ははっきりしているので
そこから判断できるのですが、購入個体の場合は羽化日の
記載をベースに管理方法などを変えて♂♀の状態を整えます。



国産ノコの場合はほとんど発生時期に合わせて起きだします。
ここ最近は、猛暑で当年羽化個体が羽化した年に
起きだすことがあります。
♀は温度を下げると休眠状態に入る個体もいますけど
♂は再度寝かすということが難しいので即ブリ状態の♀を
探すことも視野に入れます。



そんなことを踏まえての産卵時期なのですが、外産ノコの場合
温度を上げることができれば冬場でも産卵は可能です。
ただ孵化に時間が掛かったりしますので気長に待つことも
大事です。経験上では入荷時期の初回当たりに起きだしを
持っていけると爆産したりしていました。
ただ入荷時期が冬の場合はそれなりの工夫が必要です。



国産ノコはその年の発生初期・・・だいたい同じくらいの
時期に入荷するのでそこに合わせて産卵セットを組むと
良かったりします。あくまでも完全に活動を開始しているのが前提です。
採集禁止地域が産地の亜種も同時期で構わないと思います。
ちなみに晩夏~10月ぐらいまでは産卵可能です。
国産の場合、冬場は温度管理をしていてもいい結果は
得られないようです。ボク個人では冬場の産卵はしていません。



飼育された個体を種親に使う場合、羽化後の管理の仕方で
休眠期間の長さも変わります。これは購入個体の場合、
ほとんど分からないので、記載された羽化日と個体の状態で
判断していきます。ノコの場合、交尾をしていない個体は
意外と長生きですので状態を整える期間はないようであります。
これは国産でも同様のことが言え、購入後も寝かせる必要のある個体は
しっかり寝かせて万全な状態でペアリング・産卵セットに投入するのが
よろしいかと思います。



ノコの場合ですね、個体をしっかりブリード出来る状態に持っていくことが
大事で、それができると♀殺しなどの事故も減りますし、産む数も
相当変わります。ただ小ケースで50~出ることもありますので
販売目的でもない限りはケース壁面・底面に多数の卵が確認出来たら
♀を取り出すなど対策は必要です。♀が出たり入ったりする個体と
潜りっぱなしになる個体が観察できます。これは種類による特性よりも
個体差・・・どちらかというとセット内容がその個体に合っている
合っていないというほうが大きいようです。同日に同じセットを
組んでいるつもりでも微妙に違ってきますから、そこに♀が敏感に
反応しているように感じます。



個体の状態も万全、ペアリングもメイトガードまで見れるぐらいした、
時期も丁度よいなど3拍子揃ってセットを組むと早ければセット後
2日ぐらいで卵を確認できることもあります。寝かせている期間が
他の種類と比べて長かったりしますが、それ以外は割と結果が早く出る
ノコ飼育。材など必要ない種類もいますので、ちょっとやってみようか?
という感覚で飼育してみるのもいいと思いますよ^^) 



カテゴリーは国産ヒラタとしていますが
今はスマトラヒラタもいますのでかつて飼育した
外産ヒラタも少し交えて書かせていただきます。



ボクのヒラタ飼育歴って時期で考えると先一昨年あたりに
集中しているのとその時期は国産のみです。
ヒラタを産卵させる場合、外産と国産で違いが生じます。
外産の場合は個体が成熟したと判断でき、それなりの
温度を保つことができると季節を問わず産卵の成功率は
他の種類と比べても高いほうだと思います。



でもこの感覚で国産ヒラタを飼育しますとちょっと違ってきます。
国産の場合はやはり発生期に合わせたほうが成功率は上がります。



意外と話題に上がらないのは産卵数。実は小さなケースで
産ませるとそんなに数は産まないのですね^^)
ここで少しまとめますと・・・

外産ヒラタ
・産卵時期・・・問わず
・温度・・・産卵できる温度ならば可。
      だいたい24℃ぐらいだと思います。
・1セットあたりの産卵数・・・一概に言えませんが20も産んだら
      成功だと思います。
・再セットでの産卵数・・・経験なし。

国産ヒラタ・・・南西諸島亜種
・産卵時期・・・外産に準じますが、亜種によっては
        発生期のほうが成功率は上がります。
・温度・・・温度よりも急激に温度が上がる時期
      晩春~梅雨までの間に組んだセットはうまくいったことが
      多かったです。
・1セットあたりの産卵数・・・覚えているくらいなのでそんなに
      回数は多くないと思いますが、小で30という経験あり。
      だいたい~20ぐらいです。
・再セットでの産卵数・・・一桁ということが多かったです。

国産ヒラタ・・・本土ヒラタ
・産卵時期・・・5月下旬~7月 一度だけ9月に産卵させたけど
        納得のいく数ではありませんでした。
・温度・・・たぶん24℃あたりで産ませていると思います。
      部屋の温度をミヤマに合わせたら産まなくなったので
      ヒラタだけ常温で産ませた経験あり。本土ヒラタも
      温度が急激に上がる時期のほうが成功率は高いです。
・1セットあたりの産卵数・・・20~30だと再セットは組みませんでしたが
      だいたい15~で嬉しく感じたものでした。
・再セットでの産卵数・・・やはり一桁、もしくはボーズ。

◎国産の場合、初秋あたりで夜間の温度が下がってくる時期は
♀がセット内で越冬体制になった経験あり。



ちなみにですが、ボクはヒラタで1セット40とか産んだという
経験はありません。直近の飼育はスマトラヒラタ(割出し待ち)と
小値賀島産ゴトウヒラタですがゴトウヒラタは32ぐらいです。
(販売した数と飼育している数の合計です。)
飼育している全種類のなかではヒラタの産卵は時期的には早いほうの
部類に入ります。ヒラタは幼虫期間が他の種類と比べると長くなくても
そこそこのサイズの♂が羽化してくるし、成虫の寿命も長いので
産卵数が一桁でもない限りはそんなに意識はしていませんでしたが
ある意味産みすぎて困ったということもないので幼虫販売も
あまりしていません。ただボクが下手というだけかもしれませんので
あくまでも参考程度にしていただけるとありがたいです^^)
        



material by:=ポカポカ色=