クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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久しぶりのカテゴリーです。
今年の国産ワイルドラッシュに乗ってか
一昨年あたりからちらほら見ることができる
ネブトクワガタ。画像はオキノエラブネブトです。

ウチにいるオキノエラブネブトは大きいので
(ボクが飼育したワケではありません。。)
頻繁に登場してもらっています^^)
今回はコクワと比較してみました。



これくらいの違いがあります。
コクワは30台後半~40台前半。鎌倉産です。
採れたとき嬉しくて帰ってきて、ふーん。。というサイズ。
いわゆるよく採れるサイズです。


小さいのに重厚感がありませんか?



コクワの魅力とは異なる魅力があるので
比較対象はサイズと太さぐらいで見ていただけると
嬉しいです♪ネブトはアゴの形状が複雑です。



こんなカンジで飼っています。
画像はイヘヤネブトペアリング中。
オキノエラブネブトに比べると随分小さいのですが
これはこれで可愛かったりします♥



産卵にはミニケース Uマットを底1センチぐらい
堅く詰めて、あとはふんわり入れるだけ。
個体が成熟してたら♂♀を一緒に産卵セットに入れてオシマイ♪
画像のオキノエラブネブトはセットを組む前にスペースがなかったので
♂♀一緒に入れておいたら頻繁に交尾をしていたのでセットに♀のみ
投入のおかげで画像にしたり出来ているのですね^^)
イヘヤネブトもこないだの3連休にネブトまで手が回らなかったので
ペアリングしているだけです。

ここまで読んでくださってネブトクワガタを飼育しようと思って
いらっしゃる方^^)若干の注意点がございます。

①ワイルドは、産んでから採集される個体も含まれるので
 採集時期等からの判断が必要。もし不安でしたら
 幼虫採集品 ブリード品を購入されるほうがいいかもしれません。

②亜種や産地でマットの好みがある種が存在するみたい。
 イヘヤネブト、オキノエラブネブトは許容範囲が広いようです。
 イヘヤネブトは幼虫食餌済みのマットをふるいがけ、
 オキノエラブネブトはUマットそのままです。

③セットに幼虫が見えたからといって、すぐに割り出さない。
 初令は多頭飼育が前提です。3令になってから割り出しても
 いいくらいです。初令についてのあれこれはまた今度。

④繭玉を作ります。自力で這い上がるのを待つのが最善です。

⑤多産です。でも多頭飼育で羽化まで持っていくことも可能です。
 (小さく羽化しますが・・・)



細かい注意点はあるものの、そんなに難しくはない
ネブトの飼育。
ご一緒にいかがでしょう?^^)






ご存じの通り、ボクは国産種が中心の飼育を
していますが、国産種の好きな部分のひとつに
『サイズ』というのがあります。
大きい個体でも丁度いいサイズなんです。


本土系ノコの70~とかが自分の中の
『デカイクワガタ』で、正直なところ
90UPだったりすると躊躇しちゃったりします。

だけどやっぱりカッコイイなと思う種類もあって
かつては飼育したりもしたんだけど
やっぱり続かない。。手に負えないんですね^^)



だからマレーヒラタはボクにとってはサイコーの
クワガタの1種なんです。
実はスマトラヒラタは昔から好きで
スマトラ沖地震直後入荷が見込めないとか
今はもうありませんが、某大型昆虫ショップが
100UPを高額買取をするとかも手伝って
一時は3リットル瓶を買い込み、かなり真剣に
飼育していた時期がありました。
で、90台後半を羽化させることも経験したし
当時お世話になっていたショップのお客さんが
103ミリ(当時のギネスです。)を出して
その個体を見せてもらったりして一喜一憂
した時期もあったのですが、続きませんでした。
あの大きさの個体が20からいると大変なんです。
成虫の管理もそうなのですが、幼虫の置き場に
困ったことをよく覚えています。



ボクが持っているマレーヒラタは60台。
だけどしっかりスマトラ系オオヒラタの顔を
しています^^)



水かきと呼ばれる内歯もしっかりしている。



マレーヒラタは大きくなっても80~
実際のところでいくと75ぐらいが多く羽化してきそう
なので、国産ヒラタの大型と同じくらいです。



一時は『マレー』と名が付くだけで高額だったのですが
ここのところは価格もこなれてきています。
入手は・・・中々難しいかもしれませんね。。
あまり見なくなりました。

国産ヒラタ同様続けて行ければいいなと
思う種類です。




以前は完全乾燥タイプとかありましたが
(今でもあるにはあります。)
現在ではほとんどがそのような表記はありません。
加水の有無、量は飼育する種類やマットの状態
管理するスペースの湿度などで加水量を変えていくのが
ベターだとは思います。でも、そんなのワカンナイ。。
(ボクも毎回試行錯誤です。。)と言うのがホンネ♪



