クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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アマミマルバネが羽化して少し経ちました♪
たしか7月のクワタでお披露目しているので、約1ヶ月強
いることになります。ゼリーも爆食し出しているので
ちょっとだけ同居させてみました♪



1頭の♀はフセツが取れだしているので、難しいと判断して
一番最後に羽化してきた♀と小さいほうの♂を同居させてみました。
小さい♂のほうが後から羽化してきたんですね^^)



♂はやる気まんまんなのですが、♀がイヤイヤしています。。
もう少し時間が必要そうです。。マルバネは双方がその気なら
ハンドペアリングも可能なぐらい さっさとコトを済ませます。
まだ♀がその状態でないようなので、スプーンをあいだに挟んで
別離させました。もうちょっとしたら再度チャレンジしてみようと
思います。



コチラはヤエヤママルバネ(石垣島・野底産)
ノコで云う処の中大歯ってトコでしょうか^^)
石垣島産の新成虫は実に6年ぶりぐらいです。



逆側からのビュー♡ これが見たくて飼育しているようなものです(^^♪
石垣島産は全頭 1400で飼育したので、この個体が見れて大満足です。



石垣島産別個体。現在2♂1♀ 自力ハッチしています。
コチラの個体は若干翅が開いています。



少し翅にキズと云うか?シワまでもいかない傷があります。
この子のほうが幼虫体重は重かったのに、歯形は小歯。。
何がどう作用するのか皆目見当が付きません。。



マルバネは今年 順調にいけば西表島産のヤエマルも羽化してくるハズ(^^♪
一時は撤退も考えましたが、やはり継続いたします♡






最近 当ブログにほとんど登場はしていませんが
飼育はしています^^)ミクラミヤマ(神津島産)♪
♂が2頭 羽化していたのでご紹介です♡



1頭は取り出すのが早かったです。。
まだ腹が納まりきっていませんでした。



この子は大丈夫です。しかし・・・小さく羽化してくれました^^)



ミクラミヤマは伊豆諸島は御蔵島と神津島のみに
生息するクワガタで、現在は両島とも採集禁止です。



コチラが腹が納まっていなかった個体。
どちらも遜色なく小さいです(^^♪
ミクラミヤマは温度が高いと動きだしてしまうので
画像を撮った後、ワインセラーに入ってもらいます。
♀が羽化するのか?もしくは調達できるかで、来年ブリードするか
決めようと思っています。そのためにもワインセラーに入れて
しっかり寝てもらいます。



これは撮ったときの光の加減でこぉ映っています。
ミクラミヤマはヤフオクに出せないので、♀の調達は友人知人に
当たるしかないのですね。。ショップ様で単品販売はあまり見かけません。。



飼育に関しては、個体をしっかり休眠させてからです。
活動開始の合図は判り易いので、交尾云々はそんなに難しくは
ありません^^)産卵セットは一工夫必要ですが、当たれば30~
産んでくれますし、ボクは2年かかってしまいますが、だいたい1年で羽化して
くれるみたいです。サイズ差も1年と2年で大差ないようです。
あと特筆すべきは幼虫の飼育温度で、そーんなに低くする必要はないんですね♪
容器サイズも500ぐらいで大丈夫ですし、交換回数もそんなに多くありません。
なので産ませることができれば、累代は比較的 肩の力を抜いて楽しめると
思います^^)


国産ミヤマの羽化が始まっています。



画像と同じくらいのサイズが2頭。小型が1頭。
どちらも2年1化の個体となります。
形状的には満足なんですが、サイズがね・・・
どうしても大台に乗ってくれません。。



あと耳状突起の幅が狭いです。。アゴの伸びは
申し分ありませんが・・・^^)
やっぱり途中 放置気味にしたのがよろしくなかったのかなぁ。。。



マルバネなどもそうなんですが、マットの劣化等々があまり見られない場合
ある程度放置状態のほうが結果がいい時もあるので、この辺りは迷うトコロ
ではありますが、ミヤマに関しては少しノコ寄りの飼育のほうがいいのかも
しれませんね。。



国産ミヤマの飼育はどちらかと云うとイズミヤマや離島産に傾倒気味です。
宮崎県や北海道といった大型個体が採集される産地の飼育は縮小傾向です。
ただなぁ、、もう少し大型個体を羽化させてみたいです^^)
ボクの場合 飼育種を国産と外産に分ける傾向がありますが、ことミヤマに
関しては一括りに考えています。飼育環境やマット銘柄が他の種類と比べて
同様に飼育できることがその理由なんですが、(種類ごと細かくは見ています。)
少々見直しが必要なのかもしれません。。


