クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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先日、告知させていただいた
アマミヒラタ(与路島)ですが、
残念ながらまだ持ちだせる状態では
ありませんでした。。
♂がもう少しかかります。
6月には持ちだせると思いますので
よろしくお願いいたします。


だったらいいんですけどね^^)
そろそろヒラタは終盤になってきました。



待望のアマミヒラタ(請島)



先日のゴトウヒラタに加え、
アマミヒラタのみなさんが蛹化羽化開始です♪



ヒラタの場合、菌糸が先に羽化してこないところが
面白い。。マットのほうが先だったりします。

まぁ割り出し時にいろいろなステージの
幼虫が出てきましたからね^^)
一概には言えませんが。。



ところでサキシマは、西表は大きな♂幼虫を
残すのみとなりましたが与那国は♂はこれからみたい。
♀はほとんど羽化のになー。。

やってしまったのがオキナワヒラタ(伊平屋)です。。。
小さく孵ってくると思います。。
たぶんあの子たちは、人目に出ることなくブリードに廻りそう^^)

ヒラタは菌糸のほうがよいというワケではないですね。
今期ブリードは昨年飼育した産地ではないので
何頭かは菌糸に入れますが、マット飼育の比率を多くして
みようと思っています。
マットで孵したヒラタはナカナカですよ♪




外産ヒラタと言えば真っ先に思い浮かべるのは
このタイプではないでしょうか?



でもウチにいるのはこのタイプ。
画像はインターメディウスヒラタで
現在は♀のみ生存。累代はできませんでした。
このタイプで今いるのはウイックハムヒラタ。
単純にこのタイプはカワイイからという理由で
飼育しています。



ヒラタは国産が多数いるのであまり手が回らないというのが
ホントのトコなんですけどね^^)

ところで飼育面を考えると外産ヒラタと国産ヒラタでは
若干の違いがあって、外産ヒラタは温度さえ産卵に適した
温度設定が出来れば、時期を考えずに産卵は可能です。
国産もそれに準じることは多いけど、本土ヒラタなんかは
けっこう季節を察知して、よほど温度をかけないと寝てしましますが
アマミヒラタ~サキシマヒラタにかけては外産ヒラタと
同じような飼育が可能です。



特にサキシマヒラタはどちらにでも振れるので
勝手がいいといいますか?^^)
ただ、産卵数に関しては羽化後半年~1年経過した個体の
ほうが産みはいいです。

今回国産ヒラタで意外に思ったのは、あまりエサ量が必要と
しないこと。スマトラヒラタなんかは2リットルを何本?
という会話は一度ならずしたことがあるのですが
国産ヒラタは1400がせいぜい2本~3本で羽化しています。
あと積算温度(?)で、さっさと蛹化しないのも
面白い^^)ただサキシマヒラタは交換タイミング(ショック)で
さっさと蛹室を作ります。これいい時と悪いときがあって
期待している個体が交換しようと思って割ってみたら
成虫とご対面なんて嬉しいの悲しいのかわからなくなるときが
ありますね^^)
だんだん国産のみのお話になってきたので
ここらへんにしときます^^)






間にあわないかと思いましたが
なんとかなりそうなので追加させていただきます。



ゴトウヒラタペア(福江島)×1

アマミヒラタ(与路島)×1

この2ペアは状態で6月になるかもしれませんが
一応追加しておきます。



本土ヒラタ(種子島 伊豆大島)は各1ペア追加。
大きい♂と小さい♂のペア各2ペアを
出品させていただきます。価格差は¥1000ほどに
する予定です。

あと前回も出品したタカラヒラタ1ペアと
ヤクシマノコ(即ブリ)1ペアも出品予定です。

今回はほとんどヒラタの新成虫の出品となりますが
チョコチョコと単品も持ちだす予定です。

5月27日横浜でお会いできるのを
楽しみにしております。
尚、こちらでもご予約・販売の受付はさせていただいております。
ご希望の方はコメ欄にてお申し付けください。
よろしくお願いいたします。




