クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ネブトクワガタの飼育で一番の話題はマットでした。
市販のマットで産卵可能だということで、最近は
マットを作る的な行為は話題の中心から少し
遠のいていますが(ボクの周りの話です。)
やはり多少の工夫は必要なようです。



意外と話題にならないのは羽化後どのくらいが
産卵に適しているか?で、
自力ハッチ後、♂♀一緒に産卵セットに入れて
あとは個体にまかせる的な飼育が一番適切だったりするので
話題になりにくいのですね。。



実際のところ、繭玉を割って成虫を取り出してしまうと
休眠期間にバラツキが出るので少し分かりにくくなってしまう
部分はあります。他のクワガタ同様保管しているタッパー内の
状態で判断してエサを与え、それから交尾・産卵となるワケですが
この期間はボクが飼育している種類の中では一番短期間かもしれません。



あと早期羽化個体(孵化から羽化までが短期間の個体)は
産卵時期が秋口~晩秋にかかるため、温度等をあげてあげれば
違うのかもしれませんが、翌春まで持ち越して産卵させると
あまり産卵数は伸びなかったりします。



もし産卵数を多く欲しいのであれば
初夏~7月中ぐらいまでに羽化した個体で
その年の8月~晩夏までに産卵セットを組めれば
比較的多めの産卵数を見込めると思います。
(ただ当たるととんでもない数が出てきます。)



羽化後~産卵までの経緯をまとめておきますと

①繭玉を割って成虫を取り出した場合

タッパー内の管理機関は約1ヶ月~
個体差はあります。タッパー内のキッチンペーパーはボロボロに
する個体もいますがほとんどがタッパー内を徘徊しますので
細かな判断は必要です。その後ゼリーを与えて
(これは4分の一が見極めやすいです。)
食べきる(もしくはプラ容器から外してほとんどマットに埋める)
ことを2回ほど確認できたら♂♀同居させてみます。
このときに♂♀を産卵セットに入れてしまっても構わないと思います。
交尾は当然するのですが、行為を観察できるのはよほど細かく
観察していないと出くわすことが難しいです。

②自力ハッチで成虫を確認した場合

自力ハッチもいろいろで単に繭玉から出ていた個体を取り出すのと
飼育容器内を徘徊しているのでは違いが出ますので割り出し前に
容器内をよく見てから割り出すといいと思います。
とりあえず成虫管理用のケースに移してエサを与えてみます。
少しあいだを見て(2,3日ぐらいです。)食べているようでしたら
♂♀同居させてみます。ネブトの場合、あまり♀を攻撃するという
行為は観察できていないので大丈夫だと思います。
あとは①に準じますが、自力ハッチで出てきた個体は交尾・産卵までの
期間を長く設けてしまうとあまり産まないこともありますので
期間を空けずに交尾・産卵に廻したほうがいいかもしれません。
ボクはここらへんに産卵数のコントロールができるヒントが
あるのかな?と、考えています。



ネブトクワガタは、ドルクス系のように羽化後活動までの
期間は短いですが、翌年持ち越したほうが産卵数があがるというワケ
ではないので羽化を確認して累代すると決めたら
マットを用意していつでも産卵セットを組めるぐらいに
しとくのが一番の得策だったりします^^)



自分の中の飼育計画みたいなものが
かなり固定されていて、まずそれを打破することが
大事だと気付くことがあります。

1種に拘って飼育しているときは、期間などがある程度
似通るので同時期に同作業だったりするのですが
いろいろな種類を数こなすことになると
期間も疎らになり、散漫になってしまうことも多々あります。



一番厄介なのは休眠期間の違いで
ドルクス系とノコの休眠期間は大きく異なるので
対処が大変だったりしますねぇ。。。
あとミヤマは今回、ブリードモノからの飼育が2産地ほど
あったのですが、ノコとまた違う休眠期間でした。
ここでいう休眠期間とは交尾に至るまでの広範囲を指しています。



ネブトも休眠期間こそはドルクス系に似ますが
産卵に至るまではちょっと違いが出てきます。
期間的には一番細やかにに見ていかないといけないのかも
しれませんね^^)



まぁおかげで、今年の夏のような猛暑の影響に
対応できたというのもありますけどね^^)

