クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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まずは詳細産地とあらすじを・・・
中甑島 木の口山 F2
2016年の初記載モノからの累代です。
初記載の採集個体の採集日は2016年8月9日
採集者は承諾を得ていないので公表できません。
この初記載個体の所有者はここによく登場していただく
友人です。このときはまだ知らない方でした。
その友人が採卵飼育し、成虫が早く見たいがために
1年1化で羽化させた個体をボクが採卵。
画像の個体は福岡の友人がボクから幼虫を購入していただき
羽化させた個体です。ボクのところでは♂幼虫はまだ
これからなので(♀は3頭ほど羽化しています。)
今期ブリード用に買い戻させていただきました。



それではディテールを見ていきます。
個体差も考慮に入れなければならないミヤマクワガタですが
ここは思いっきり主観で行きますね^^)
まずアゴなのですが、フジ型なのに湾曲のカーヴはエゾ型に
近い緩やかなカーヴです。宮崎産の大型によく見られる
ギラギラ感が薄いです。第一内歯が上を向いているのに
この謙虚さは上品ですね♪ 国産ミヤマの魅力の一端を
垣間見た気がしました^^)



耳状突起が横に張り出さないのは島ミヤマの特徴のひとつだと
思っています。丸みを帯びて横に張り出さず、アゴ付け根から
台形状に張り出すからだと思います。このおかげでミヤマ特有の
ゴツゴツ感は目立たないけどスマート感は増します。
この個体は上翅が長く尻のほうで窄まっていてかっこいいです♪
ここらへんはイズミヤマと大きく違うところですね。



脚のイエローバンドはどうでしょう?
この個体はよく見る出方をしています。
イエローバンドと言えば黒島産が目立つとよく言われています。
イズミヤマでもイエローバンドが目立つ個体が羽化しているので
中甑島産もイエローバンドが目立つ個体が出てくるかもしれませんね?



飼育個体も野外個体も少ない中甑島産ミヤマクワガタ。
画像の個体で累代を試みようと思っています。
自分で羽化させた個体も早く拝んでみたいものです^^)




名前つけないといけないなぁ。。。と、
来てから1週間が経ちました。



エサ食べてますの図♪
500円玉台で売っているのを見かけますが
うちのはデカいです^^)



100均で揃えたエサやりグッズ一式。
たしか竹のピンセットがどこかにあるはずなので
探しておこう♪



同梱されてきたエサなど。
感謝です♪どうもありがとうございました。

配送時に状態なども明記されていて
まずは落ち着かせて、それからエサということでした。



まぁ寝ていたところを起こしてのエサでしたので
そんなに食べませんでしたが、カエルなので(アタリマエか?)
舌をびよんと伸ばして食べていました^^)
けっこう長生きだそうですので、今後ともよろしくね♥




日本にいるコクワガタと呼ばれるのは
この2種ですね^^)
飼育的にはどちらも変わりません。
アマミ系に加工材を用いることはありますが
ボクはほとんどクヌギかコナラで採卵します。



個人的にはですね、オオクワの採卵となんら変わりないと
思いますが、種類によっては数を産まない種類もいますので
シーズンで何回かセットを組むなどが必要となります。



ヤエヤマコクワなどは時期があるように思います。
西表島は亜熱帯に属するので関係なさそうな気もするけど
ボクはだいたい時期を決めて採卵します。



これはコクワに限ったことではないのですが
羽化した個体はしっかり寝かせます。
羽化した年に採卵することってあんまりないです。
まぁこれは羽化した時期によることも多いのですが
ボクのところではコクワの羽化時期って7月下旬~9月に
かけてが多いので自然とそうなってしまいます。
仮に後食を始めてもブリードは翌年ということが
多いですね♪ この時期はもう置き場がないということが
大きいですが、なんかドルクス系は羽化した翌年のほうが
産みがいいという迷信めいたものがあります。



ところで国産コクワも離島モノはあまり流通しないので
重宝する傾向があるのですが、特徴があまり見られないのが
残念なところです。でも突き詰めて見ていないだけかも
しれないからなぁ。。赤い個体が多いとは思っています。

