クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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伊豆大島と言えばノコ!

異論を挟む方は少ないと思います。




数で比較すると圧倒的に多いですね^^)
時期が違うんじゃ?と、思ったりしますが
一度だけ時期をずらして1年に2回行ったことが
あるんですけど、ほとんどクワガタがいない。。



ノコ以外に比較的採集できるのはミヤマ。



でも数は少ないですよ。。。特に♀が・・・
確か、2度行った年に唯一1♀採ったんじゃなかったっけなー?
BE-kuwaの巻頭プレートで紹介されている♂は驚愕です。
あんな個体を伊豆大島で見つけたらやめられなくなってしまう。。



で、コクワ。
いわゆる本土コクワなんですが一度でも採集に行けば
その価値が分かると思います。大歯はおろかほとんど
採れません。ポイントはノコと同じなんですがね。。。
これまた2週連続で行った年があって、一度逃した♂を
翌週採った(何と言っても大歯です。)と勝手に
思っています。♀も貴重ですよ^^)



ネブト。一度だけ採集という行為を行ったことが
あります。ポイントはけっこー意外なトコでした。
そのときはネブト・・・興味がなかったのと寝不足で
気が入らず・・・今になって思うともったいないことを
しました。



で、ヒラタ。いないです。。実は伊豆大島って
数えきれないくらい渡島しているのですが
ヘロヘロの1♀を採集したのみ。沿岸部にいる記載を
読んだことがあったけど、購入した個体の産地は
山間部でした。この子の累代はF9です。



最近の伊豆大島採集は、採集というより自分へのご褒美的な
意味合いが強くて、行ったことで満足して
夜の採集は天の川に見とれていたりしますねぇ。。
以前とは違い、必要分だけ採れたらOKというカンジなんですが
それはノコのお話。他のクワはそんなに採れるものではないです。



伊豆大島の魅力っていろいろあると思うのですが
標高差が激しいので海沿い真夏、山頂高原みたいな
ギャップが楽しかったりします。

飼育的にはですね、ノコは本土ノコの飼育という範囲は
変わりないのですが、大きくするには何かあるなというカンジ。
コクワ・ヒラタは大きくならないなー。。



今年の本土ヒラタは伊豆大島と種子島の2産地を
飼育してるけど、種子島と同じエサ 同じような場所に
置いてあったけど種子島産のほうが圧倒的に大きい。



ミヤマとネブトは今年が初なので何とも言えませんが
ミヤマは一年一化で孵ることが多いそうです。
ネブトはどぉなんだろー?ギネス血統って書いてあったから
野外からのそれとは違うような気もするし。。。



ヒラタは今年販売予定です^^)
画像の個体は今度のクワタで出品予定です。

離島ってどぉしても飛行機に乗って船乗ってみたいな
感覚が離れないのですが、ボクが住む地域からですと
バスと電車と船で行けちゃう身近な離島なんですね。

採集に限定しなくても楽しめると思うで
夏の行楽にはよろしいかなと思います♪


亜種登録されたノコの中では近年に
登録されました。



ヤクシマノコ。

屋久島では亜種登録されている種が多く
ヤクシマスジ ヤクシマコクワとこのヤクシマノコ。
ヒラタは本土ヒラタに含まれます。

ヤクシマノコと言えば縦湾曲の角度が強い個体が
印象的ですが、意外と赤い個体も多いのです。



ワイルドは大きな個体が少ないようです。
飼育でもアゴが湾曲する分、サイズを出すには
それなりの工夫が必要です。あと横幅が出るので
ガッシリとした強そうな雰囲気のある個体が出てきます。

亜種登録前と直後はよく見かけましたがここ最近は
クロシマノコより見なくなりました。



個人的には本土系亜種の中では比較的容易に大きくできる亜種
という印象があるので面白いと思っています。




いやいや大型連休が終わってしまいましたね。。
しかもそんなキモチを増幅するかのようなこの天気。。
悲しいような諦めがついたような気分ですが
いつもの日々に戻って頑張りましょう^^)
(って、自分に言い聞かせています。。)



さてさてお題の『離島のドルクス』なんですが
ボクはオオクワをほとんど飼育していないので
その他のドルクスとなります。その中でも
コクワとヒラタのお話しかできないのですが^^)



八重山はヒラタが主なので採れるけど・・・



他の島では意外と少ないのです。
国産種をメインに飼育していると、採集の話とかも
耳に入ってきますが、やはり少ないみたい。。。
ボクが住む本州のクワガタ採集で採れるのはコクワが多いけど
伊豆大島では少ないし、他の島でも同じようなことを
聞くことは多い。伊豆大島に至ってはヒラタはほとんど・・・
と、言っていいほど採れない。。
面白いのはノコが採れる島には少なかったりいなかったりする。



トカラ列島だってノコとコクワはいるけど
ヒラタがいるのは宝島と小宝島のみ。
他の島もコクワは極端に少ないようです。
もちろん発生時期のずれなんかもあるのでしょうが
流通が少ないことには変わりがありません。



それでもヒラタはブリードすると産むし、大きくもなるので
ある程度は流通するのですが、コクワはというと
産地によっては産むのも少量だったりするので・・・


流通は少ないですよね?
まぁあと採集禁止地域に生息している
ことも拍車をかけていますが。。

ネブトの記事で少し書かせていただきましたが
種子島もコクワとヒラタは少ないように感じました。
出品されてた方は、種子島在住で採集しては出品している感が
垣間見えていましたけど、コクワとヒラタはある短期間の出品のみ。
あとはほとんどノコです。ノコが多い島にはカブトムシも
少ないのも気になりますね^^)伊豆大島にはいませんから。



これらのことを踏まえると離島のドルクスは
貴重なんですね^^)
今年もGWが明けてから本格的なシーズンインとなります。
そんなことも頭の隅に入れて、探されるのも
面白いのではないでしょうか?




ここです♪
屋久島と近いんですね^^)



地図で書くとこのような島。
宇宙センターを思い浮かべる方も多いのでは?



この子は種子島産です。
アゴ・・・長いですね♪
いわゆる本土ヒラタなんですが特徴がありますね^^)



けっこーレアだと聞いて累代モノとワイルドと入手。
ワイルドは売れていってしまいましたが。



種子島産のヒラタは大きくなるから面白いと
聞いたことがあります。


個体としての魅力も大きいですね^^)



長生きです。ヒラタクワガタ。


最後に残った2♂1♀のうちの1頭。
アマミヒラタ(請島産)。
もう3年ぐらいいると思います。
画像では見えませんがフセツ採れまくりです。。



あまり大きくないけどワイルドチックがお気に入り。



飼育ならではの太い個体も好きですが
ワイルドの面影を残した個体も魅力的❤



こちらはまだまだいけそうなオキナワヒラタ(伊平屋島)



この子もそろそろ子孫がオトナです^^)



個人的にはですね、オキナワヒラタが
国産種の中ではデザイン的にバランスがいいと
思っているので大好きなんです。

伊平屋は♀も現存なので再セットを組むつもり。
以上、長老2種でした^^)


material by:=ポカポカ色=