明日から仕事ですのでね^^)今日のうちに目一杯
書いておこうと思います。そもそもなぜ離島のクワガタに惹かれたのか?
なのですが、これはもうトカラノコなんですね^^)



長男が幼稚園に入るか入らないかぐらいからクワガタに興味を
持ち出し、ニジイロクワガタの存在を知り(☚目から鱗でした。。)、
近くの山で採れたノコやコクワ・カブトムシをブリードしながら
いろいろな外産に手を染めていく訳なんですが、その中で綺麗な色の
ノコギリクワガタに出会う訳なんです。しかし形状がイマイチ好みでは
なかったと云うか?それまでの刷り込みが強かったのか?
ノコってこぉぢゃないよなーと、思っていた矢先に登場したのが
トカラノコでした。形状はよく見る国産のソレ 色は外産に負けず劣らずの
派手さを併せ持ったノコギリクワガタでした(^^♪



トカラノコから派生して、いろいろな亜種に目を向け始めます。
このとき近隣に国産離島産地に強いショップがあったのも大きかったです。
ここからラベルや標本との関連などを知らず知らずに学んでいくようになります。
原名亜種のレア産地モノに目を向け始めるのもこの頃から^^)
このショップ様から馬渡(まだら)島産のノコを入手したのは今でも記憶に
残っています。



それから離島のヒラタやアマミシカに着手し出して、国産クワ沼の
奥深いところまで潜ろうとしていたところに国産離島クワマニアの方と
知り合います。きっかけは伊豆大島産のヒラタクワガタ。先ほどの離島
ミヤマもレアですが、伊豆諸島で最もレアなのはヒラタです。(☚断言します♪)
飼育個体からの累代ですが、そのヒラタをきっかけにその方と友人になり、
そこから沼の奥底へと沈んでいきます(^^♪



とにかくその方の情報収集力がハンパないので、ボクも知識を急激に蓄えて
いきます。最近は忘れることも多いのですが、そのときの吸収力は自分でも
褒めたいくらい^^)ここでネブトと出会い、飼育の方向も大きく変わって
いきます。



その友人はあくまでも標本主体。飼育もしていましたがあくまでも
標本でした。そうなってくると次はマルバネです。その頃はまだ
オキマルに規制がかかる直前ぐらいだと記憶しています。ただマルバネは
ネブト飼育を応用できるので、思っていたより難儀しませんでした。



この頃になるとムシベヤは国産離島産地モノのみの状態になります。
ノコ ヒラタ コクワ ネブト マルバネ・・・
ボクはオオクワに触手が動かなかったけど、一時期産地別に集めたことが
あります。鹿児島産や伯方島産 対馬産などレア産地のオンパレードでした^^)
ただ、大型や血統にはいかなかったんです。たぶん離島産地でなかったのが
その理由かもしれません^^)



ミヤマに傾倒するのはけっこう後半です。エッセンス的に飼育はしていましたが
主体ではありませんでした。温度管理の壁が厚かったんです。。
事実 ミヤマを飼育の主軸にしてから産卵しなかったり遅れたり、幼虫期間が
異様に長くなったりという事柄に悩まされたこともあります。



ミヤマ飼育を主軸に置く前後ぐらいから外産の飼育も再開して、
紆余曲折した時期もありましたが、ここの処 他種と国産のバランスが
上手く取れていると自画自賛するようになりました^^)産地も厳選するように
なってきたのはこの頃からです。ボクは伊豆諸島のクワガタが好きだし、伊豆大島に
採集にも行きますが、これは友人によるところが大きい♡何故か彼はミヤマの♀に
惚れられているらしく、引きが強いです^^)
普通種から激レア個体まで♪ ありとあらゆる種類が好きです。



国産離島産地の魅力は?と、聞かれると今ではいるのが
アタリマエになっているので、何から書いていいか分からなくなるほど
ですが、まずノコは意外と生息数が多かったりする産地があります。
伊豆大島もそうですが、黒島 壱岐島などもノコの数は多いです。
逆にドルクス系(コクワ スジ ヒラタ)の数は少ないので(☚多い産地もあります。)
コレクションするにはいいかもしれませんね^^)コクワなどは
省スペースで済むという利点もあります^^)



