クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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とは言いましても現在19℃なので、日差しの当たる処に居れば
そう感じるかもしれませんが、クワガタ飼育には適温より少し
低めだったりします^^)



ノコを産卵させるにはちょっと低いかもしれないけど
ミヤマには適温だったりします。



あと低めの温度を好むホソアカとかですね(^^♪



あと時期的にはマルバネもいいです♪



さて、ミヤマの産卵に特化して書きますと、ブリード個体で
羽化時期が少し遅かった個体や休眠が長かった個体(ミヤマでは
あまり確認できていませんが。。)はこの時期に起き出す個体が
存在いたします。残念ながら常温でとはいかないかもしれませんが
そんなに温度を気にせず産卵セットを置くことができます。



あっ!そうそう^^)国産ですとアマミミヤマはちょうどいいかもしれません♪
ウチでも2セット組んでいます。



先日 連れて帰ってきたミシュミミヤマの交尾を確認しました。
クワタ準備に前にサクッと産卵セットを組んでおきます(^^♪






昨日は午後から少し時間が空いたので、残りの産卵セットを
割出しました。相変わらずコクワも含めたドルクス系の産卵は
イマイチな結果でした。。



今年は暑かった。。。そんなのは理由にならないのですが、
ノコなども産んではいるけど、すぐに♀が上に上がってきて
そのまま・・・・なんてこともあったので、やっぱり外気の影響は
あります。あと余談ですが、ヤフオクも落札を控えられた感がありました。
やはりあの暑さでは配送に不安が過ります。



さて、お題ですがミシマイオウ ヤクシマコクワ ゲルツルード
ウィックハム ハチジョウノコの5種を割り出しました。
種類別にみるとランダムな印象ですが、ボクにとっては
産卵セットの置き場所が全部 同じトコなんですね^^)
自己ブリードから得た幼虫と新たに入手した幼虫を大きな容器に
移さなければならないのでスペースを確保する意味もあります。



因みにウィックハムとゲルツルードは再セットです。
ゲルツルードは★になっていましたがウィックハムの♀は
ご存命でした♡ 両方とも少数ですが子孫を残してくれています。

(画像はトカラノコ)

国産勢は・・・うーん。。自分で飼育するには充分なんですが
販売となると・・・っと云う微妙な数でした。冒頭で書かせていただいていた
ことが原因だったらちょっとカナシイです。。
ハチジョウノコは現在 出品しています。



産卵セットの数もかなり減って(これから増やしますけどね♪)、
整理もし易くなったのでイベントの準備をしながら整理していこうと
思います♪





年に6回ぐらい?ですか^^)イベントに出展させて
いただいていて、出展業者様はもとよりお客様も
いろいろな方と出会えて(中には友人関係にまでなることも♡)
楽しい時間を過ごさせていただくのですが、その中でも驚いたと
いいますか^^)いいお話なのでご紹介させていただきます。



最近の傾向として、定期的に出展させていただいているイベントと
年に一度のイベントに出展させていただいています。
今回は年に一度のイベントで起こったお話です。



そのイベントは主催者様が変わったことで大まかなことに変更はないのですが
お客様の層に少々変化が見受けられました。今まではご家族連れよりも
お一人で淡々と探されていることが多いように感じていたのですが、
今年はご家族連れやカップル 女性が目立つ印象がありました。



実は主催者様と軽口まではいかないけれどお話はさせていただける間柄で
以前、標本に使用する薬材を取り扱っているか聞いたことがあり、小さな
お子様も来店するので取り扱わないようにしていると聞いていました。
そんなところから今回のイベントでは小さなお子様が自分のお小遣いで買えるよう、
ワンコイン(500円 ♂単品)で買える生体を用意したんです。
小さなお子様が首から下げたお財布(がま口が多い♪)からお金を出す姿は
愛おしさと少々の罪悪感を感じながら対応させていただいています^^)
今回 女の子が多かったのもちょっとした驚きがありました♪

(画像はアマミマルバネ)

さて、ここからが本題です。標本主体のイベントですので、ペアにもなるが
単品でも購入できる設定の個体をいくつか用意していまして、その中に
ヤエヤママルバネ(石垣島産)を用意させていただきました。
羽化したのが♂に偏ったというのも大いに関係していますが^^)、
5♂2♀ぐらいで卓に並べたんですね♪ コチラの思惑は外れていなかったらしく、
♂がちょこちょこ売れていき、ペアになる個体は残っていました。
たぶん小学生高学年ぐらいの男の子(大きい方でした。)とお母さんと思われる
女性の二人が卓の前で、『あっ!いるよ・・・』と、男の子。
『いるね♪』と、お母さん。今まで親子連れと思われるお客様がマルバネを
探しにきたことはなかったので、ちょっと困惑気味なのを顔に出さないよう
気にしながら、『もう後食開始しているから、家に戻って落ち着かせて
ゼリーを与えたらペアリングは可能かと思いますよ。』と、ボク。

(画像はアマミマルバネ)

『赤枯れもまだあるからちょうどいいね』と、言ったのはどちらだか忘れて
しまいましたが、どちらにしても個体をしっかり見ていただき、納得されて
ご購入となりました^^)因みにペアリングはどうしているのか?とも聞かれ、
状態が安定していると判断できたらハンドペアリングです。と、答えたら
安定しているとの判断は?と、お母さまから聞かれ、ゼリー2個分ぐらい舐めたら
大丈夫だと思います。♂♀ともそれくらいは食べていますよと答えたら
じゃあ安心ですね♪と、ニッコリ♡ もうなんだかんだで20年近くイベントに
出展していて初めての出来事でしたから、驚きとともに頼もしいなぁと
思ってしまいました^^)



