クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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実は♀はとっくのとうに羽化していて
♂がまだ幼虫。。。というミヤマがいます。
伯方島だったり、中甑島だったり。。。。



現在ワインセラーで寝かせています。全部で12頭ほど
いて、2年ほど寝ないか実践中です。



どのような結果になるかはまだ先の話だし
もし2年越しに寝かせられたとしても産むのか?
という問題もありますしね^^)
もちろん販売はしません。
でももし上手くいったらかなりコストダウンに
繋がるのではないでしょうか?



ミヤマの場合 ♂♀の羽化ズレは必須項目のひとつです。
なのでミヤマ飼育をされている方の手法として
別系統も保持されている方が多いと思います。
ボクもヨーロッパミヤマ3亜種は2系統づつ
飼育しています。



国産ミヤマも宮崎産は2系統
この間まで出品させていただいた北海道・胆振地方は
相当数 保持しています。 小さい♂と交尾させても
存続は出来るけど・・・ということが残りますからね。。

とりあえず今は存続できるように寝かせていますが
寝かせる期間をコントロール出来たら
いろいろと変わるかもしれないなぁとも思います。


実はこの時期ってヒラタの産卵セットを組むには
最適だと個人的に思っています。



国産ヒラタは他の種類と比べると一部を除いて
発生時期が早いので、野外での活動開始(採集され始め)と
ともに産卵セットを組むことが多いのですが・・・
これ、ずーっと気温が急激に上がることが原因の大半かと
思っていましたがそうでもなさそうです。



先週の夏日と打って変わった今週の気温。
ミヤマを常温で飼育できそうな温度です。
これじゃムリかな?と、成虫を置いている棚を見ると
ヒラタの面々 元気に活動しています♪
一度活動開始するとちょっとやそっとでは
変わらないのかもしれませんね?^^)
これから温度が上がるんだよっというのを予見しているような
活動の仕方です。



ちなみになんですが、この季節に限定して産卵させているのは
ボクの周りではボクだけみたいです。。
他の人はあまり気にしないで、セットを組んでいるようなので
あくまでも個体の状態次第みたいですね^^)



ヒラタはペアリングのときに少し注意が必要ですが
産卵セットもセオリー通りで上手くいくし、幼虫のエサの幅も
大きいから楽しめることは多いです。羽化させられる率も高いけど
大型個体を羽化させることを目的とすると難易度が上がります。
けっこう楽しかったりするヒラタ飼育。ちょっと齧るのも
面白いかもしれません♪



そういえば昨日シュパンスキーの産卵セットを組みました。
大ケース 黒土 ミズゴケ マット・・・
ボクの場合 ミヤマのセットには材も入れます。



ちょっと待てよ。。これ、セオリー通りにやると
けっこうコスト高になるよな?。。。と、ふいに
思ってしまい、時間もあったので考えを変えてセットを
組んでみました。本来 シュパンスキークラスのサイズなら
中ケースでもいいところなのですが、あいにく中ケースは
使い切っているので、大ケースでセット。
ここまでは持っているもので代用しているからいいけど、問題は容量です。
その分 マットを使うことになります。シュパンスキーは
黒土を混ぜなくても良さそうだけどマットをケチるために
黒土も使います。で、このあとは無添加微粒子マットと黒土を
混ぜたりしてセットを作るのですが、今回は幼虫交換時に余った
使用済みフルイ掛けマットとフキヌキコクワがマット状態にしてくれた
菌糸カスを混ぜて尚且つ黒土も混ぜるという^^)
リサイクルも行いました。ただちょっとおっかないので
材を境に半分はリサイクル もう半分は無添加微粒子マット+黒土
という(まぁ時間がありますからね♪)手の込んだセットを
作ってみました。材は細いヤツです。マット分量を減らす目的と
材回りに産んでいることが多いことがその理由です。



材関係は割カスなども入れます。3センチ×5センチぐらいの
ものを充分に加水して、気が向いたらミズゴケで包んで
混ぜ込みます。このときあまり密集させないのが肝です♪
坑道の邪魔にならない程度の間隔を空けたほうがいいのかな?
とも思いますしね^^)ミズゴケも混ぜ込みますよ♪
やっぱりミズゴケを引き込む行動はいろんな種類で観察できますからね♪
ミヤマの産卵セットは巻き寿司の具をならべているような
楽しさがありますね^^)



リサイクルマットはともかくとして、ウチでのミヤマセットは
だいたいこんな感じです。産ませたい種類は中~大を使いますが
そこそこでいいやという種類は小を使います。
それでも産んじゃう子はすごく産むので、たまにですが
スペース・・・関係ないのかなと思うこともあります。



