クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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発酵マット。
一次発酵 二次発酵 微粒子 無添加・添加 生オガ・・・
いろいろ名称はありますが、何が一番いいの?
と、よく聞かれます。。。
そのとき必ずと言っていいほどの答えは
『自分が使い慣れたマット❤』と、答えています。

で、今日は銘柄や種類のことではなく、単純に飼育を楽しむという
上でマットを使った飼育の楽しみ方、醍醐味などを
書いてみたいと思います。

まず、マット飼育で大きくしたいという方。一般的に
ノコやドルクス系はどぉしても菌糸に軍配が上がるので
飼育レコード狙いというより、そこそこ見栄えのする大きさで
カッコイイ個体♪ これは狙うと楽しいですよ^^)



もちろん温度のかけ方や交換タイミングなんかも大きく影響を
及ぼしますが、最初からじっくりと時間をかけてしっかり飼育して
あげると思いもよらない大きくてカッコイイ個体が孵ってきます。
オオクワやコクワなどは途中まで菌糸で最後をマットというのも
いいと思います。ノコやヒラタではポピュラーな飼育方法です。



全編マットでしかも大きくかっこよくでしたら
ネブトは楽しい・・・・うーん。。あまり触らないほうが
好結果だったりしますけどね^^)ネブトはどちらかというと
いろいろな趣味をお持ちだったりする方やクワ飼育に時間が
取れない方、いろいろ飼育している方向きかもしれない。
産卵セット⇒多頭飼育⇒個別飼育ぐらいで羽化してきますからね^^)
特大を狙う場合はその限りではありませんが、そこそこの手の入れ方で
大きく羽化してきます♪



一部菌糸でも(カワラの朽ちたやつ)でも飼育できるとされる
ミヤマクワガタ。けっこう楽しんでいて
マットのブレンドや詰め方を試行錯誤しているときが
一番楽しかったりします。ここのところ嵌っているのが
黒土をどのタイミングでなくしていくか?とか、
成長曲線がどこでグワっと上がっていくか?を見つけて
他の個体で、自分の観察したことを実践してみたりするのに
時間を費やしています。
外産と国産と半々だったのが徐々に国産の
比率が高くなっています。



同じミヤマでも明らかに食性が違うミクラミヤマ。
マットのブレンドに頭を悩ませたり、産卵セットをあれこれ考えたり
する時間がとても好きで、4月に入ったらペアリングを
考えています。ちなみにアマミミヤマのほうがミヤマに食性は
近いです。



ミヤマと同じように楽しめるのがマルバネ。
マルバネ ミヤマ ネブトは市販の同銘柄2種のマットで
飼育できるから、この3種は同時に飼育できます。
ここでネブトは長くても約一年、ミヤマは個体によって
一年~二年、マルバネは二年と二年を一スパンで考えられれば
かなり楽しめると思いますよ♪

マルバネは赤枯れが必要とかもありますが、幼虫の食べカスマットを
うまく流用できれば、そんなに赤枯れに依存する必要はありません。
ミヤマの黒土を減らしていくようにマルバネは赤枯れの比率を
少なくしていくような工夫を考えています。

マットはそれこそずーっと使い続けていると、だんだんと良しあしが
分かってきます。バッチシ決まったマットに入れて何か月かあとに
デッカイ幼虫とご対面したときはもう^^)楽しくて
仕方ありません♪




ヒラタの飼育は簡単で・・・
と、よく書かれていますが、確かに簡単ではあります。
でもズボラに飼育できるかと言われるとちょっと違います^^)
今回はヒラタに特別思い入れがある方以外の方に
お送りいたします。



注意点1:羽化後最低でも4ヶ月経過したほうが
     成功率は上がります。個体を管理している
     環境でも変わりますが、ボクのところでは
     羽化後翌年のほうが産みがいいです。

注意点2:これはどのクワガタでもそうですが
     充分に成熟させること。これ、すごく大事です♪



注意点3:ペアリング時の♀殺しは充分に成熟していないか
     環境の変化によるところが大きいです。
     意外と仲がいいですよ。ただ交尾が済んだら
     早めに分けたほうがいいです。♀が産卵場所を探すために
     ケース内を動き回ったりは♂の逆鱗に触れるようです。



注意点4:産卵セットの温度は暑すぎても寒すぎても
     ダメだったりしますね^^)国産の場合
     活動時期が早いので、それに合わせて産卵させたほうが
     好都合だったりします。暑すぎると産まないことも
     あるし、寒すぎると産卵セットの中で越冬モードに
     入ってしまいます。外産の場合はこの限りではありませんが
     生息地の温度は調べておいたほうがいいかもしれませんね♪

注意点5:ノコ ミヤマ ネブト マルバネのように爆産には
     なりません。20も採れたら成功だと思っていいと思います。
     ♀は産卵セットから取り出しても生存している個体のほうが
     多いです。産む数は減りますが産まないわけではありません。