イベントに出展していると楽しいだけでなく、そんなトピックス的な
出来事もあり、準備の大変さなど吹っ飛んでしまいます^^)
ちなみにワンコインの個体ですが、もちろんお子様にもご購入いただきましたが
最後はご高齢の方がまとめて連れて帰ってくださいました^^)






画像は蛹室と云うより繭玉(^^♪
マルバネの繭玉です。非常にきれいにできているのですが
出てきた個体はけっこうな翅パカでした。。。



最初の画像のようなコトはともかく、画像のような上翅に水泡跡や
軽妙な翅パカ 色の濃淡など蛹室は羽化した個体に大きな影響は
与えてそうですね?きれいな個体を羽化させるためには
蛹室を作るだろうと想定できる交換時に対策しておくと効果的です♪



加水量を調節する。蛹化を想定する容器に入れるマット
(ボクはだいたい蛹化前はマットに入れ替えてしまいます。)
の加水量をいつもより少なめにしています。これは時期や容器を
置いてあるところで変わりますので、加水を○○㏄と断定はできません。
この時期はだいたいこぉとかそんな感じで決めていますが、その年年の
気温の変化はどうにもできないので、あくまでも未然に防ぐ手立てぐらい
の気持ちでいます。



人工蛹室に移す。人為的に調節するなら人工蛹室は蛹化中の調節も
行なえますし、蛹が目視できるから安心ですよね^^)
ただですね、数がいる場合 スペースを取るのと人工蛹室を作る時間を
どう確保するかが問題になってきます。。



容器の置く場所を変える。これ意外と効果があります。
飼育スペースの状況を把握することが前提ですが、棚ひとつ
段を変えるだけで随分違うものですよ^^)



ここからは考察なんですが、蛹室の湿度ってけっこう重要な気がするんです。
水分過多ですと翅パカになりやすいし、蛹室の温度上昇は言わずもがなです。。
クワ飼育していて一番悲しくなるのは蛹や前蛹で★になっていることなので
少し慎重になってもいいような気がします。あと過度の振動や落下はもってのほか
です。今年はひとつやってはならないことをやってしまったので、自分に
言い聞かせています♪




ミヤマの飼育は他の種と異なる部分があり、少々気難しい印象と
『低温』というワードが大きな壁に感じる方も多いかと思います。
マットもコクワ ヒラタ ノコとは違う銘柄を使用することからも
同様の印象を持ってしまうかもしれません。。



とりわけミヤマの中でもフォーチュン系 ヒメミヤマの仲間は
産卵もそうですが、幼虫飼育においても未解明な部分が多く、
大きな個体を羽化させるのは至難の業とされています。
事実 書いているボクも納得できるような個体を羽化させたのは
数頭で、羽化してくれてありがとう^^)という感じです。
まだまだヒメミヤマ系飼育の初心者のボクが書くのはおこがましいのですが
お付き合いいただければ幸いです。



まず産卵セットですが、それほど低温維持が必要という訳ではなさそうです。
時期的には温度が上がる5月~がワイルドも入荷してくるし、ブリード個体も
起き出すので、温度管理は必須となります。ですが、10℃台前半など極端な
低温維持は必要ないと考えています。セット内容は中もしくは大ケースを
使用、マットはNマットをベースに少々無添加のカブトマットを加えます。
マット以外ではミズゴケや産卵木の割りカスも入れます。大事なのは詰め方で
固くは詰めないが中の坑道が崩れないぐらいという、なんとも微妙な言い回し
の詰め方です。ミズゴケは♀の脚に絡まない程度に短くして入れます。



さて、産卵セットを組んで♀を投入しました。♀が潜ってくれました。
で、ここからなんですがボクはあまり卵で取り出さないんですね。。
なので、結果が出るのは早くて3ヶ月~となるわけなんです。
ただ、途中で♀が上がってくることはあるので産卵セットの状態は
確認します。大きなケースで産卵させると潜りっぱなしになってくれるので
それを産卵していると判断しています。ヒメミヤマ系の飼育をされている方の
ブログ等も良く拝見させていただくのですが、産卵自体は他ミヤマと同様な
ようですね^^)



先ほど卵で出さないと書かせていただきました。そうなるとどこで
判断するのか?なのですが、産んでいますとケース側面や底面に幼虫が
見えてきます。こぉなるとかなりの数を産んでいると期待が高まります。
今年は猛暑のせいで、室温が思うように安定しなかったのか?ケース側面に
見えている幼虫だけ。。。というケースもあったので、少し自嘲気味に構えます。
ここで他種のミヤマは割り出してしまうのですが、ヒメミヤマ系は我慢します。
ボクの友人に『ガマンの子』というキャッチフレーズを持つ友人がいるのですが
ヒメミヤマ系は初令で割り出すより2令後期~3令初期で割り出したほうが
その後の生育が明らかにいいとアドバイスをしてくれて、実感もしているので
その友人に倣って、そのまま放置保管します。時期によってはコバエの温床とも
なりえますから、その場合は割り出して産卵セットに使用したマットのいい部分と
新しいNマットを加えて保管します。事実 そうしたほうが幼虫も落ちないので
最近は販売以外では多頭飼育を試みています。

・・・かなり長くなりました。。パート2 書きますので、よろしくお願いいたします。





material by:=ポカポカ色=