クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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コクワガタ。
日本には大きく分けるとコクワガタとアマミコクワガタ
がいるのですが、今回はいわゆる本土コクワガタと
呼ばれる、しかも亜種ではない原名亜種のコクワガタの
お話です。

以前にも書きましたが、種類数産地数増加のため
かなり限定して飼育をしようと決めたのですが
ワンシーズンを通過したらなんだかんだで集まって
しまいました^^)

壱岐島 壱岐・長島 利島 見島 藍島

離島ばかりなのですが、この中で個体数をいっぱい見たのは
利島のみ。ボクも正直なところ、どの島に個体数が多いのか?
全然分かりません。島によっては個体数の多い島もあるみたいです。



本州を中心にどこでもいると印象のコクワガタですが
島によっては多いかも?とは言いましたが離島全体を考えると
やはり少ないんだろうなと思います。



地域変異とか個体差などはヒラタ同様 数を見ないと
分からないレベルなので、見比べる機会すら稀・・・
という弊害はあります。



あとね^^)その割にはふだんから見慣れたクワガタでは
あるのでしっかり見るという興味がないと中々。。という
こともあります。

上翅の赤味具合やコントラスト、型でいいますと前胸の丸みなど
いろいろと違って面白いのですが、サンプル数も少ないので
亜種のように明確な違いをはっきりと明記できづらいというのも
あるんだろうな。。

ところで飼育の方は、ご自分で採集された地元のコクワと
なんら変わりなく、亜種のようには採卵しずらい産地もあるよという
訳ではないので大事にブリードすればそこそこの数は採れます。
大型を狙う場合 50ミリ~って離島モノで
出るのか?は経験がありません。

ただ販売・・・となるとどうなのかなぁ^^)
ちなみに亜種はクワタ等で並べていると閉場したときには
なくなっているということが多いんですね^^)
小さい個体などはお値打ちで出すことがコクワに限らず
多いのですが、そのときは一番始めになくなっていきます。



個人的にはいろいろな種類を見れば見るほど
コクワガタが愛おしく感じるので、同じ感覚を
お持ちの方がいらっしゃるのは嬉しい限りです。
どちらかというとブリード市場に出てこないコクワガタ。
お探しの方、ご一報をお待ちしています❤






いわゆる俗名ですよね?
この言い方。でも伝わりやすいですよね^^)



ボクのトコにはいわゆる本土○○という
クワガタが多いんですね♪
ヒラタ コクワ ノコ ネブト。
自分の印象ではヒラタが多いのかな?と、
思っていましたがコクワとノコもけっこういました。
で、今回はヒラタとノコにスポットを当ててみます。



ヒラタは国内に原名亜種がいないので
いわゆる本土ヒラタと呼ばれている種類も亜種に
なるんですね^^)もともと伊豆大島に採集に
行ったとき ほとんど採れないヒラタが
累代品で販売されていたのを見つけて入手したところから
始まっています。あと運よくノコのワイルド入荷にヒラタも
混じっていたときに入手できたのも大きかったです。
そこから種子島 甑諸島 馬渡島(初飼育のころはイキヒラタ
ではありませんでした。)屋久島と離島のヒラタが集まり
現在では伯方島 大三島 佐島 大隅半島 藍島 有田市
平戸島 糸島市 などが加わった代わりに
サキシマヒラタなど他の亜種は少なくなっています。
いわゆる本土ヒラタと呼ばれている亜種の離島モノは
採集数も少なく、流通量が少ないことも手伝って収集欲に拍車が
かかった時期もありました^^)集め出して個体をじっくり見ていくと
地域変異が少なからずあるのと、探すとまだまだ少ないのでね^^)
あると手が伸びてしまうといいますか?^^)あと販売に出すと
パッとなくなってしまうことも手伝っています。



ヒラタに対してノコは、そんなに触手が伸びなかったんですね。
(ノコ好きなのにね。。。)ノコの場合、いろんな型が
同産地から出てくるのと、離島のほうが個体数の多い島も
あるというのも影響していて、他の亜種が魅力的なので
そこまで手が回らなかったという事情もありました。
地域変異が顕著に分かる地域が存在すると
自分の中で認識し出したのは割と最近で、
友人が標本を見せて説明してくれたところから
かなり本格的に見るようになってきました。
現在では、壱岐島 壱岐・長島 宮崎県 下甑 中甑 伯方島
隠岐の島 小値賀島 紋別 奥尻島 佐渡島 種子島 粟島
飛島 種子島・・・覚えているのはこれくらいですが
まだいるかもしれません。
型の違いが地域変異や個体差で出るのと色が暗褐色の中でも
明るい 暗い 艶あり無し バランス違いなどトカラノコに
匹敵するような魅力を見つけてしまったのも大きいです。
ただ数が膨大な量になっていくのは簡単に理解できたので
標本で集めて行こうと思っています。

飼育に関してはノコは採卵までは同じですが幼虫飼育に
工夫を施さないと・・・いう認識が強いです。
大きくなりにくいのですね。。。エサもそうですが
低温でじっくり期間を設けて飼育していかないと大きい個体は
難しいのかもしれません。対するヒラタは産卵時期が重要か?
(もしくは産卵に適した温度)と感じていて、入手した年は
あまり産卵数が伸びず、翌年のほうが産卵数が伸びます。
これは自己ブリード個体にも言えて(自己ブリードに関しては
羽化時期にもよります。)室温がヒラタの産卵に適した温度になる
時期に産卵セットを組むとある程度の数を産んでくれます。
幼虫飼育に関してはそんなに気を使わなくても成虫に孵すことは
可能です。大型個体を羽化させる目論見でしたら
ある程度の期間やエサ量は必要となります。