と、羅列はしましたが細かい配慮は他のクワガタと
同様で大事に飼育すれば、ヒラタならではの
いぶし銀で渋い個体に出会えます。


これ、敢えてやろうとしたわけではないのですが・・・
島ごとに各種を明記するのも面白いと
思いまして^^)
あっ!ボクの場合はマニアックな種類まで
手が回りませんのでね^^)
いわゆる普通種とか人気種と呼ばれている種類だけです。

中之島 ノコ ネブト
西表島 ノコ ヒラタ ネブト マルバネ コクワ
小値賀島 ノコ ネブト 
伯方島 ノコ ヒラタ ミヤマ オオクワ
中甑島 ミヤマ ノコ ヒラタ
伊豆大島 ノコ ネブト ヒラタ
種子島 ノコ ネブト ヒラタ
屋久島 ノコ ネブト
黒島 ノコ ミヤマ
利島 コクワ ミヤマ
壱岐島 ノコ ヒラタ
神津島 ノコ ヒラタ ネブト ミクラミヤマ 
八丈島 ノコ ネブト コクワ
与那国島 ヒラタ ネブト
奄美大島 ノコ ヒラタ ネブト アマミシカ アマミミヤマ
与路島 ネブト ノコ スジブト
石垣島 ネブト マルバネ
諏訪之瀬島 ノコ ネブト
思いつくまま2種以上いる島を並べてみました。
亜種もいますが種名で明記しています。



まだいるかもしれませんが記憶にあるのはこれくらいです。
意外なのは神津島で、ここにイズミヤマを加えれば
かなり・・・と言いますか?趣味として
いい感じに集まっていますね^^)

 

ここでお気づきかもしれませんが、沖縄本島とその周辺離島は
持っていないのですね^^)
このような収集の仕方は標本の方々のほうが多いと思いますが
飼育でもなかなか楽しめたりします。

マルバネがいる島で、マルバネを含めた収集ができるのは
現在では西表島のみです。


ただ、これは種類を突き詰めた故の集まり方で
意識して飼育・収集するとちょっと大変かもしれませんね。
5種類ぐらいの飼育で温度管理に幅があるので
局地的(ワインセラーなど)に冷やしたり温めたりは
できないことはないけど、一部屋の中で温度差を見つけたほうが
気持ち楽かもしれませんね^^)



いろいろと国産の産地を探した結果ですので
どうか四方山話でお願いいたします。
















先ほどまで昨年羽化のノコをメンテしていました。
キッチンペーパーを取り替えて、個体の状態を見て・・・
などなどです。



今期のノコ飼育予定は、

トカラノコ(中之島 臥蛇島)
アマミノコ(キヤンマ山 加計呂麻島 笠利町)
クチノエラブノコ(口永良部島)
ミシマイオウノコ(硫黄島)
本土ノコ(隠岐の島 壱岐・大島 長島 飛島
奥尻島 小値賀島 睦月島 伯方島)
ミヤケノコ(神津島 式根島 三宅島)
なーんか抜けている気もしますがこんな感じです。



それで今年羽化予定ですが・・・

斜里郡ウトロ 小清水町 伯方島 城ケ島
中之島 悪石島 諏訪之瀬島 姫路
そのくらいだったと思います。
ノコギリクワガタで圧巻は中之島産で
トカラオレンジプロジェクトとして今回は
大型を狙っています。かなり幼虫でも
販売させていただいたのですが、それでもまだまだいます♪
そのほとんどが菌糸に入っているのですが
試験的に小ケース5頭入れというのをやっていまして
(投入幼虫はかなり大きいのを入れました。)
そろそろ単頭に切り替える予定です。



若干ですが、外産ノコも飼育します。
ラフェルトノコ トラグルスノコ ゲルツルードノコ
ただ、トラグルスとゲルツは決定(ゲルツは産卵セット済み)
ですがラフェルトは迷っています。

なんでかんででノコは国産に戻っていますね^^)
と言いますか飼育自体が国産が主体となっています♪




ちょっと小耳に挟んだのですが
神奈川ラベルのミヤマって探している方
多いのですか?
丹沢 宮ケ瀬・・・かつては74OVERも採れていたと、
聞きます。今ではそんなバケモノ個体が採れるのは
ラッキー中のラッキーかもしれませんが
かつてボクも68は採ったことがあります。

(画像は宮崎産です。)

実は北鎌倉産というのがいまして
(まだ幼虫です。)全然クワガタに興味ない方から
♀をいただき(マンションの壁に付いていたそうです。)
始めはノコの♀だけどいる?的な会話でもらってきたら
ミヤマの♀だということで、ちょうど中甑島のミヤマを
産卵セットに入れようという時期と重なって
セットを組んで産卵させた・・・という^^)

確かに鎌倉山でミヤマが採れるということは
聞いたことがあったので、いても不思議ではなかったのですが
言われてみればそんなに数が採れないかもしれませんね^^)



まぁ神奈川ラベルが珍しいかはともかくとして
産地によってはノコが少ない ヒラタが少ないは
ありますから、ミヤマが少ないは当然あるワケです。
もし、ご自分で採集されてブリードして大型が孵ったら
それはそれで嬉しいと思います♪



material by:=ポカポカ色=