だいたいこんなカンジのものを購入されると思うのですが。。
密閉はされています。こまかーく言いますと
微量ですが漏れていると思ってください。(ここは空気です。)
ボクは購入後、ビニール袋に画鋲で表裏9ヶ所ぐらい穴を開けます。
で、それから1週間ほどしてから使います。
ボクはマットを購入する場合、ほとんどがショップで選んで買っています。
マットの色、袋から漏れるニオイなどでどのくらいの期間で
いい状態になるかを判断します。
この時期、朝夕と日中の温度格差が激しいので、そんなこんなを
しているとマットに水滴が付き、水分量が変化します。
要は大気中の水分を取り込んでしまうのですね^^)
これは画鋲で穴を開けなくてもそうなります。

ここからが本題です。
マットの袋を開けてバケツ等、他の容器に移すのですが
このときマットの量は少量にします。あまり多いと分からなくなるからです。
で、グっと握ってお団子が出来たら加水の必要はありません。
手の端からマットがこぼれるようでしたら少しづつ加水します。
ここを雑にしてしまうと後々メンドーなので慎重に事を進めます。
水はマットより重いので底からたくし上げるように撹拌して
状態を見極めます。マットの出荷状況で変わるのと
季節ごと温度湿度が違うので、この状態を覚えておくと
イイと思います。
加水量は、エサの寿命もそうですが幼虫の生育状態も
大きく左右するので大切だと思っています。
特にこの季節の変わりめの時期は迷うこと多々です。
ご自分の一番を見つけてください^^)




まずは割り出し時期からですね^^)
国産ノコの場合、状態のいい♀ですと
産卵セットに入れてから2日程度で卵が見え始めます。
今回は、採るだけ採ろうという前提で話を進めます。



ノコ♀の行動はさておいて、早ければセット2週間前後から
幼虫が見え始めます。採るだけ採るのが前提なので
ここはほっときます^^)
で、その後も産み続けますのでどのタイミングで割り出すか?
が問題ですが、ここはもう飼育されている方の好みです♪
早い段階で割り出すのでしたら、割り出しに細心の注意が必要です。
例えばセット後1ヶ月半で割り出したとしましょう。
そうするといろいろなステージの幼虫や卵と遭遇することに
なりますが、個人的にはケース壁面に見える幼虫が2令初期になるまで
待つことが多いです。セットに使用しているマットが著しく劣化したり
しない限りはそうしています。
初令で割り出した幼虫はプリンカップ。
2令初期あたりで割り出したら500もしくは800の容器に入れます。
このときの温度帯はプリンカップならセットよりやや低め、
PPボトル等でしたらセットと同じくらいでいいと思います。
初令はセットと同じマットで構わないと思います。
水分が若干多めがいいです。プリンカップは乾燥が早いので
たまにキリフキしてあげるといいと思います。
PPボトル等も同様ですが、何故プリンカップは温度を少し低めに
するのか?小さい容器のほうが外気の影響を受けやすいからです。
菌糸に入れる場合、セットより低めの温度帯の場所に置きます。
菌糸のほうが容器内の温度が高いのと、菌糸にいい状態の
温度帯のほうが幼虫環境も安定するので若干低めの場所に
置くようにしています。プリンカップに入れた幼虫も2週間程度で
大きな容器に入れたほうが無難です。
ここからは期間で交換するか?個体の状態を見ながら交換するか?
なのですが、ボクは個体の状態で交換しています。
マットの状態が悪い、多頭飼育等以外ではだいたい2ヶ月あたりが目安
ではありますが、大きい個体は居食いするしマットが揺る詰めだと
マットの高さが低くなってきます。
ちなみにヒラタとノコを比べるとノコのほうが3令に達するまでの
期間は長いです。
居食いをしている個体は引っ張れるだけ引っ張りますよ^^)
交換は少ないに越したことがないのです。



8月に割り出したとして、10月~11月に交換。
お次は2本目ですけど、ここはもう個体の大きさで判断します。
大きな♂幼虫なら1400。♀や小さな♂は800です。
ボクは2本目は引っ張るのでマットなら水分多めで温度低め。
このときの温度低めは幼虫が活動できる範囲の低めです。
あまり低いと休眠状態になり、幼虫期間が長くなります。
ここからはまた時期になりましたらUPさせていただきます。
ノコ幼虫は2令中期あたりから強くなりますが、それまでは
意外と弱いです。そのことを覚えておいて
割り出しや容器投入をされるとカワイソウなことが
少なくなると思います♪



なんとか作りました^^)
明日 ニジイロを配送するので、その容器がすぐ
出るところに置いてあるためちょっと画像で
出せませんが。。。

やはり飼育種類数は見直さないといけないよなー。。
ボクの誤算は種親が元気だということ^^)
ノコは☆になっちゃいますからね。
ヒラタの場合、♂♀ともに元気だったりするので
そこが浅はかでした。。



実際のところ、翌年また産んでくれるので
(ウチでは伊豆大島ヒラタとゴトウヒラタは
2年連続です。)お得感はありますけどね^^)

確かに販売の彩を添えるような意味で飼育している種類もありますが
やっぱり好きだからというのがホンネ♪
カンタンには手放せません。。

今年は本土ノコの離島モノが増えているので
やっぱ少し制限はしないといけないかな?とも思います。

現在ほとんどの幼虫は菌糸に入り、通年の菌糸置き場では
足りなくなっている現状。
すこし考えなくちゃね♪


material by:=ポカポカ色=