クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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この2種を飼育していくうえで一番のキーワードは
温度です。特に産卵時の温度差は顕著で数字にすると
6℃~10℃ぐらいの幅があります。



ミヤマの温度でノコが産まないことはありませんが
孵化までの期間は極端に長くなります。
とは言え、ミヤマと比べれば短いので
割り出しはノコが先になります。



で、ミヤマはと言うとノコの産卵に適した温度では
産まない・・・というか潜りません。
産卵できる場所を探して徘徊してしまいます。



幼虫飼育に置いては、棚の上と下の温度差を利用します。
だいたいですが、上のほうが温度が高いのでノコは棚の上段
ミヤマは床(下手すると直置き)付近に容器を置いて飼育します。



ここでひとつ利点があるのはノコ飼育に使用するマット、
要は入れているマットの劣化が遅くなるので、交換タイミングを
伸ばせます。ただエアコンで温度調整をすると湿度は奪われますので
微粒子マットの乾燥は著しいです。微粒子低添加のマットで飼育している
種類は乾燥させない工夫が必要ですが、これはどこかで詳しく書きます。



ミヤマの幼虫飼育で大事だなと思うのは(飼育して痛感しています。)
低温もそうですが、『一定』させるという部分。
温度を設定どおりにするためにエアコンは絶えず作動しているんですが
そうすると温度のバラツキは否めないので
置く場所で温度変化の少ないところを探しておくしかないのですが、
一部屋にそうゆう部分はそうそうないので
どこに置くかはけっこう大事だったりします。

今年はノコの産卵を室外で行い、あまりいい結果が得られなかったので
来年は時期をずらすなど(できればですが。。。)して対策を打とうと
考えています。逆にミヤマは種類の絞り込み(産地含む)も
考えに入れて、アベレージを上げることや羽化ズレの対策に
講じていこうと考えています。



ミヤマ温度で飼育するノコに少しですが変化が表れているように
感じているので、来期の羽化はどんな個体が孵るのか楽しみです。
他種類もね、だんだん変わってきますから
ちょっと面白いかもしれませんよ♪





フライミヤマと御蔵島産ミクラミヤマを割り出して
約4ヶ月弱が経過しようとしています。一度プリンカップでは
ありますが、マットは交換して保管していました。
そろそろ大きな容器にと思い、平日ですが交換しました。



フライミヤマ(シュパンスキー)の幼虫です。
けっこう大きくなっていました。



全頭 800に交換です。全部で11頭しか採れなかった
(うち4頭は出品しています。)と認識していたのですが
8頭いました。たぶん卵で回収したのが孵化したんですね^^)



その子がこの子♥ フライミヤマは8頭飼育します。



お次はミクラミヤマです。こちらも10頭+卵6と認識していましたが
1頭孵化していて11頭+卵5。一応卵は保管こそしましたが
たぶんもう駄目だろうなぁ。。。



変な体制の幼虫ですがすこぶる元気です。
ミクラミヤマもフライミヤマも産卵までは
黒土の依存度は高いのですが、幼虫飼育においては
ちょっと変わってきます。ステージや交換タイミングで
少しづつマットの割合を多くしていきます。
(フライミヤマは初飼育ですが、他ミヤマで掴んだことを
実践してみました。)ある程度ですがパターン数も分かってきた
ミヤマの幼虫飼育。今日まででプリンカップに保管している種類は
アクベス タイワンミヤマ 奥多摩といます。
この3種も早々に交換していきます。



オオクワ同様確立されていると言っても過言ではないと
思います。あくまでもボク個人はこうしているよというものを
書かせていただきます。



流通が多いのはユダイクス ケルベス アクベシアヌスの3亜種。
それ以外は稀と言っても過言ではありません。
実際、ヨーロッパミヤマ系に限らず一部の種を除いて
ほとんどと言っていいほど高額で取引されるのが
外産ミヤマの常ですが、ヨーロッパミヤマ系も大型は
かなりの高額で取引されます。



と、言う前説を入れて本題に入ります♪
まずほとんどが飼育個体からのブリードだと思いますので
起きだしから。
だいたいですが、羽化時期から半年が目安です。
活動開始のサインは分かりやすいです^^)
タッパーのフタぐらいでしたらこじ開けて逃げ出す始末です。
♀についても他のミヤマと比べても分かりやすく
けっこうタッパーのフタをガリガリしていました。
活動開始から後食までの期間も短く、ここからは短期決戦となります。
ゼリーを平らげるようでしたらペアリングをしてしまって構わないと
思います。交尾後の♂の寿命は短いので、ぁああっと思われるかもしれませんが
その種の天命ですからね^^)仕方ないと諦めるのが肝心です。
もし複数の♀に交尾させたいのでしたら、2,3日はクワ中心ぐらいの
考えで臨まれたほうがよろしいかと思います。交尾は1回確認できれば
充分でした。



産卵セットですが、所謂ミヤマセットでいいと思います。
ボクは今期のセットはヒメミヤマセットをモチーフに組みましたが
あまり意味はありませんでした。黒土の必要性も感じないし
材を入れる必要もないと思います。産卵セットのセット期間ですが
目安は3ヶ月。ケース側面に幼虫が見えてきたら割り出すぐらいでも
いいかもしれません。



