クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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クワガタはデカくなきゃ・・・という方には物足りないかと思います。
小型種が好きという方は少し覗いていただけたらと思います。



エラフスミヤマ アメリカ合衆国が産地です。ミズーリ州セントルイス産が
流通しています。飼育レコードは67で野外レコードを越えています。
だいたい60を越えてくるとデカイねって言われますね^^)



グループ的には1種のみで構成されています。♂はパッと見、ヨーロッパミヤマ系
に見えますが、よく見るといろいろ違いが見て取れます。



♂もそうですが、♀は他のどのミヤマ♀とも違います。どちらかと云うと
♀が特徴的なミヤマです。さてさて、そんな前フリから本題に入ります。



今年 アメリカ便と称して♀単WDが販売されていたような気がしますが、
WDの入荷はほとんど聞いたことがありません。なので、飼育個体から
のブリードとなります。



まず、起き出しが判り易い♪ しかも♂♀の起き出しがそんなにずれません。
ボクはタッパー管理(キッチンペーパー入り)なのですが、活動開始のサインとして
キッチンペーパーをボロボロにしたら成虫用ケースに移します。
すぐにゼリーを舐めない個体もいますが、そんなに待つこともありません。
ボクは大事を取って舐めだしてから1週間ほど待ちますが、すぐのペアリングでも
構わないような気がします。交尾はエサ皿上ですることが多く、交尾後メイトガード
をするので、♀が離れたら産卵セットに投入します。



産卵セットに使用するマットは各々ありそうです。ボクは無添加カブトマットと
Nマット7:3ぐらいの配合で産ませています。ケースは中ケースを使用しています。
♀のサイズから小でも産みそうな気がするので、今度多めに♀を残して実践して
みようと思っています。



産卵数はですね^^)昨年は50近く産みました♪ 幼虫で2回出した記録があるのと
現在残っている頭数を足すとだいたいそれぐらいです。まぁ昨年は上手くいっただけ
かと思います。お次は幼虫飼育なんですが、昨年は数をある程度残したので、♂♀
関係なく800に入れました。♂の幼虫で大きくなった個体の容器はマットが沈んできます。
けっこう判り易いので、ここで変えてしまいます。あと付け足してもいいかも
しれません。幼虫期間は産卵セット割り出しから羽化までだいたい1年です。



実際の飼育はですね、1回交換した個体と付け足した個体がほとんどで、
中には全然触らないで羽化してきた個体もいました♡
あまりにも沈んでしまったり、コバエが湧いてどぉしようもない場合以外は
全取替えしなくてもそこそこいいサイズの♂が羽化してきます。



幼虫飼育のマットは産卵セットとほぼ同じ。付け足したり変えたりしたときは
カブトマット+Nマットですが、そこに使い古しも混ぜるからそんなに量は
必要ありません。羽化後の休眠期間はミヤマなりですが、そのときに思いっきり
成虫を楽しんでいただけたらと思います。



○○をスケールダウンさせたような個体がいたらなぁと、思う事ありません?
色々なことから諦めていたり、カッコいいけどさすがにあのサイズは。。という
ことってボクにはあるのですが、その辺りを埋めてくれるクワガタでもある
エラフスミヤマ。あらゆる面でお勧めです♡



今年は何かとコクワが熱い!なーんて書きたくなるぐらいコクワ・・・
絡みます^^)ウチでコクワと言えばヤエヤマコクワなのですが、
それ以外ももちろんいます^^)



ヤクシマコクワ(^^♪ 割とメジャーな亜種ですが、産地は激レアでございます♡
中甑島産なんです(!)一応2ペアになっているので近々 1ペア出品しようと
思っています。



お次はウチのコクワ代表!!ヤエヤマコクワ。
ヤエヤマコクワは現在 別系統で産卵させているので、その割り出しを待ちます。
幼虫が採れたら出品しようかと思っています。



もう一度ヤクシマコクワ(中甑島木の口山)先ほどとは別個体で
この子は大きいっ!マットでここまで大きくなるのなら菌糸は?と、
考えますが、菌糸馴れしてないかもしれないですね。。

画像にはしていないけどトカラコクワ(諏訪之瀬島)もいます。
セットは自己採集モノが中心で、今年羽化個体のブリードは来年です。
なんか種類や数は少ないけどコクワ、ノコやミヤマ並みのイキオイです♪




この上翅は???なんか♂っぽいんですが・・・



ユダイクスの大型♀♡ ユダイクスとヘルマンは♀率高いです。。



エラフス♀。今回はエラフス率高いです♪ 蛹室周りがけっこうベタベタ。。
この子 1本孵しです。



この子は蛹室が下がってしまった(クリアボトルを逆さまにしてました。)個体。
無事 羽化してくれました。人工蛹室の♀も2頭 羽化しているのでエラフス♀は
ケルブス♀を追随しています。



♂も羽化しています。1400ですね^^)この子は800⇒1400で羽化まで
持っていきました^^)



800㏄1本か付け足しているかです。たぶん♀判定したのでしょうが・・・



800でこの個体なら文句ないでしょう^^)エラフスミヤマの飼育については
別記事にて♪ かんたんで綺麗に孵るとでも申しましょうか?個人的には
とてもお勧めのミヤマです。他にヘルマン♀や黒島ミヤマの♀も割り出して
大型に移行します。



