クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 大きな幼虫が育ちました。無事、いいところに

蛹室を作ってくれました。んで、蛹化です。

蛹化したばかりというのは、蛹の形をした器に体液が入っているのが

目視で確認できます。蛹の形をした水風船に水が入っているような状態。

ここから中身(外骨格部分)が構築されていき、成虫の状態に近いところまで

来たところで羽化。となるわけですが、ここでの温度の関係。

随分影響されていると思います。

まず、器状態の蛹の中身、液状な状態がだんだん固形化されていくのですが

このときの温度は低めなほうが固形化されていく期間は長くなりますが

器状態のギリギリまで固形化してくれます。

アゴの先端部分まで固形化されていくとサイズ的にもいいですし、

なんといってもカッコヨイ個体(アゴの長い個体)が孵り易い。

このときの低めというのは大体、22℃近辺。決して低い温度ではないのですが

ノコにとってはイイカンジな温度です。

で、固形化された部分が、だんだん色づいてきます。

そうするといよいよ羽化なのですが、このときは若干ですが蛹初期(蛹化から2週間前後)

より高めの温度のほうがいいみたいです^^)

そんな細かく温度調整なんかやってらんないよっ!というかた^^)

設定温度22℃でも棚の上下で温度が違います。

その温度の平均(だいたい、いつもこのくらいの温度。。)というのを把握しておきさえすれば

棚の下から上に移動するだけです。ボクは100均の温度計を格段の棚に置いて

温度計を見るだけです。

蛹初期に急に温度が上がったりすると液状のものが固形化するのが早まり

特にアゴは途中で構築を終了させてしまう個体が出てきたりするので

急激な温度変化は禁物です。

羽化時に急激な温度変化が起こると翅パカになってしまったり

人工蛹室にいる個体は羽化半ばで動き出してしまい後翅をぐちゃぐちゃにしてしまったりと

いいことはありません。。。

あと蛹室を囲うようにオレンジ色になったりしている場合はその部分が嫌気発酵している

場合が多く、大型の蛹などはその嫌気発酵から出るガス等で☆なんてこともあるので

人工蛹室に移す。容器がブローなら穴を開ける。蛹室の上部のマットや菌糸を取り除く等の

対処は必要です。そのままでも無事羽化する個体もいるので一概には言えませんが

対処して安心を得るというのもストレス軽減(飼育者のね♪)に繋がると思います。

あと、これはボクぐらいしかやらないかもしれませんが、人工蛹室を使いまわす場合、

よく水洗いしてから水分を充分に吸い取って、前の個体の体液等が残っていない状態

で使用するほうが無難です。

前の個体の体液等が残っていることが原因で羽化不全なんてことは起こります。ハイ。。。

オアシスで自分が作った人工蛹室などは蛹が入る部分を一皮分ぐらい削って使うくらいが

いいと思います。

なんにしても最後のステージ。

割りとやることはないのですが観察していくといろいろな発見があります。

ちょこちょこと蛹にダメージが残らない程度の観察は楽しかったりもします♪



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