えっと^^)
クワガタの容器の置き方の話です♪
なんで画像のように傾けたり逆さまにするのか?
一応理由はあります。



逆さまにしています。
この容器、底に突起部分があって
(PPボトルによくあるアレです。)
その突起部分が蛹室に干渉しているので逆さまに
しています。♀はあまり影響がないのですが
一応大事をとっています。
それ以上に矢印部分。。蛹室内に菌糸が入っています。
これ、温度の急変等で子実体が出てくる可能性が
ありますねぇ。。よく子実体が蛹を潰すなんてこと
書いてありますが、いきなり太いの出てこない限りは
起こりにくいけど、子実体から菌が出て
蛹に感染(で、間違いない?)して☆になったことは
あります。あと羽化不全は起こりやすいです。



これはビン底に蛹室を作っていますが
逆さまにしていません。ギリギリで容器が干渉していない
のですね^^)蛹室側面は容器に干渉していますが
あまり影響は・・・ないとは言い難いですけどね。。
蛹室側面が見えていて気をつけたいのは湿度の変化。
蛹室内が湿度過多になると羽化不全は起きやすいですよ^^)
あまり空気が籠るような場所(棚の中央とか)には
置かないほうがいいと思います。特にヒラタは要注意です。



これはビン底だからというより蛹室がカタチがイビツ。
♀なので、そんなに心配することはないのですが
羽化時の水分放出の吸収を考えて逆さまにしています。
飼育下では蛹室のカタチが多様です。
蛹室のカタチに合わせた対処が必要です。



これは逆さまにして尚且つ傾斜を付けています。
逆さまにすることで頭部が下に向いてしまったから
なんですね。この中はノコ♂なので大事をとって
逆さま+傾斜です。蛹は頭部分のほうが重たいのと
中身は液状です。体液の循環も考えて頭を上にしています。
確かBE-kuwaで解説していた記事が掲載されているハズ。



このビンは蛹室というよりマットの劣化が激しい。
堀り進んでいったらマットの劣化部分は取り除くことが
出来ましたが、湿度(水分量)が多く感じたので
人工蛹室へ移しました。個体は下甑産ノコ♂です。

蛹室を形成しているマットの劣化が著しいと
堅詰めしているビンは酸欠、一番心配なのは
粘菌が蛹室内に侵入とか湿度過多などいいことは
ないので思い切って人工蛹室に移すか、蛹室ギリギリまで
掘って、余計な湿度を飛ばしたり酸欠を防ぐなどの対処をすることが
できます。うっかり蛹室に穴を開けてしまったら
(穴の大きさにもよりますが)ドルクス系はそのままでも
大丈夫です。ノコは蛹室内の湿度は大事なので
キッチンペーパーを八つ折りぐらいまで追って
キリフキでキッチンペーパーをヒタヒタになるぐらいまで
水分を吸収させたもので穴を塞ぎます。
このとき水滴が蛹に当たらないように注意してください。
穴を塞いだキッチンペーパーが見えなくなるぐらいまで
マットを被せて元に戻せばOKです^^)
蛹に付いてしまったマットカスなどはなるべく取り除いておいた
ほうがより安心です。
このとき容器のフタは絶対に閉めておくこと。
コバエの侵入もそうですが、ある程度の湿度は必要なので
湿度確保が一番の理由です。



ずーっと幼虫飼育をしてきてやっと蛹になったけど
最後の最後で型がイビツになったり、サイアク真っ黒に
なってしまうとかなり凹みます。
(実はトカラ♂のアゴが左右アンバンランスな個体が
1頭います。。)
うーん。。。もう少し書きたいけど長くなったので
また今度書きますね^^)
蛹のときの温度変化・・・けっこー影響ありますよ♪


material by:=ポカポカ色=