この数年でショップでもちらほら見ることができるようになった
ので丹念に探せば出会うことができます。またヤフオクなどでも
現地採集の個体が出ていることもあります。
じっくり探すのも楽しみだと思います♪











まだまだ噴火警戒レベルを軽視できない
口永良部島。。そんな状態のときに
紹介するのはいささか気が引けますが・・・



クチノエラブノコ。去年のワイルドからの個体です。



中歯と大歯の中間個体ばかり6頭ほどいます。
一番始めの画像は大歯寄り、2枚目が中歯のちょい大歯に
いけるかな?という個体。



まぁ何にしてもアゴの湾曲が緩く長いという
クチノエラブノコの特徴が顕著です。



とてつもなく赤い個体もいます。
クチノエラブノコもご多聞に漏れず赤い個体は
多いのですが、この個体は際立っていますねぇ^^)



この子はカッコイイですよ♪
お気に入りの個体です❤



クチノエラブノコは結構な数を羽化させたので
何ペアかになる予定です。

昨年、噴火後入島が可能となりワイルドが多数入荷
しましたが、今年8月 噴火警戒レベル4まで
あがり再度、危険な状態となっている口永良部島。
早急の鎮静化を節に望みます。


2017年採卵分のほとんどが羽化した
国産ノコ各種。ヤエノコ以外に式根のミヤケノコが
まだいました^^)この子はデカクなりそうです♪



画像では黒く映ってしまいましたがけっこう赤い❤
加計呂麻島産アマミノコ。
今回採った幼虫も少なかったのですが、羽化してきた
♂がこの画像の個体のみです。
加計呂麻産は10月21日クワタでトリオ販売予定です。
加計呂麻の赤は与路島産や請島産と比べると少なく出てくるので
これは嬉しいですね♪



まだ腹が納まりきれていない与路島産アマミノコ。
画像の個体は大きいです♪ アマミノコで大型はここ2年では
久し振り^^)この子のペアはご予約済み。
けっこう赤いので完全に固まってきたときが楽しみです。



上の画像の子とほぼ同時期羽化の個体。
こちらは60台中盤。10月21日クワタで出品します。
与路島産もトリオ販売です。



ここからはクロシマノコ。
クロシマノコも幼虫をあまり採らなかったので
数は少ないですね^^)クロシマノコは♀が1♀のみなので
大手町インセクトフェアに出品いたします。
この画像の子は異様に赤いです。
クロシマノコはその種類名から黒いんでしょ?って
聞かれることがあるんですけど、クロシマノコに限らず
本土系亜種は赤くて艶が強い個体が多いです。



最後はクロシマノコ大型個体。2017年度の飼育個体は
比較的アゴが短くて湾曲の強いクロシマノコらしい
個体が孵りましたが、この個体は少し長めのアゴの
持ち主。この子も画像で見るより赤いです。
この画像の個体でペアにするつもりです。
出品は大手町と横浜の両方に持っていくつもりですが
大手町で売れてしまう可能性が高いのでご予約賜ります。
2017年度は全頭 中里林道産ですね♪

画像にしなかったのですがクチノエラブノコも
今回は赤い個体が多かったですね~♪
クチノエラブノコはある程度数がいるのでペア販売予定です。

ちなみに大手町インセクトフェアではご予約以外の幼虫は
持ち込みませんので予めご連絡差し上げます。

一応、幼虫での出品予定(10月21日クワタを予定)は、

ミヤマクワガタ(中甑島)5頭1セット
イズミヤマクワガタ(伊豆大島)5頭1セット
アマミノコギリクワガタ(請島)5頭1セット
ノコギリクワガタ(壱岐島)5頭1セット
ネブトクワガタ(小値賀島)5頭1セット
アマミネブト(油井岳)5頭1セット
トカラネブト(諏訪之瀬島)5頭2セット
※ネブトクワガタは500ccカップに5頭をまとめて
販売させていただく予定です。

一応このくらいにしようと思っていますが
その他では
トカラノコ(悪石 中之島 諏訪之瀬 臥蛇)
※臥蛇は予約のみ。動かせるようになるまで
若干お時間をいただくようになるかもしれません。
ヤクシマノコ(屋久島)
※少数限定となります。こちらもお時間が必要となります。
トカラノコ ヤクシマノコに関しましてはお問い合わせ次第で
持ちだす予定です。

上記以外でセット中もしくは割り出し待ちは・・・
ノコギリクワガタ(宮崎県)(伯方島)
コクワガタ(藍島 壱岐・長島 利島など)
ミシマコクワガタ(竹島)
本土ヒラタ(各産地)アマミネブト(加計呂麻 与路)
ネブトクワガタ(種子島)ハチジョウネブト
ここらへんは12月になっちゃうかもな~。。
出てくる頭数によって変更がありますので参考程度に
していただけるとありがたいです。どぉしてもという場合は
ご連絡ください。極力お分けできるようにいたします。

近いウチに大手町インセクトフェアの出品個体と
クワタの出品個体のインフォはさせていただく予定ですが
大手町はギリギリになるかもしれません。。。
一応ですね^^)大手町に持ち込まなくてもクワタで
持ち込む個体も出てくると思いますので
8日と21日の両イベントとも足を運んでくださると大変
ありがたいです❤よろしくお願いいたします♪










まぁこんなカンジなんですよ^^)
これはマットに入っていますけどね。



開けてみたら蛹室がキレイだったので
露天掘りでもいいかな・・・とは一瞬思ったのですが・・・



取り出しました♪
まるで外産ヒラタみたい。



ミニケースになんとか納めましたけど
できればクリアースライダーのほうがいいかもしれません。

体重は測りませんでしたがかなりの重量でした。

こんな蛹が現在3頭。
有田市のヒラタです。


material by:=ポカポカ色=