クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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本土系ノコの亜種は昨年まで散々見たのに
何故か今年は少ないのです。
でも昨年もクロシマとクチノエラブだけが多かった?
と見ているのはボクだけでしょうか?



ヤクシマノコはいたのかもしれませんが
あまり印象は残っていません。今年はほぼいなかったと見て
いいのではないでしょうか?



元々そんなに市場に出るノコではないし、
昨年の国産ワイルドラッシュに便乗して出てきた感が
ありますが、種子島や壱岐島・甑諸島といった亜種登録されていない
産地のノコも入荷していたので多くいた印象があっただけかも
しれません。

ちなみにですね、国産ノコ全般に言えることですが
販売価格が飼育コストに見合うだけ付けられない。。
要は商業ベースに乗りずらいという事情もあります。



で、今年全然と言っていいほど見なかった
ミシマイオウノコ。
現在数が急激に減って高騰気味らしいです。

ミシマイオウノコは、国産ノコの中でも多産な部類なのですが
大型の大歯を羽化させるとなるとハードルが一気に上がります。
なんせ60ミリ前半で中歯が出てくる始末なので、大歯となると
60ミリ中盤以降の個体を羽化させる必要があり、
手間暇と期間が随分とかかります。あと他のノコより羽化不全率が
高い印象もあり、ボクはあまり経験がないのですが割と翅が
グチャグチャになって羽化してくるという話をよく聞きます。
たぶんですが最後の交換で羽化まで持っていこうとすると
マットや菌糸の劣化から湿度が増すのでは?と、考えます。

これはノコ全般に言えることですが、大型になるほど
蛹化ビンへの交換は大切で、ここで放置してしまうと
高確率で前蛹が落ちたり、アゴずれなどの不全蛹に
なってしまったりという悲しい結果が待っています。
個体によっては蛹化ビンも2本必要(蛹化のつもりで
入れたけど蛹室を作らない)なこともあるのでこまめな
観察が必要となります。
そんな本土系亜種ですがとりあえず次世代用のペアは
抑えてあります。コスト云々は度外視して大型の羽化を
目指そうと思います。







先日ちらっとご紹介した新産地。
ただいま到着しました。



梱包を解くときはいつもワクワクしますね♪



丁寧なラベルが添付されていました。
大事に飼育されていることが伺えます^^)
このまま使わせていただきます。



気になる産地は睦月島。ここも滅多に出ないのでは
ないでしょうか?特に今年は雨による災害や台風の影響
などで出てくることを考えるほうが難しいかもしれません。



このような地形の島です。愛媛県松山市になります。



しかし、島の画像はいつ見ても惚れ惚れします。
それでは届いた個体を個々に見て行こうと思います。



今回はわがままを言って2♂3♀で送ってもらいました。
どうもありがとうございました♪
これでブリード体制を整えます。



まずは中歯。上翅の暗褐色の別れ方が伯方島産に酷似しています。
トカラノコの色の別れ方みたいです。非常に魅力的ですね❤



♀は3頭ともツヤツヤ感が強い個体です。
上翅梨地のきめが細かいので艶感の強さを感じます。
3♀のうち、2♀は後食済み。6月羽化で後食済みですから
今年の猛暑の影響が垣間見えます。。
画像は7月羽化の休眠個体。一応全頭休眠個体を入れている
タッパーに移して経過を見ようと思っています。



これで後食済みの♀がキッチンペーパーをボロボロに
したり、フタを齧って穴を開けるようでしたら
プラケースに移し、マットを深めに入れて温度の低いところで
管理します。タッパーは後食済みと休眠個体を一緒にしないことも
大事。活動開始を促すときの逆バージョンです^^)



大歯の♂。瀬戸内海のノコの特徴がバッチリ出ていますねぇ♪



アゴが細長いのが特徴のひとつで、しかもその華奢さが
ノコの繊細な部分を強調しているような個体。
素敵です❤あとこの個体はアゴの付け根がオオクワでいうところの
眼上突起のようになっているのと頭部V字に出るラインが
シンメトリーなんですね^^)


頭部部分のイカツイ感じと全体のフォルムのバランスが
繊細さと力強さを兼ね揃えている印象を受け、
国産ノコギリならではの魅力が強調されます。



伯方島が来たときと同じ嬉しさを感じた睦月島産。
ブリードは来年の初夏。伯方島との比較が楽しみな産地です♪


来年は少しノコを限定しようかと思っていましたが
中々そーゆーワケにもいかないみたい♪
(昨日、ステキな産地のノコも落札したしね♪)



隠岐諸島 島後 隠岐の島町都万WF1
滅多に出ない産地です。



実は3ペアいたのですが2ペアは売れてしまい、
手許にあるのはこの♂だけ。
(ご購入の方、♀は複数いますので不具合が
出た場合、連絡いただければと思います。)

普通にいるみたいなのですが、なんせ採集に行かない
(行けない?)ので流通量は極端に少ないです。



BE-kuwa55号のプレートを見る限り
あまり大きな個体は少ないのかもしれないな。。。

飼育に関しては、産卵より幼虫飼育が問題で
菌糸がね、あまり有効ではないのです。。
ただこれからの個体はどうなることやら^^)



来年はこの隠岐の島と奥尻、ミヤケ(式根)ハチジョウと
ミシマイオウに落札した新産地を加えた計5産地での飼育を
予想していますが、まだ増えると思います^^)


いつも販売個体や羽化したてばかりの個体を
紹介しているのでたまには自分用のクワガタでも♪



トカラノコギリクワガタ(中之島産)
来期の種親候補です。

この個体に別腹の赤い♀を掛けようと思っています。



上翅の黒い部分が極端に少ないのと
前胸にスリットこそ入っていますがオレンジ部分が多いこと
画像では分かりにくいですが頭部もオレンジの比率が高いです。
残念なのがアゴに赤味がないことなのですが、ここは形状にも
拘りたいので型を優先しました。



特筆すべきは脚も随分赤いのです。脚の赤味が強い個体は
数を飼育しても中々出てこないので珍重しています。



ちなみにトカラノコの色彩変異ですが、これは遺伝だけでは
ないのですね^^)むしろ血を濃くしていくと暗褐色になっていき
(いわゆる色が濃くなる)黒化型とは一線を画します。
トカラオレンジプロジェクトは血統を作ることではなく
あくまでも色がキレイで型が良い『個体』を目指しています。
なので、色がキレイでカッチョヨイ♂と別腹の赤い♀との
掛け合わせでよりキレイな個体が羽化させることができるよう
あれこれ考えているワケです♪

今年の採卵分は別系統で3系統を得ることができたので
またバリエーションが広がります。バリエーションを
拡げたり狭めたりしながら飼育してよりキレイな
トカラオレンジが拝めればなぁ♪と、思っています。


続々と羽化が始まっている
有田市産のヒラタクワガタ。



人工蛹室の個体が羽化してきました。
この子が今んとこ一番デカイかもしれません。



3頭とも幅が出てしまいましたね。。
この子が一番上翅がスッキリしていますが・・・



痛恨のキズ。。うーん残念。。。

ここまでの個体は菌糸で最後まで飼育しています。
ここからは最後はマットに変更していますが
型に違いが出たらおもしろいですよね?
♂があと5頭(うち1頭はまだ幼虫)です。
♀が4頭しかいないので3ペアは販売予定です。
もちろん♂単の注文も受け付けます。
気になられた方はコメント欄にて^^)


material by:=ポカポカ色=