正直なところ大型個体はディテールが強調されて
カッコイイと思います。世界的に見ると珍しい種類なので
種類を絞っても続けていきたいなと思います。



今度はミヤマ版・・・書いてみますね^^)
ミヤマと言いますと、型 サイズ。。ここに目が行きがちですが
離島という視点で見ても面白いと思います。

まず離島モノの主な特徴・・・・と言いますか
飼育個体ではこのタイプが多いよというレベルなんですけど

・あまり大きくならない

・脚のイエローバンドが目立つ

・フジ型

・耳状突起(冠)の幅が出にくい

などがありますけど、個体差も激しいのであくまでも
ボクの主観(こんなこともあるんだね?)程度に
考えていただければと思います。



ミヤマも北から♪
奥尻島 礼文島 焼尻島・・・ほとんど
出回っていません。正直なところ探しています。
離島で唯一エゾ型個体が見られると思います。
(個体を見たことがあるのが奥尻の標本のみなので
『思います』という表現をさせていただきました。)



佐渡島 飛島 粟島
佐渡島産はビークワ47号で78という大型個体が出ていますね!
こちらも流通は稀です。北海道離島同様探しています。

 

画像はイズミヤマが多いのですが、今回はイズミヤマは
割愛(今度 別枠で書きますね♪)して、
瀬戸内海・・・現在伯方島と淡路島を飼育中です。
瀬戸内海離島については島の数が多いので、どこがどうとかは
言いずらいです。ただ淡路島産については昨年、70ミリ近辺を
多数見ることができました。どちらかというと40ミリ台ぐらいしか
いないのかと思っていたところに大型が出てきたのでビックリ
しました。地元採集家の方の弁を借りると
こんな年はないそうです。昨年は数多く出ましたが
通年はそんなに出てきません。



九州離島・・・まずミヤマの流通は少ないです。
本土ミヤマ生息最南端と言われる黒島産も含まれます。
その黒島 甑諸島 五島列島など滅多に流通しませんし
特に黒島産は高価で取引されています。その他の島は
流通量も稀です。

ノコやヒラタと比べると個体数に不明な点も多く
流通量も少ないミヤマクワガタ。ミヤマにとって
一番過酷な状態で発送(移動)しなければならないということも
大きな要因になっているかもしれませんね。。
どちらにしても野外個体が出回らないので飼育個体の流通も稀です。
とかく大型個体が話題に上がる国産ミヤマですが
離島コレクションも面白いかもしれませんね^^)




種類によってレア度は変わりますし、
亜種でないということもあるので
あくまでも知る人ぞ知る・・・
ならいいのですが、おんなじでしょ?とも
言われかねないのが国産種のキツイところです。



あんまり細かく解説しても何なので、
とりあえず国産ノコで探してもなかなかというところから
始めてみたいと思います。



まずは北から♪
北海道産のノコは全般的に北海道産と明記されることが
多いのですが、やはり北にいくほど個体数は減ります。
ウトロや根室産はレアだと思います。あと離島の個体
奥尻島などは滅多に見かけない産地です。

東北から中部地方にかけてですと飛島 粟島 佐渡島・・・
流通量から考えるとレアかもしれませんが、個体数は
どうなのか分からないところです。



伊豆諸島・・・意外と亜種が密集している諸島でもあります。
       本土ノコ ミヤケノコ ミクラノコ ハチジョウノコ。

伊豆大島は個体数が多いけど亜種ではないのですね^^)
利島も亜種ではありません。新島からがミヤケノコとなります。
新島が個体数が多いようですね。神津島 御蔵島は採集禁止だけど
新島・三宅島・式根島の野外個体は入手可能です。三宅島は
個体数が少ない、式根島は採集に出る方が少ないなど流通に歯止めが
かかる内容なのも伊豆諸島産の特徴でもあります。
飼育で面白いのはハチジョウノコでなかなか大きくなりません。



関西以南・瀬戸内海・・・個人的にここの産地から多く出る
太いボディ、アゴ付け根が太くスラッと伸びていくカンジが
が好みです♥ 特に淡路島の個体は太くて好きです。
と、個人的な主観は置いといて♪
関東での流通量は少ないです。いろいろな島の個体が出てくると
面白いのにと思う産地ではあります。

山陰・九州北部離島・・・こちらも流通量は少ないです。
特に隠岐の島産は流通しないですね。。ただ亜種ではないので
産地でコレクションされている方向きではあります。
九州北部もそんなに流通しているわけではありません。
五島列島・対馬は少ないですが、最大個体が出ている壱岐島は
時期が来ると流通します。

ここからは亜種も多く含まれますが、クチノエラブ ヤクシマ
は、採集可能です。クロシマ ミシマイオウは採集禁止ですね^^)
それ以外で流通するのは種子島 甑諸島がちらほら見ることができます。
甑諸島はどの島も個体数は少ないので出る頻度も少ないです。

ここからはアマミ系となるワケなんですが
長くなったので、またどこかで書かせていただきますね♪


material by:=ポカポカ色=