幼虫飼育は最初のうち(割り出し後~)は500とか800
もしくはプリンカップでもいいぐらいです。初令からの
生育はゆっくりだなぁという印象です。このときのマットは
産卵セットと同じで構わないと思います。



幼虫期間は約2年とされていますが、うち半年は蛹室を
作ったり、羽化後の脱出口を作ったりする兆候が見られます。
なので、1年半の幼虫期間を設けるか?それ以上必要なのかは
これから模索していきたいと思います。3令初期の交換タイミングと
そのときの温度は大切かなと思っています。



幼虫期間の2年を長いと感じるかどうかは個人差があると思いますが
交換回数は意外と少ないです。ボクは4回ほど交換している個体が
大きく羽化していますが、他の方はだいたい3回ほどです。
最後の交換でいかにうまく蛹化させられるかがカギのような
気がします。



温度が高かったりしますとね、やはり1年で羽化してくる個体が
多いです。ラティコルニスの大型のような個体が羽化してくるのですが
先ほども書いたけど交換回数が少ないので、そのタイミングは
非常に大事な気がしています。今回出品させてただいているケルブスは
3令で入手していて、しかも届いた時のマットの状態が良かったもので
少し放置してしまったんですね。。そのときに置いた場所の温度と
交換をずらしたが故の小型個体羽化と自己診断しています。
その後初令で入手したケルブスは全頭 大きく育っています。



羽化ズレについて。以前の記事で何通りか対策案を
書きましたが、一番安全で安定するのは別系統を入手して
毎年採卵するぐらいの気持ちで臨むのがいいと結論付けました♪
やはり♀は大型でも早期羽化してくる個体もいるので、そのほうが
安心です。現在ケルブスは10頭ほどですが、アクベス ユダイクスは
両種とも20頭(2019年と2020年孵化合計)は飼育しているし
2021年産卵用の親も確保しようとしています。今日現在でアクベスは確保済み、
ケルブスは進行中 ユダイクスは来年ブリード用を確保予定です。



そんなこんなの本気印を押しているヨーロッパミヤマ系の飼育。
トカラノコやマルバネ ネブト同様飼育の主軸のひとつとなりそうです。


産卵セットを組んだマルバネ、
夕飯の後、ペアリングをしてみました。



ハンドペアリングです。足がかりになるプラトレイ
(収納カゴ)に♀を置いて、その上に♂を被せます。



別アングル。



ズーム!交尾器を出していますね♪
今回は♀がまだのようです。何回か試みていましたが
挿入できなかったようです。



こちらは接写♥ なんかの撮影のようですが
表現のしようがありません。。



1時間ほど密でしたが、上手くいかず。。。
もう何日かあいだを空けて再チャレンジです。

ヤエマルは1♂2♀持っていて、セットも2つ組んでいます。
前回は(2年前です。)11月のセットでしたから今回は
少し早いんですね^^)もう少ししてからのほうが
いいのかもしれません♪


朝一に発送を済ませ、(台風が接近していましたからね。。)
土曜に引き続き送迎をこなして、ちょこっと用事もこなし・・・
そうしたらもう一度送ってほしいと始まって・・・
こりゃクワ活はムリかと思いきや、急にキャンセル。
部活で疲れたようです。。と、家族に振り回されるのも
考えてみるとほんの少しの期間だと思うと感慨深いものがあります。
という前振りから始まりますが、マルバネの産卵セットとエサ交換です。



今回のケースは大を使用します。
これは中が全部使っているからで大きな意味はありません。
単に買うのが勿体ないと思っただけです^^)



まずはマットをフルイに掛けます。
2セット組むので最低2袋はフルイに掛けることになります。



まぁこんな感じですね♪ 時間にして30分ほどでしょうか?
薄っすら汗ばみます^^)



この袋は繭玉と幼虫の使用済みマットです。
これのあるなしで産卵の成功率が随分変わります。
なくても産まないわけではありませんが、あると安心ではあります。
マルバネは幼虫からと説いていたのは、このマットの確保のためです。
もちろん雑虫が湧いていた部分は取り除いています。



先ほどフルイを掛けたマットに赤枯れマットをまぶします。
ヤエマルは表面が隠れるぐらいで大丈夫です。



産卵セット完成♥ 2セット組みました。
少しムシベヤで慣らします。

ここでどうするか散々迷ったけど、マルバネを続行しました。
幼虫の使用済みマットがなくなるとかなり片付くので
それが理由です^^)幼虫はほとんど3令なので
産卵セットとは使うマットも配合も変えていきます。



ようやくプリンカップから1400㏄へ。
これでも大きくなったようです。



これは開けてみてビックリしました。
今回時間がなかったので体重こそは測りませんでしたが
いい具合に育っています。



ツヤクワガタに形状が酷似します。
エサの内容こそ違いますが近似した部分も多いので
DNAとか辿るとなんか出てきそうな気もします。(個人的見解です。)



無事交換が済みました。1400に入っていた個体は1頭を除き
全て2300にお引越しです。このあとずーっと気になっていた
与路島産アマミノコをブロー容器に移し替えて本日のクワ活は
終了しました。次はアマミミヤマの交換と先日のミクラミヤマと
フライミヤマを交換します。これは今週中にやっつけおきたいです^^)




material by:=ポカポカ色=