早すぎたギリシャ産ケルブス。しかしこの後 割ってよかったと思います。



この画像はもう1頭のギリシャ産なのですが、割ったら★になっていました。。
これ・・・たまにあります。。ギリシャ産は盟友からのプレゼントなので
販売予定はございません^^)次世代が出たら考えますのでよろしく
お願いいたします。



他にはタイワンミヤマが蛹化していたり、ユダイクスの♂も蛹化中で
ケルブスも割ってみたいボトルがあります。そういえばナンサーが
前蛹だったりとあれこれありました。国産もイズミヤマが蛹室を作ってる感が
あったし、アマミミヤマが蛹化中です。これからミヤマ界隈が騒がしく
なりそうです^^)








昨年 相当数を販売させていただいたメアレーミヤマ。
♂はいつも通り2頭残しただけだったのですが、♀は翅パカ個体を
含めて7頭残ったので、全頭産卵セットを組みました!



WF3の♂♀同系統2♀と♂CBF1×♀WF3が5♀でペアリングしました。
で、結果なのですが・・・3セット ボーズ。。。ーー)
残り4セットはなんとか幼虫を残すことができて一応カッコが付きました(^^♪



先に4セット割って、5月セット分2セットは0。。。これ、両方ともCBF1♂で
成熟しきっていなかったせいかと思います。6月上旬のCBF1♂で掛けたセットは
爆産しましたしね^^)で、WF3♂も変な風に起きてきたのでちょっと不安でした。
♀も状態的にあまり良くなく、産卵はしたものの一桁。これに加えて6月は急激に
気温が上がったことも影響が大きかったようです。あと個人的に大所帯で一種類を
組むとあれこれ実験もしたくなるので(☚実際 いつもと違うマットを使用)、
それも悪いほうに結果が出たようです。。



そんな経緯で、たぶんダメだろうというセット(WF3×WF3)を片付ける
つもりで割ったら案の定な結果でしたが、残りのセットは幼虫が見えていたので
今日でメアレーの割り出しを終わらせようと思いつき続けて割ってみました。



卵も少し出たので、早かった感はありましたが無事20~から両セットから
出たのでヨシとしておきます^^)



結局ご落札済みと出品中も含めて約80頭出たのですが、7セット換算だと
1セット11,5頭になるので決して手放しで喜べる結果ではありません。。
去年は2セットで100近く出ていますからね。。ちょっと散漫さが露呈しています。



メアレーはどれくらい飼育しようか?まだ決めかねているのですが、
2年かけて大型を出してみたい野望はあるんですね(^^♪
そうすると数を抱えないといけません♪






幼虫飼育って、クワカブ飼育のほとんどの時間を費やすと
言っていいと思うんですよね^^)ここを楽しめるかどうかで
この趣味の継続云々に大きく関わると思うんです。



一言に幼虫飼育と言っても種類で色々異なるので、得意なノコから
書いてみたいと思います。



産卵セットを割り出したときにステージが異なる個体が出てくることが
あります。卵~2令 はたまた3令初期なんて個体が出てくることもあります。
ノコの場合はよほどのことがない限り個別で管理したほうがいいですね^^)
ド初令で出したときとか、プリンカップが不足したなんてときは多頭で入れることは
ありますが、あまりお勧めできません。ボクの場合 販売も視野に入れるので
初2令ぐらいまでは120㏄ 2令で出てきた個体は430もしくは800に入れます。



2令で出てきた個体は販売から外すことが多いです。イベント等は別ですが
ヤフオクで幼虫販売させていただくとパッと落札いただけるときと
そうでないときがあるので、もし2令で出品してもせいぜい1週間です。
ノコの場合は菌糸に入れることができるので、ご落札された以降の飼育幅を
狭めないようにしているつもりです^^)



さて、自分の飼育で悩ませるのは、プリンカップである程度加齢させて
から大きな容器に移したほうがいいのか?それともいきなり大きな容器で
飼育したほうがいいのか?で、まず考えます。ここで可能な限り♂♀判定は
しときます。あと菌糸を使用するかどうか?です。菌糸で飼育するメリットは
野外個体では滅多に見られない太い個体を出せる確率があがることなのですが
同時に小頭大腹な個体が出やすいんです。簡単に書くとデカいけど・・・って、
個体が出やすいんですね。。。



マットオンリーで飼育することもありますよ^^)この場合
大型を出すことはできますが、飼育期間は長くなります。
ただ、マットのみで飼育した個体は太くなっても全体のバランスが
いい個体が多いです。アゴが前に突き出してお尻がキュっとした個体が
出やすいです。ここの処 最初に菌糸の800を喰い尽くさせてから
2リッターでマットという飼育がノコでは多いんですけど、それでも他の
影響(温度変化とかですね。。)からか?満足のいく個体は少ないので
これだという個体はマットで、ノコでの低温飼育を試みようと考えています。
あんまり下げるとやみくもに飼育期間が延びるだけなので、その辺りが
難しい処ですね^^)



あと種類によっても変わるので、それも悩ましい部分です。。
今期は少し種類とかより個体で変えて見ようとも考えています。
なので同種で同時期割り出しでも、菌糸とマットを併用してもいいかなと
思っています。意外といけちゃうのかな?なんて思っています^^)



全部が全部 大型でとはなりませんが、目指すことは忘れないようにして
ゆる~く楽しみながら個体に負担がかからないよう飼育していきたいですね(^^♪




material by:=ポカポカ色=