クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ノコは菌糸でもマットでも飼育できるけど
ミヤマを菌糸で飼育する人はあまりいないと思います。
過去カワラで飼育したことがありますが、半分はマットを入れたし
最後の段階ではマットにしたので、ほぼマットのみと
考えて差し支えないと思います。



さて、ノコとミヤマの蛹室の違いですが
ミヤマの蛹室はノコと比べてかなり頑丈です。
画像でも分かると思いますが広範囲にわたって色の違いが
見て取れると思います。割り出しもミヤマのほうが時間を必要とします。



ノコは容器壁面に蛹室を作ることは多々ありますが
ミヤマの場合は少ないです。(作らないワケではありません。)
ここからは考察なのですが、ノコは固いところを利用するけど
ミヤマはしないのかな?という思いつきです。



野外ではノコもミヤマもけっこう地中深い(1メートルぐらい?)
ところに蛹室を見ることができるそうですが、作っている場所が
違うのかもしれませんね?



これを飼育に置き換えると、ノコは固く詰めて
ミヤマはノコほど固く詰めなくてもいいのかな?と思います。
現にミヤマが羽化した容器はフタギリギリまでマットが上がってきて
いるので、入れるマットの容量も変えたほうが
いいのかもしれませんね?



面白いなと思うのは、ミヤマってそれほど幼虫体重は
重くならないんですね。。でもあの蛹室から推察すると
相当量の糞を輩出して蛹室の外壁(?)を塗り固めると
思うので、最後の容器への交換は大事なのかな?とも思います。

ノコもミヤマも飼育で大型個体を羽化させるのは至難の業です。
ミヤマの場合、最後の容器がカギになるのかもしれませんね?♪


正直なところ飼育を長く続けていると
初羽化こそはウキウキするけど、そのあとは
作業チックになってしまうことも多々あるのですが
今回は飼育し始めたころを思い出すような気分で
割り出しを進めている昨今です❤
実はチョロチョロと♀は羽化してきているのですが
この夏休み明けから仕事が忙しくUPできずにいました。

ノコもそうなんですが、ミヤマも北の産地(北海道産)は
温度管理をしていてもモロ外気の影響を受けます。
どうなるのか?と言いますと加齢や羽化時期が早くなります。
もし北海道産のミヤマ ノコを飼育で大きな個体を孵そうと
するのなら、産卵時期から考えて飼育しないといけないな。。。と
強く感じました^^)



大して大きくはないけど待望の♂♪
久々に見る新成虫のミヤマです。前述の北海道産では
ないです^^)北鎌倉産❤
まだ頭が起き上がりきれていないのかな?と
思いましたが、クセが付いているだけのようです。
こちらは先ほどのミクラミヤマよりも先に羽化しています。



少しタッパーで寝かせれば戻ると思います。
ところでこの北鎌倉産。実はレアだったりします♪
北鎌倉という地域は、生息場所が私有地だったり
仏閣に属していたりで中々入れないところに持ってきて
山深いので入りずらい場所でもあるんです。
よく鎌倉山にミヤマがいるよとは聞いていましたが
行ってみてもどこをどう入ればいいのか?という具合。。
昼間は人が多いし、夜はたぶんセキュリティがしっかり
効いていそうです。(別荘も多いのです。。)



北鎌倉と言えば個人的に思い浮かぶのは
ビブリア古書堂なのですが^^)
この個体の親はまさにビブリア側で採れています♪
北鎌倉産ミヤマは♀も羽化しているので頭がしっかりと
通常の位置に固定されたら出品予定です。


幼虫で購入したのが一昨年の6月。たしか仲間の知り合いが
クワタで出品していた個体を激安で購入。
(このとき元々の価格も安かったのを更にオトモダチ価格に
してもらいました♪)
ここからミヤマ熱がジワジワと熱くなり、現在に至っているワケ
なのです❤ そういえば初ネブトの幼虫も同じ方から
購入しています。