どちらにしてもですね、ノコやヒラタと違い、場所もコストも
かかるので、少しでもコストを抑えられるような工夫は
大事だよね♪という記事でした^^)




いやいや・・・いつもですと午前中処理していただける
時間帯でも午後処理になってしまい、落札者様のご配慮も
あり、なんとか事なきを得てお手許に届きました。
ご心配をおかけいたしました。。



ところでそのクラーツミヤマ。出品させていただいた
個体は幼虫からの飼育ですので産卵セットは組んでおりません。
自分で飼育したらまた書かせていただこうと思っています。



一応飼育レコードは超えていますが、野外品で67の標本が存在するので
まだまだこれから・・・と、書きたいところですが
なんせ幼虫期間がね^^)ここをなんとかできて効率よく
栄養摂取させられれば、野外を超える個体を羽化させることも可能なのかな?
と、思います。

それでは幼虫飼育経過をお伝えしたいと思います。

2017年10月3日野外品入手と記載があり、翌年5月1日に
割り出しています。ここまでは幼虫を販売された方が記載しています。



3令で入手しました幼虫の、2019年1月14日交換はボクの字ですから
ここで全頭1400に投入しています。
マット配合は黒土+Uマット+無添加微粒子マットですが
Uマットは少なめ。幼虫はけっこう大きくなりますが
体重はそんなに重くならなかったような記憶があります。
測った記憶はあるんですが記載されていないのですね。。



同年5月に交換します。幼虫の動きはあまりないのですが
やはり温度が上がると暴れるようで交換と同時に置き場所を変えました。
けっこう大きな糞をするんだなとびっくりした記憶があります。
ただこのときノコ幼虫などで見られる、
乾燥気味になったマットの中に入っていた幼虫のように
くたんとした状態だったので少し諦め気味になったけど
購入時の価格を思い出し奮起します♪
この交換の時には黒土は使っていませんが、使用済みマットは
フルイに掛けて混ぜています。



このあともう一度交換しています。
ただ記載をしていませんのでいつごろか?の記憶が曖昧です。
ただ仕事が終わってから1頭だけ極端に小さかったので
気になり暴いたことを記憶しています。
ただ全頭交換したか?と聞かれると??です^^)



この子はたぶん交換していないと思います。
結局3♂2♀になって、♀は1頭極端に小さい幼虫でしたから除外するとしても、
他の4頭の幼虫サイズはそんなに変わらなかったので
暴いてみて、まだ大丈夫と判断したのが薄皮付き画像の個体だったのだと
思います。もう1頭の♂は出品個体と同じくらいのサイズで羽化しているのと
(後日紹介です♪)出品個体の♀は♂サイズに対してバランスのいいサイズなので
交換していると思います。
最後の交換なんですが、このとき完熟マットを混ぜています。
2019年は自分でもミヤマを増やしましたが
友人や先輩からもおすそ分けをいただいたりして産卵セットの
割出しが追い付かなくなっていましたからマットも不足している
ハズです。他のミヤマやマルバネと同時に交換しているハズなので
12月上旬ぐらいなのかなぁと思っています。



結論としてはボクの手許に来る前も含めて箇条書きしますと
・交換回数は4回
・幼虫期間は約3年
・幼虫は大きくなる(糞もデカイ)
・少し高栄養のマットを混ぜたほうが大きくなる

というところでしょうか?
個人的な感想なんですが、ミヤマ飼育と言うよりマルバネ飼育
をした感覚が残っています♪


このあいだ繭玉を割ってしまったナカノシマネブトが
厚紙と濡れティッシュで作った簡易人口蛹室で羽化していたので
(この個体は後日紹介します。)
他のネブトも見てみたところ・・・



うーん。。。この画像じゃ判断付きませんね。。



自力ハッチしていました♥ 苗我島産ネブトクワガタ。
繭玉とパチリです♪ この子は500交換無しで繭玉まで
いってしまいました。交換しようとしたら繭玉だったので
小さいプリンカップに移したんですね^^)



さすがにあのカップではこのサイズにはなりません。
でも500交換無しでこのサイズだから島モノネブトにしては
ポテンシャル高いかもしれませんね?
ちなみにサイズは26で出品個体とほぼ同じです。
しかし・・・なかなか30には届きませんね。。



苗我島はですね、そんなにネブト採れないと記憶しています。
そんなに採れない島のネブトは大きくならないという認識を
覆しますね^^)この子のお嫁さんになる子はすでに羽化しているので
ペアになります。どうしようか考え中です♪


material by:=ポカポカ色=