入手してから温度が上がって、にわかに活動開始かと
少々焦りましたが、ワインセラーで寝かせてなんとか
8ヶ月ほど休眠させました。
そろそろ限界に近くなってきたのでクリアスライダーに移動です。
早速後食を開始しました♪
ここでふと思ったのですが、産卵セットまで常温で飼育してみようと
思います。
北海道では南部と呼ばれる地域でも発生期は7月ごろと記憶していますが
年によって大きく変わることは理解しています。問題は発生期の温度で
どのくらいの温度帯で出てくるか?ですよね^^)
もうずいぶん前になりますが、バイクでツーリングに行ったときは
常時革ジャンを着ていた記憶があります。これを飼育に置き換えると
今どきの常温が適温なのかも?と、考えました。
クリアスライダーに入れてある♂と♀はお互いを確認するように
触角をクルクルしていたこともあり、これから1週間ほどしたら
ペアリングをしてみようと思います。
意外にもミクラミヤマより先に産卵セットを組むように
なるかもしれません(^^♪
本格的に春到来かと思いきや、昨日はちょっと寒かったですね。。
ムシベヤの温度をこまめにチェックしとかないと心配な時期でも
あります。
さて、今年は外産各種をすでに産卵させているので、今年初とは
なりませんが、そろそろミクラミヤマをワインセラーから出す時期です。
だいたい3月の下旬から部屋の温度が高いところに置いて、タッパーの中で
動き出してもらい、成虫用のケースで少々過ごしてもらってから
4月中旬ぐらいにペアリング 産卵セットへ投入します。
ボクは関東在住なので、ペアリング時は常温で行います。
このとき後食はあまり気にしません。活動を開始すると交尾は
可能なのですね^^)
産卵セットについては以前書かせていただいたから簡単に
書かせていただくと黒土メインの産卵セットですね^^)
昨年は小ケースで産ませましたが、今年は中ケースを使う予定です。
けっこうケース内を潜って徘徊することが確認できているので
少々スペースが必要かな?と、思っています。
あとは産卵セットを置く位置です。他の方々と比べると
孵化が遅いような気がしているので、もう少し温度の高いところでも
いいのかな?という気もしています。産卵セットの状態を確認してから
決めたいと思います。なんか黒土やミズゴケを買いに行こうとすると
春なんだな~と、思うようになってしまいました^^)
今年は神津島産です♪ ミクラミヤマは2産地を交互に飼育していきます^^)
国産のミヤマクワガタは種類が少ない^^)
ミヤマ イズミヤマ アマミミヤマ ミクラミヤマの4種で
全ての種類が離島に生息しています。
この中で2種が生息している島は神津島のみ。
もちろん採集禁止ですから、ワイルドの入荷はありません。
ミクラミヤマは2産地(神津島・御蔵島)
アマミミヤマは奄美大島のみ生息していますね♪
今回はこの2種を除いたイズミヤマとミヤマのお話です。
イズミヤマはその名の通り伊豆諸島のみに生息する亜種で
伊豆大島 利島 新島 三宅島 神津島 三宅島に生息しています。
諸島全部にいるわけではないのですね^^)あと島によって
発生ピークが違うのも困りものです。。生息数もそんなに多いとは
言い難いので、ある意味流通が稀なのも納得できます。
比較的数が多いとされる伊豆大島でさえ、♂と♀の出てくる時期が
異なる印象があるので、より拍車がかかります。。
対するミヤマの離島産地なのですが、北は北海道 南は鹿児島県まで
生息していますが、島によって個体数にバラツキがあるようです。
昨年 奥尻島のワイルドが出品されて色めき立ちましたが^^)
(残念ながら落札できず。。。)礼文島含め滅多に出ない産地では
ありますので惜しいことをしました。ノコもそうですが、一時
地元採集者の方が出品されていた時期があり、重宝したと友人の
離島コレクターが仰っていましたが、最近ではあまり見かけません。。
この状況がいい方向に向かっていったら出品してくださるかもしれませんね?
さて ミヤマの離島産地ですが、大型が望める産地も存在いたします。
ビークワ47号の巻頭プレートでは佐渡島産で78ミリというバケモノが
載っています!離島の個体は小さいのでは?という懸念を覆す個体です。
佐渡島は個体数もそこそこのようです。ミヤマも島によって個体数の
多い少ないはあります。ボクが知っているかぎりでは淡路島 宮島
隠岐諸島 甑諸島 黒島は数が少ないと認識しています。
ミヤマというとサイズや冠幅 歯形の違いなどに目が行きますが
サイズこそ本州・九州・北海道より見劣るけど、同サイズで比較した場合
細かな違いが見れて楽しいと思っています。島によってはそのサイズは
大きいほうという個体は、しっかり型が主張しているんですね^^)
歯形然り 冠幅然りですし、脚のイエローバンドが顕著に出る個体も
存在しますので魅力は満載です^^)なかなか入手が難しい離島産地のミヤマ
コレクションの一つに加えてみてはいかがですか?^^)
多いのですが、これにはワケがあります。
カッコの良い♂個体は売れてしまって手許にないのが
ほとんどで、自分用はよくて画像のような個体が多いのです^^)
サイズはともかく、型を継続したい個体は残すこともありますが
ノコの場合 飼育の仕方でかなり変わるので、ラベル重視な部分が
かなりウェイトを占めます。
ちなみにですが、本土ノコは産地でサイズや型の出方に違いが出ます。
大型産地と呼ばれる産地でも飼育に癖が出やすい産地は存在します。
逆に野外ではあまり大きな個体が得られない産地でも飼育すると
大きな個体を拝むことができることもあります。
そんなところもノコ飼育の魅力の一つです♡
亜種別で見ても同じようなことが体感できることは、ノコ飼育の
醍醐味で、他産地(亜種)なら大歯になるようなサイズでも中歯で
羽化する亜種もいるので面白いことに変わりはありません^^)
トカラオレンジプロジェクトでは今回、画像の個体を種親として
使用します。実はこんなに大きな個体を種親にすることは珍しいのです。
理由としては発色を優先していたこと(遺伝しないと思っていても
綺麗な色の個体で掛けたいと思う気持ちは一緒です♪)もありますが
♀との活動時期が小さな♂のほうが状況的によかったりもしますので
採卵を優先する場合が多いのです。
今年は本土系亜種3種を久しぶりに同年でブリードします。
これから採卵ですから上手くいくか分かりませんが、幼虫の生育速度の
違いなど、ここで書けるといいなと思っています♪