ジャン!!御蔵島産。
小さいのに触覚がやけに大きいです♪
後の画像で分かるのですが、まだ腹が納まっていないので
測れません。。



なんとなーくアゴの形状が変わっているように感じますが
見ている個体数が一桁ですからね。。。
なんとも言えません。。



ねっ!まだこれから寝てもらわないといけません^^)



ところでこのミクラミヤマ、成虫は大きくないのに
(他の種類と比べて・・・ですよ♪)
幼虫はそこそこ大きくなります。
あと、そーんなに温度は低くなくても大丈夫です。
ボクはミクラミヤマが3令になったあたりから
いろいろなミヤマを飼育しだしたので低温にしてしまい
ましたが、冬季のノコ幼虫を飼育する温度で
大丈夫な気がします。ご多聞に漏れず幼虫を低温飼育すると
期間が長くなりますが、成虫のサイズに大きな変化は見られないそう
です。。一応今まで購入した成虫は標本で残してあるので
もう少ししたら見比べようと思っています。

10頭購入して1頭落ちて。。5頭を3令で販売したので
4頭残ったうちの1頭❤他3頭も蛹室を作っているようなので
なんとかペアになってくれたらと思います^^)


これ・・・けっこう大事なんですね。。
温度管理しているから大丈夫と思われるかもしれませんが
意外と外気の状態に反応している個体って多く感じるんです。
今年の7月は梅雨寒でなかなか羽化してこなかったりしたものですが
(その前に羽化した個体も起きてこないし♪)
8月に入って暑くなったとたん、一斉に羽化を開始したり
起きだしたり・・・



今度は暑いところから涼しくなるぐらいならいいのですが
一気に寒いぐらいになると今度は産まなくなります。。



ノコとネブトは顕著で、ヒラタはばらつきます。



そう考えるとコクワ オオクワはしっかりしていますね。。
産まなくなると言いますか、休眠モードに入りますよね?



逆にこの気温差(寒暖差)を利用して産ませられるのが
ミヤマ。ミヤマも越冬はしない(サイクルはノコと一緒です。)
ので、生存できないと判断するのか?バタバタっと産みます。
この晩夏に産卵させると初令、2令のときに気温が下がり
ジックリ食餌するようになるので、成長も遅くなるけど
幼虫期間が長くなる可能性が高くなります。

これ・・・今度詳しく書きますが、幼虫の全ステージって
全て大切なんですけど、この初令~2令の時期の一番成長が
顕著な時期って、3令初期~のころと対応を変えてあげると
ビックリするような3令幼虫と出会うことができるんです。
なので割り出し時期ってけっこう大切だったりするんですね^^)

そろそろ次年度に向かって動き出す時期になりそうです。



ある程度の幼虫が見えてきた産卵セット各種。


(画像は以前割り出したときのもの)

ミヤマとノコがほとんどなんですが、割り出す前に
場所を確保しないといけませんね。。。

まずはハチジョウノコと飛島産のノコ。
あとオガサワラネブト(!)
ミヤマはほとんどの産卵セットから幼虫が見えていて
ちょっと怖いです^^)



ノコの場合、ケース側面に幼虫が2,3頭見えていても
10数頭で終わることも多々なのですが、
ミヤマとネブトはケース側面に幼虫が見えていると
とんでもない数が出てくることがあるんですね♪



今回、ノコは本土系がほとんどで
亜種は5種ほど。産卵セットを組みたい亜種・産地も
いるのでそんなに出てこなくても・・・とは思うのですが
そんなこととは裏腹に。。です^^)



ミヤマとネブトは産卵セットに使用したマットを
混ぜるのでそんなに新しいマットは必要ありません。
でもノコは産卵セットのマット(セット期間と状態で変わります。)
を使うわけにはいかないので、マットも手持ちも
確認しとかないとなー♪

割り出しが楽しみなセットもあります。
一部外産もありますので、今週末はともかく
その翌週から連続する3連休でなんとかしようと思っています。
プリンカップとラベルカードも用意しとかないと、と思っています。


material by:=ポカポカ色=