ちなみに各種 産卵数を伸ばすには休眠期間明け後の
対応が大きく関わってきますので、これは後日種類別に
書いていこうと思っています。






離島ノコ。
今ではけっこう販売もされているので
ショップで入手も可能です。
伊豆大島 壱岐島 種子島あたりは当ブログでも
ちらほら出てくる産地です。



ここに亜種が加わります。
ミシマイオウ クロシマ クチノエラブ
ヤクシマ ミヤケ ハチジョウ ミクラ。



南西諸島の亜種も加わると・・・
アマミ トクノシマ トカラ オキノエラブ クメジマ
イヘヤ オキナワ ヤエヤマ。



まぁあとは産地ですね^^)
この15亜種に加え、産地別を拘るととんでもない数字に
なりますね^^)地域差や個体差などがあり、
コレクション性は高まります。



飼育内容を楽しむという手もありますよ^^)
大型狙い 良型狙い 色彩に拘るなどなど。

産地別を細かく集めていくのはそれ相当の労力と情熱が
必要で、現地採集家もしくは特定地域を専門に採集されている
採集家に出会えることが一番の近道のような気もしますが
実はここに辿り着くまでが大変だったりします。



見つけたら片っ端からぐらいの勢いと気合
(うん、気合・・・必要だと思います。)がないと
数は集まらないかもしれないな。。。
友人が集めているのを、ラインやメールで教えてもらうのですが
見つけたり入手したときの連絡はこっちが嬉しくなるくらい^^)
見つけてからもいろいろとあるでしょうしね。。

個人的には飼育がメインになるので、飼育に重きを置くことに
なるのですが、今ノコで嵌りそうなのは、菌糸や高添加のマットに
対応が難しい産地の大型化。亜種や産地で書くといろいろあるので
割愛いたしますが、ヒントはネブトやミヤマの飼育方法なのかな?
と、考えていて試してみるのが面白かったりします。




続いて書かせていただきますね^^)



コクワは限定したいというのは常々思っていたのですが
いろいろと入手できたりしているので
なんだかんだで増えています^^)



ヤエヤマコクワは継続中。



本土系コクワの亜種はトカラ(中之島)とミシマ(竹島)



離島コクワがね^^)増えたのですよ♪

藍島 利島 見島 壱岐島
全部が産卵を成功するとは思いませんが
とにかくいます♪




当ブログでいろいろな産地や亜種が登場する
ヒラタクワガタ。
クワタ等に足を運んでくださる方はお気づきかと思いますが
販売されるヒラタはそんなに多くありません。

サキシマヒラタ(西表島 与那国島)
アマミヒラタ(請島 与路島)
本土ヒラタ(伊豆大島 種子島)
ゴトウヒラタ(福江島)
イキヒラタ(馬渡島)
の5亜種8産地。しかも複数出るのは3産地ほど。
現在ペアで出せるのは伊豆大島産が2ペアです。



それでも飼育している感は感じていたのですが
今期は産地も増えたことも手伝い、更に少数飼育を
心がけています。

現在幼虫で年末までに羽化する可能性のヒラタは

和歌山県有田市産 本土ヒラタ
下甑島産 本土ヒラタ
対馬厳原町産 チョウセンヒラタ
の2亜種3産地のみ。



で、今期産卵セット及び割り出したヒラタは

本土ヒラタ(屋久島 伯方島 大三島 佐島 藍島
      大隅半島 見島 中甑島 平戸島)

サキシマヒラタ(西表島)

イキヒラタ(馬渡島)

ツシマヒラタ(対馬・赤島)



これから産卵セット予定は

アマミヒラタ(与路島)

サキシマヒラタ(与那国島)

イキヒラタ(壱岐島 馬渡島)・・・と、羅列すると相当なものですが
意外と1産地あたりが7頭とかで止めています。
(♀は全産地現存しています。)
あとは来年シーズンイン(ヒラタは他の種類より早め)したら
ポツポツと産卵セットを組んでいく予定。

ヒラタに関しては好みがハッキリしてきたので
自分の好みを中心に少数を大事に飼育していくつもりです。

もちろん販売もさせていただきますが、ホント少数です。
気になる産地 個体がいましたら予約をいただければ
取っておきますので遠慮なくお申し出ください^^)

また♂単品はございます。来たる10月の大手町インセクトフェア
にて出品予定です。こちらもよろしくお願いいたします^^)
      





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