産地でコンプリートしたいとか亜種で揃えたいなど、コレクションの
方法は色々あると思います。もちろん好みで集めていくのが一番ですが
トカラノコやイズミヤマは産地が5産地ですし、ヒラタやネブトも亜種で
揃えることは可能です。マルバネは規制が厳しいので、事前に調べておくと
いいと思います。ただ、臥蛇島産のコクワ・ネブトは、ほぼ流通していないと
思っていいかもしれません。。どちらにしても嵌るとなかなか抜け出せない
国産離島産地のクワガタたち♡ 抜け出せない自分を楽しんでいる趣が
あることを指摘されて、喜んでいる自分をなんだかなーと、思ったりしています(^^♪





国産の所謂 ミヤマクワガタは2亜種で構成されていて、
(ミクラミヤマとアマミミヤマは別種のミヤマです。)
ミヤマとイズミヤマに分類されます。北海道 本州 四国 九州に
生息するミヤマと同種とされている離島のミヤマワイルドがウチにいるので
イズミヤマの飼育個体と比較してみようと思います。



左 中甑島産ミヤマ 右 イズミヤマ利島産です。
サイズが顕著に違わないので比較しやすいかもしれません^^)



そんなに違わないんぢゃ?とも取れますが、右のイズミヤマは
上翅腹部付近のカーヴが一度外側に向いてからお尻に向けて
カーヴしていきます。それ故少々丸っこい印象を与えます。
あと耳状突起の発達の仕方が中甑島産のほうが発達しています。
サイズ的には中甑島産のほうが大きいけど、イズミヤマは中甑島産の
個体と同サイズでも画像と同じような出っ張りになる個体が多いです。



コチラ側からのほうが上翅の形状違いが判り易いです。
中甑島産のほうがスッキリ映ります。アゴの内歯の発達具合は
イズミヤマのほうが発達しているように感じますが、大型個体でも
このままサイズアップするようなイメージです。対して中甑島産は
大型になってくると本州その他の産地と同様の形状になってきます。
※イズミヤマはフジ型しかでないことを記述しておきます。
あと前脚がね、イズミヤマは他の脚とのバランスから長いように感じますが
これについては特徴の記載がないので、個体差なのかもしれません。



裏から見たトコロ。どちらの個体も前脚は長いけど中甑島産は
中脚もそれなりなんですね^^)対してイズミヤマは前脚のみ突出して
長いような気がするのはボクだけでしょうか?これは個体数を見て見ないこと
には何とも言えません。ミヤマの特徴の一つでもある脚のイエローバンドですが
(黒島産のイエローバンドは有名です。)、タイセツもそうですがケイセツまで
及ぶ個体がいるのは島モノミヤマによく見られる傾向です。
イズミヤマもご多分に漏れず、イエローバンドがケイセツにまで及ぶ個体を
見ることができます。



今回 この2個体を見比べて意外に思ったのは前胸側淵のラインが
違うことです。中甑島産は頭部から上翅にかけて末広がりになっていくのに
対して、イズミヤマは丸っこいカーヴを描きます。これも個体差なのか?は
数を見る必要があります。



中甑島産ミヤマはボクの知る限りでは2016年が初記載と記憶しています。
それ以降 標本を見かけているので、数回の入荷はあったのかもしれませんが
活きた状態で野外品が入荷するのは、随分久しぶりだと認識しています。
飼育ですとね^^)70台を見たことがあります。耳状突起が横に張り出さないので
少々 華奢な印象もありましたが迫力満点でした(^^♪ 因みにイズミヤマは
そこまで大きくなりません。(☚飼育レコード未確認です。)



イズミヤマは伊豆諸島(大島 利島 新島 神津島 三宅島)に分布しています。
伊豆大島から最大個体が得られていますね^^)利島 新島は60以上は採れて
いないようです。飼育ではどちらの島でも60以上は出てきます。
自己採集ですと伊豆大島で野外個体を見ていますが、50ちょっと超えた
個体を採集できるとその時は終始その話題になっていたりします。
今年の8月上旬に友人が利島に渡り、やはり50以上の個体を採集しています。
ウチにいるイズミヤマは大島 利島 新島の3島で、実はコンプリートを
狙っていますが、神津島産はほぼ手に入らない(☚採集禁止です。)のと
伊豆諸島も採集の規制が強まっていますからね。。今持っている個体を
大事に累代するのが先決かと思われます。



どちらにしても希少な国産ミヤマであることは変わりないので
入手できただけ御の字なのかもしれませんね^^)
最後に国産クワガタに精通されている先輩と話していたのですが、島に特化した
産地と北海道・本州・九州産に酷似した個体が得られる産地があるよね?と
盛り上がったことがあることをお伝えしておきます(^^♪


material by:=ポカポカ色=